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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「幻想」という文字に興味を持ち、この本を読むことにしました。世の中には、子どもがいる、いないなど、本当に様々な夫婦が存在しています。自分たち夫婦がどうあればよいのか、妻はどうしたいのか、考えるきっかけになりました。
電子書籍
実際に
2021/04/26 07:07
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族を取材して、書かれているので、実態がよくわかります。そうですよね……戦後、生涯結婚しない男女が増えて、又、わざと子供を作らない夫婦などなど……生き方が多様化しました。そのなかで、……。
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読了。面白かった。どの話も、最後は明るい方向が見えてたのが良かった。最後の章は、学術論文のようで読むのに苦労した。
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長期取材が珍しいので、面白く読める。が、サンプルが少なすぎやしないか。夫婦の在り方を取材しているが、いい夫婦を提言しているわけではない。
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夫婦幻想。奥田祥子先生の著書。夫婦関係に限らず友人関係や全ての人間関係は他の誰かから強制されて続けるものではない。自分が快適で心地良いなら関係を続ければ良いし、自分が不快で嫌だと思うなら関係を続けなければ良いだけ。無理して続けても自分も相手も不幸になるだけ。
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各年代の夫婦/子供がいない夫婦/子供がいる夫婦/国際的な夫婦/などなど…本当に多様な夫婦のあり方を、服装や表情など細かい部分まで行き届く筆者の観察眼を通して分析し、体系化したものだということを踏まえると、
夫婦の苦悩はもちろん、「多様性」を痛感した。
その多様性を受け止め、夫婦の苦悩や葛藤を受け止めようという筆者のマインドに、とても共感しました。
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現代の夫婦のあり方に一石を投じる良書。
自分達の親世代(高度成長期)には、「夫は仕事、妻は家庭」という分業が成立していたが、経済成長が頭打ちになった現在ではこのような分業が成り立たなくなっている。さらに時代は女性の社会進出を推し進めていため、夫婦の形も多様化してきている。
本書では、それらの代表的なパターンとして、「活躍する妻とイクメン夫」「大黒柱と内助の功(前時代の夫婦像)」「恋人夫婦(子供なし)」「羽ばたく妻と立ちすくむ夫(熟年離婚)」について、それぞれ長年の取材事例を紹介している。
そこには、それぞれのパターンにおける夫と妻の「こうあるべき」という幻想と理想の解離に苦しむ姿が赤裸々に紹介されている。
夫は家庭内や社会から孤立し、「男らしさ」の呪縛から解放されずに苦しんでおり、妻は家事と仕事の両立に苦しめられている。さらに一旦離職した女性は正規雇用ではなく非正規雇用という低賃金にも苦しめられている。
政府は盛んに働き方改革という名目だけを推進しているが、実行面は企業に押し付けているだけであり、それがそのまま現場の労働者に押し付けられてしまい、以前よりも働きづらい労働環境になっていると一人の労働者として思う。よく言われることではあるが、政府・企業ともに真の働き方改革を推進すべく、現在の労働環境の問題を直視した実効性のある対策を早急に打ち立てることを望むばかりである。
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何組もの夫婦に、長期にわたって継続インタビューをしているのが興味深い。
登場する夫婦はお互い深刻な時期を経ながらも、ほとんど離婚はしていないようだ。もっと離婚が一般化している世の中なのかと思っていたが、意外とみんな我慢しながら夫婦を続けているらしい。
それにしても、女性活躍推進が、単に女性の負担増になっている現状を、社会的にもっともっと取り上げてもいいように思う。
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力作。
たゆまぬネットワーク構築の努力で多彩な取材対象に基づいている。
紹介された夫婦は、社会的地位が高くてもかえってそれが仇となり、幸せになれない人が多い。向上心が高すぎるように感じた。もっと気楽に生きれないものか。
現代は夫婦、家族として生きにくい時代らしい。裕福になったということらしい。選択の自由は広がっている。
無理せず、生きたいように生きるということか。
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まさに「人生いろいろ」。
夢が幻想に変わった時をいかに多くの人が体験してきていることか。
まず、未婚者、早いうちに読んでおいた方がいい。
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電子版で読みましたが検索しても出てこないのでこちらに。せっかく学者先生が書かれているのでルポライターのレベルを超えた分析が読みたいです。
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夫婦の在り方様々だ、その時々の世間の風潮でかくあるべしという考え方も変わってくる。
夫婦はお互いに影響し合って、関係性が変化していく。一方がしっかりしていて、何でもテキパキこなせば、片方は少し怠惰になる傾向がでる。逆なら逆の傾向に振れる。
今放送されている、知ってるワイフと言うドラマでは、上手くいかなくなった夫婦の夫が、過去を変えて別の妻と結婚するが、前の妻が身近に現れて、夫婦だった時の妻との違いに驚き、荒れた妻の状況が自分のせいだった事に気づくと言うストーリー。
コミュニケーションが不足している事が、日本の夫婦の最大の問題なのだと思う。
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前半は、まるで女性週刊誌の記事を読んでみるようでした。長年、取材対象者の悩み相談に応じるがごとく、丁寧に取材を続けてきたことが伺えます。
構成がもう少し良ければ、週刊誌のルポ風の印象にならなかったと思います。ちょっともったいない。
『第5章「幻想」を超えて』の部分が核になっています。ここだけ読んでも良かったかもしれません。ただ、前半の週刊誌的な部分があったからこそ、幅広い読者に向けて第5章の論旨が伝わりやすかったのかな、とも思います。
5章と「あとがき」には共感します。
「伝統的な役割を保持したまま、新たな役割や複数の役割を担う女性の負担が増えている」
「多様な道を歩む女性たちにひとつの生き方モデルを求めるところに問題の根源がある」
まさにその通りだと思います。
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夫婦がすれ違う様とその原因をケーススタディとして深く関わり長い月日を追って取材された著者。
夫婦の互いの奥深い心理と、社会における夫婦の問題点をわかりやすくまとめられている内容だった。