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アパレル業界における現状を網羅的にまとめている本。
俯瞰的に書かれている上に、既存のUNIQLOとかにFocusせず
海外の企業についても言及しているので
アパレル産業がどういう方向性になっていて
その中で日本市場がどう動いているか、わかりやすく書かれている。
結構良書だと思うので、一読の価値あり。
思っているよりも日本とGlobalとの乖離は凄い、というのが印象。
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アパレル業界は首位のインディテックスでもシェアが2%という幅広い産業であり、またローカル産業でもある。日本は今後少子高齢化や中古購入の流れに伴う単価の下落が進むことでアパレル市場の縮小が進むが、グローバルに目を向けると中国やアメリカを中心に成長産業である。アパレル産業にデジタル化がもたらすものとして、売り手と買い手の情報格差の低減やオペレーションの改善が見込まれる。ただ、単にデジタル化を推進するだけでなく、デジタルとアナログの両輪による経営、すなわちビジネスモデルが重要になる。日本ではアナログのインフラが整備されていること、アナログ世代が現状大半を占めており、デジタル化が進んでいないが、今後デジタルネイティブが大半を占めてくるようになると一層デジタル化が進むものと考えられる。その際、デジタル化を推し進めるだけでなく、日本らしさの独自性を価値としてグローバルに提供していくのが重要である。それは川下のブランドや店舗だけでなく、川上の原料や材料、川中の生産すべての領域でである。2030年にはラグジュアリーとテクノロジーファストファッションの2極化が更に進んでいると想定され、またデジタル投資を惜しまないコングロマリットがシェアを拡大していくと見込まれる。日本企業が淘汰されないよう、グローバルに日本を売り込んでいく活動を始めていくべきである。
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ファッション業界は成長産業。
今の若者層が成長した際のアパレルを考える必要性。
データ分析はあらゆる業界で使用可能。
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イギリス デジタルファストファッション ブーフー、エイソス、ミスガイデッド
CLO virtual fashion 2009 韓国 リードタイムの短縮
服作りの非効率化を解消 シタテル
スーツサプライ オランダ
2017/10 ノードストロム ローカル コンビニの2倍の面積 小売店舗でありながら在庫をもだず、服を直接占い
海外で大成功 デザイナーズブランド サカイ
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アパレル業界に身を置くものとして、情報量が豊富でとてもためになった。私自身これまで2社のアパレル関連の会社、1社の異業種メーカーで働いてきたなかで、アパレルで働く人々のビジネス感覚の薄さに疑問を感じていました。趣味の延長感覚(否定するわけではないです!)だからかと思っていたけど、確かに業界が閉鎖的なのが大きな原因のひとつだな、ととても納得。他国の成功事例で挙げられていたブランドの新しいテクノロジーを導入した取組み、ユーザーの新しい体験には単純にワクワクした。これからやるべきことは徹底的な独自性の追求と磨き込み、これに尽きるけれど体現できるブランドなんてほんの一握りだと思う。企業が減ること自体は悪いと思わないけど、文化としての日本のファッションが廃れずに世界を彩り続けられるように願うばかり。
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テーマはアパレルの今後だが、少子高齢化を迎える日本市場、デジタルネイティブ世代が中心となる今後のマーケティングでの企業の身の振り方など、色々と考えさせられる。なかなか面白かった。
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日本のアパレルの現状を俯瞰的に、広範囲に紹介している。ただ、そういった総論・概論・問題点を知るには便利だが、何というか代理店のプレゼン資料というか会議用のまとめレポートというような味気なさを感じるのが事実。薄く広い情報量は豊富だが、経済サイトや本などでかじってると新鮮な発見は少ない。
ただ、あるグラフに目が留まった。それは世界のアパレル総輸出量の比較。何と日本は韓国の1/2、決してファッション先進国のイメージがないwドイツの1/4を始め主要国間の比較でも極端に低い。しかも素材が中心で完成品に至ってはそれぞれ1/6、1/50!なのだ。これは日本のソフトパワーを考えればあまりにも少ない。これは既成大手アパレルがいかにダメかということと、伸び代としては期待していい。
