紙の本
人生の後半
2022/08/02 11:41
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生の後半の生き方が、わかりやすくてよかったです。孤独を避けることなく、新しい考え方に触れることができそうです。
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20190501 孤独というタイトルに反応してしまう。孤高を目指すという事だと思うが一人で人生を楽しめれば大丈夫と今は理解しておこうと思う。五木さんのようにあちこち旅をしたり発表したりする機会は意識しないと持てないと思うが気の持ちようとしてこれから50年を考えてみようと思う。
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30万部の大ベストセラーとなった『孤独のすすめ』待望の続編! あらためて「孤独」の豊かさと愉しみについて思索した一冊。
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自分の現状や将来のことを考えた時に孤独だなと感じることが多々ある。
だけど、それを不安に思うだけじゃなく前向きにとらえて日常に喜びを見出だすことがとても大事だと。少しずつ偏屈にもなってくるだろうけど身も心もしなやかでありたいものです。
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人によって動く。時代によっても動く。状況によっても動く。けれども、動くものだという「真理」は変わらないのです。
続けて読みました。人生後半に差し掛かった私としては、孤独との付き合い方を考えるきっかけになりました。
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孤独に怯えることはない ⁉️豊かさを愉しめばいい
「人は本来孤独を恐れるべきものだろうか。あるいは、孤独はただ避けるほうがいい のか。 私は孤独の中にも、何か見いだすべきものがあるのではないかと思うのです。(中略) 孤独の持っている可能性というものをいま、私たちは冷静に見つめ直すときにさしかかっているようにも感じるのです。」(本文より)
30万部のベストセラー『孤独のすすめ』、待望の続編!
世に流布する「孤独論」を退け、真の「孤独論」がここに完成!
第一章 孤独に怯える人びと 第二章 「和して同ぜず」という思想
第三章 生物としての孤独とは 第四章 老いるヒントについて
第五章 孤独を愉しむ 終 章 孤独は永遠の荒野ではない 【対談】 × 下重暁子 歳をとるにつれてひとりの時間が味わい深くなる
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➖本書のポイント➖
❶ 「孤立」と「孤独」は違う
❷ 「既読スルー」に傷つく若者達
❸ 反・断捨離のすすめ
➖メモとアクションプラン➖
★孤独と自由は手を取り合って
❶「孤立」と「孤独」は違う
→孤独は、大勢の人々と共にある時こそ、はっきりと感じられる感覚である。他人と違う自分、たった1人の自分、それをはっきりと見定めるのは多くの人と触れ合う時である。
→他人と違う自分、自分1人の感覚、そこに「孤独」の根というか、よりどころがあるのではないだろうか。テレビを見ていても、新聞を読んでいても、ラジオを聴いていても、ふと、「何かが違う」と感じる時がある。その「何かが違う」と言う感覚こそが、真の「孤独」への出発点である。
❷「既読スルー」に傷つく若者達
・実はみんなが密かに、人と人との「つながり」を求めているのかもしれない。それは一刻の空白も許されない「不安」である。電車の中の光景を見れば一目瞭然である。
・背景にあるのは、孤独であると言うことに対する不安と恐れのようなものではないかと思う。
・また、孤独であると言う事は、みすぼらしいことであり、情けないことであり、歯医者の生き方なのだと言うような先入観もあるような気がする。それが、私たちの心の中に刷り込まれている。
・そして、それがクラスや会社の中で孤立する事はいじめと同義となってしまうかもしれない。
【著者が最も言いたいこと】
★孤独であるとか、孤独が大事だとか、と言う単純な話ではない。つまり、孤独の持っている恐ろしさや、孤立感や、そういうものから目を背けるわけにはいかない。安直な絆だけを求めてはダメだと言うことである。世間の絆と言うものを大事にしながら、同時にその中で、1人で生きていくことの意味を取るべきだと思う。
❸反・断捨離のすすめ
・思い出は無尽蔵の宝箱である
→ものは回想の憑代になる
→物を捨てる事は、時として記憶を捨てることにもつながるから。
【下重暁子氏との対談から】
★結局、孤独と言うのは、自らを慈しむこと。
★孤独は恐れたり、嫌ったりするものではなく、その中に大きな可能性があり、豊かさがあるのだと、意識を変えていくこと。
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前著に続いて読了。
若くして直木賞を受賞し売れっ子作家として、また幅広いジャンルで長く活躍し、時代の証言者とも言える著者が老いた今、どんなことを語るのか大いに興味があったが、五木氏はこの二部作でも誠実正直に語ってくれている。いまいちピンとこない話もいくつかあるが、概ね得心できる。氏のおおらかさ明るさに救われる部分もある。
「自分が孤独であることを自分なりにちゃんと確認ししかもその孤独に耐える力を大事にしていくということが今の私たちにとって一番大切なことかもしれません。...甘えた気持ちだけで自然発生的な人間の絆と言うか連帯のようなものを安易に求めてはだめだと思うのです」
「孤独とは大勢の中にいながらも「和して同ぜず」ということ。皆とともにいながら自分を失わないことなのではないでしょうか」
「今改めて人生の残りの尻尾のようにくっついている林住期から遊行期という時期を人生の大事なひとつの時代として再生させる必要があるのではないかと考えるようになりました。その時に否応なしに局面するのはやはり孤独という問題なのです」
「去っていった人たちに対していなくなったという感覚はあまりありません。いつでも彼らを呼び出せるしいつでもその言葉遣いとか表情とか身振り手振りまで鮮明に覚えているのです」
「組織に属してはいても最終的には一人だというふうに覚悟しておいた方がいい。この組織から離れた時の自分はどうなんだろうという問いかけを常に自分にしておくことも大事なような気がします」
「生まれる時も一人死ぬ時も一人そう考えると他人も一人だという想像力も湧く。結局人間はめいめいが違うということ。だからこそ人への思いやりや尊重する気持ちが生まれるのではないでしょうか。自分も人も同じだと思うとかえって異なる人に対していじめや差別が起きてしまうのです」