紙の本
不信の鎖
2019/12/14 09:40
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪被害者支援はやはり個人差というか支援不要の被害者もいるのだろう。捜査一課も支援課に頼りすぎかな。すべて村野が解決とはやや情けないかな。村野の足は速く手術を願います。現在の医術ですと完治に近い状態になります。
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新しい文庫本なので、仔細は余り述べられないと思うのだが…「意外な事実」が主人公の村野達が懸命に対応しようとした中で少しずつ明らかになるという物語…
「答えは無い」という主人公達の任務…そういう「らしい」という感じが前面に出ているような本作だ…
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シリーズ第6弾。
ラストラインなどは、もう新作を読むことを諦めてしまったけど、このシリーズは少しテイストが違うので、新作が出るたびにちゃんと読んでしまう…
そして、第6弾にして後悔…
犯罪者支援課シリーズなのに、今回は犯罪が全く起きない。
2年前に起こった未解決事件の犯人が別件で逮捕され、2年前の事件の自白をする。
2年前の犯罪被害者の父親のフォローに再び入ることになった村野。その父親は反社との繋がりも噂される悪名高いハウスメーカーの社長。犯罪被害者として、自ら世間の注目を浴びてしまう大高に手を焼く村野だったが、その大高を執拗に狙う記者と、支援課内の裏の繋がりにも悩ませられる様子が延々と描かれる。
結局、自白した犯人は雇われただけ。最後まで理解不能なフリージャーナリストの大高への攻撃。そして、一番分からないのは急にトーンダウンする大高。
結局、この作品は村野が悩む姿だけが描かれ、犯罪被害者に寄り添う訳でもなく、悩む村野はあらゆる人に攻撃的な感情を持つ始末…読後が非常に悪い作品。
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お気に入りのシリーズなのだが今回はイマイチ入り込めなかった。このシリーズに限ったことではないが捜査部門でない警官が主人公の場合、結局は捜査に加わることになりなんとなく半端な立ち位置になってしまうのが残念。
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所謂警察小説から一歩置いた、犯罪被害者に焦点を当てた意欲的なこのシリーズ。
犯罪被害者とは、弱者というのが通念だが、今回はそんな通念を覆す人物が対象となる。
過去に犯罪すれすれの悪事をやってきた人物で、接するたびに怒り狂い、傲慢で、村野は神経を逆なでされる。
それでも、支援課は支援しなければいけないのか。
支援課の異端者は、「悪人が犯罪被害者になったらどうするのか。例えばマル暴の幹部の家族がひどい事件に巻き込まれた時も、面倒を見る必要があるのか」と、迫る。
守るべき価値のない人間もいると、村野は同意しながらも、
「事件に巻き込まれた瞬間、そういう人も犯罪被害者になる。うちが対応すべき対象となる」と、言い切る。
村野のこの仕事に対する決意と、犯罪被害者支援課の意義を問う今作。
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10月-15。3.5点。
被害者支援課第6弾。
ワンマン経営者の娘が、2年前に殺害される。
偶然に自供をはじめた犯人。経営者の介入が凄く、苦労する支援課。
後半でなんとなく黒幕がわかる。
次作も期待。
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支援課シリーズ第6弾。
今回の支援者は、ブラック企業と名高い会社の社長。
傲慢で気性も荒い。
2年前に娘が殺害され、今回別の事件で逮捕された犯人がその犯人だと自供したことで、また関わりを持つことになる。
しかし、いくら被害者家族でも、なかなか苦労する相手である。
担当する村野も何度も怒鳴られる始末。
しかし、この事件にはただでは済まない裏が見え隠れする。
支援課の中も荒れる…
2023.5.2
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なかなか興味深かった。支援課としてのジレンマの中で葛藤しつつ行動する主人公を上手く描いていたと思う。こういう相手に我慢強く対応するのは非常に難しいだろう。とうとう爆弾の長住が爆発してしまった。悪い意味で一花咲かせてしまったな。
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第6弾。
犯罪被害者を支援する課ではあるが、その対象者が誰でも支援するべきかどうか?がテーマのお話。
支援課在籍のお荷物とされている長住が今回のテーマには重要人物。
イマイチ盛り上がりに欠ける内容で読了に苦労した。
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ブラック企業として知られるハウスメーカー社長の娘が殺害された、二年前の事件。意外な犯人の自供で捜査が急展開するなか、怒りを爆発させる被害者の父・大崎と村野は再度向き合う。執拗に取材を続ける記者と部下の不審な接触。悪名高き男は守られるべきか?疑念が支援課の根幹を揺さぶる。
シリーズ第6作。何だかなーと思っているうちに読了。
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犯罪被害者支援課シリーズ。シリーズが進むにつれて、被害者像が複雑になっている。今回も。小説だからまぁそうもしないと話が盛り上がらないよね。被害者といってもいろいろ、というのがよくわかる。そしてマスコミ対応の難しさも。
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犯罪被害者支援課シリーズ。
犯罪被害者とその家族が、支援すべき人間なのか…迷いと疑問の中、読み進めるのだが、あまり感情移入出来ないまま読み終わってしまった。
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ストーリーはそんなハマらなかったけど、もうこのチームに愛着がわきすぎて、とにかくこのシリーズを読むのが楽しい。
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どんな場合でも犯罪被害者に寄り添う姿勢は立派だけれど、ここまで居丈高な人には誰かが分からせてあげることも必要だと思う。
長住も然り。こんな舐めた態度を許しておくべきではない。
事件そのものより登場人物の不愉快さが作品の足を引っ張っています。
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堂場瞬一は、謎解きではなく、作品世界全体で読ませる。ミステリーのベストテンには入ることはないかもしれないが、普通の本好きには何より心強い存在だ。