紙の本
人間というものに対しての考え
2019/10/20 21:28
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間という実体は、過去から幾多と歴史を刻んできてはいても、然程変化してきていない中で、著者の言わんとする様な様々な内容が身に沁みました。
平易に書かれており、非常に読み易いので、一気に読了出来ます。
紙の本
朝ドラの
2022/10/21 07:12
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「純と愛」の中で、人の心が読める能力が身について、あまりにもドロドロした本音ばかり聞いて下を向いてしか歩けなくなった…という話が出てきた。一方「チェリまほ」で親しまれている漫画・ドラマ・映画では、やはりドロドロした声を聞いてウンザリにもなるが、好意を持っている人の声を聞いて自分も変わっていく。
結局は、本心もその時によって違うし、良い事も悪い事も、口に出される言葉と同じ割合なのかもしれない。
紙の本
わかりやすい
2019/07/07 09:11
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間のこころの問題について、わかりやすく解説されていて、よかったです。著者の博識ぶりには、たいへん驚きました。
紙の本
努力する意欲が湧く本
2020/02/06 19:10
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
運・不運さえ努力である程度決まってる、最終的に能力の差を決めるのは情熱、気力、努力の差だと力強く書いてあり、凡人には元気が出る本だった。あとは、自発的に仕事をすれば疲れないという指摘に目から鱗。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の心理について、客観的に書かれているので、読みやすい文章で、理解しやすかったです。人間っておもしろい。
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人間の本性を切り口に書かれた、丹羽宇一郎氏
の著作では異色の一冊。良かったです。
人間の獣の本能から目を背けず、いかに理性との
バランスをとるか?
わかっていても出来ない葛藤我々にありますが
常に絶妙のバランス感覚で、王道を歩んできた
丹羽氏の凄さを痛感します。
随所に独特の処世訓も散りばめられており
学びの多い一冊です。
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膨大な読書量を誇る著者だけに、どんな文献を引き合いに持論を展開するのか期待感を持って読んだが、その因果関係にはあまり触れず、真っ当な意見に纏められている。半端でない努力の哲学が垣間見える。最後に語られた、'不都合な真実'から逃げるのでなく、'知る不幸'を受け入れるという言葉は、いまの世の中にとって含蓄がある。
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人間とは何者なのかを語った本。経験談なので仕方がないが、仕事と心の流儀の内容とかなり被っている。
幸せとは何か、人間の本質とは何かをわかりやすい事例を使って説明しており非常にわかりやすい。血尿が出るまで仕事をするのコメントだけは反対だが、残りの考え方は今後の自分の人生の幅が広がるので、出来る部分から実践していきたい。
社長になってもリムジンを拒否して電車で通う、車はカローラなどの一般庶民と同じ生活を心がけた所が共感出来る。
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【血の小便は出しませんが…】
1.怒り
「何らかの不正義を見て怒ったり、理不尽な目に遭って怒るのは、人として当然」
周りに当たり散らしたり、自分勝手な理由で感情的になるのではなく、正しい理由での怒りはエナジーに変えられる必要なものなのか、今の私のテーマ。
2、期待の心理
期待は他人に対する「依存」であり、大きくなるほど不満が膨らむ。生きづらさの原因の一つは「期待」である。ほどほどにするのが良い。
3、柔軟さ
こだわり、信念、プライドは柔軟さを欠く。それらを口にしたがる人は疑ってみる方が良いかも。柔軟性がありませんと宣言しているようなものだから。
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著者の経験に基づく人生訓の束。平易な表現、親しみの持てる語り口で読みやすい。動物の血と理性の血という説明は面白い。自慢話が沢山出てくるが、嫌味はなく素直に読める。
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気持ちのいい生き方/自分は本当にベストを尽くしているだろうかということを、絶えず自問する/的外れな努力は意味がない/小さな達成感を積み重ねることが、モチベーションを持続させるコツ/自発的に仕事をすると疲れない/時間は必ず恩恵を与えてくれる/自己評価は実際よりかなり甘くなる/「清く、正しく、美しく」
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そんなに大それたことは書かれていない。
コンピュータやAIは目まぐるしく進化しているが、それらをコントロールする人間ははたして進化しているといえるだろうか。年を重ねても人を妬んだり恨んだりと自己中心的な他人を見て落胆しつつ、同様に成長していない自分に愕然とする―。このような人間の心のあり方は時代が変わっても普遍的なテーマであることに変わりはなく、だからこそ古今東西の哲学者が「人間とは何か」を探究し続けているのだ。この深遠な問いについて伊藤忠商事元会長、元中国大使で稀代の読書家でもある著者が、その豊富な人生経験から考察した一冊。
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伊藤忠商事の生え抜きで、バブル崩壊直後の大変な時期に社長であられた著者。
著者はちょうど私の父親と同じ歳。80歳。
社会を構成する一員として、ちゃんと理解しておくべき「人間」というものを、経験豊富な「親父」から教えられたような感触で読みました。
親父から教えてもらったことを胸に、まだまだ未熟者の自分を反省しながら、世代を担う者として、もっと頑張ろうと思いました。
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人間は死ぬまで未完成、人は悩みがあるから生きていける、最後に自分の人生を振り返って悔いが残らないように生きる、努力ができるのは人間の証等について解説。また、目先の損得にとらわれず、清く、正しく、美しくを目指す生き方をするようにと。人間はあきらめたらそこで終わり、死ぬまで好奇心を持ち続けろと、80歳を迎えた著者からのメッセージは珠玉の言葉ですね。人間ありのままに生きることは難しいが、普通の人として懸命に生きたいですね。
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本書では、丹羽氏の経験談から人間とは何か、どう生きるべきかという壮大なテーマが語られている。
皆弱さを抱え、悩みながら生きている。
自分の選択に不安を覚えて、揺らぐことも多い。
しかし、このような感情に向き合い、誠実に努力を続ければ人は強くなる。
という言葉で、自分の悩みが小さなものに思えてきた。
問題の捉え方や仕事の進め方を工夫することで、物事はいい方向に変わることがある。
環境、ましてや運のせいにするのではなく、身の程を知り、自分ができることを積み重ねていくことがいかに大切であるかを気づかせてもらった。