これは15年ぐらい前までは全くダメと思われていた外国からの観光客が、今では成長産業になっていることにも例えられる。潜在能力あるのだ。
しかし「誰がアパレルを殺すのか」や本書その他を読んで思うのは、〇〇照会などのいわゆる老舗アパレル企業には無理だろう。あまりに旧態依然で、時代に合わせる企画力・対応力があるとはとても思えない。
ここでも紹介されているvisvimや「トウキョウBASE」などなど新しい感覚、経営センスを持った新興が、資本と結びついて展開すれば、むしろ伸びない方が変のように思えるのだが。センスとブランドは日本にはあるはずだw
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アパレル業界の現在と未来を説明した本だが、ビューティービジネス全般でヒントが得られる。また、高価格帯と低価格帯の二極化はあらゆる業界でみられる現象であり、そういう点ではすべての業界の人にとって参考になる部分があるだろう。良い本だが、ここに書いてあることも2030年といわず、2~3年後には古くなっているかもしれない。
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日本のアパレルがいかに遅れているかがよくわかる本
日本のアパレルが抱える課題は、デジタルへの適応が喫緊だが、そもそも独自性のあるブランドを構築できているのかという本質的な問題もあるということを感じた。
まずは中にいる人間が自分達が作り上げたい世界観を持つことが大事なのではと思った。
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#読書記録 #読了メモ2019 #2030年アパレルの未来 アパレル不況と言われて久しい。鳴り物入りで上陸したファストファッションが次々に撤退や倒産という厳しい現実を突きつけられている。ユニクロ柳井さんは #情報製造小売業 と自らを定義した。アパレル業界には今こそ変革が急務だと感じさせられた。アパレル業界の方々は必読の一冊であることには間違い無いが、そこからどうやって自社の改革を進められるかが最大の難関だと思う。#ツゲ読書 #柘レビュー ★★★★☆ #読書好きな人と繋がりたい #ビジネス書好きな人と繋がりたい
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<目次>
はじめに
第1章まずはアパレル不況を正しく理解する
第2章アパレル業界で進む、デジタル化がもらたす10の変化
第3章AIはアパレル産業をどう変えるか
第4章世界の最先端では何は起っているか
第5章2030年の消費市場は、どうなっているのか
第6章結局、今度の10年で、国内アパレル産業はどう変化し
巻末特別インタビュー
おわりに
P75ファッション特価SNSをライフスタイルSNSが駆逐したという
のは、現在のアパレル業界にとっては示唆深い
こうした本にありがちでである、過去の分析、現在の状況、
未来の予測、という流れになっているのだが、記述が順番に
つまらなくなっていっている。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28503916
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海外との比較、分析など参考になるが、
肝心のまとめ部分はグローバル比較や根拠からの流れが欠け、ありきたりになっているように感じた。
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下記の2つがポイントと言う。
・インバウンド特需
・越境ECの拡大(海外出店)
コロナによりインバウンドは苦しいのでは。
越境ECもシステム構築のための投資と物流がないと厳しい。
中規模アパレル企業に待つのは徹底的な縮小均衡か大規模アパレル企業への身売りか。
デジタル化が顧客にどのような提供価値を生むのか定義づけられているアパレル企業がどこまであるのか。
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本書は主にアパレル業界の未来を示しているが、その他業界にも通ずる事が書かれており、非常に興味深く読めた。
他の本で、アパレル業界は仕掛け人となるメディアがトレンドを作り出し、一定の売上を上げている事は知っていた。本書でもそれは書かれており、そこから脱却するにはどうしたら良いのか、という話。
やはり海外に通じるブランドの構築が重要で、またEC化の波に乗り切れていないからテクノロジーなどを駆使して乗っていく。生地の輸出は多いので、それを原料とする製品の拡販。などがあげられる。結局はECが鍵なのだろう。