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紙の本
一方通行なのに、一方通行に感じさせない、やさしい心の交流がキレイ
2022/04/07 13:19
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと浅葉さんの作風は好きなんだけれど、それを抜きにしても最初から「当たり」だと感じていたら、本当にしっかりと当たりでした。
元アイドルが、ある事件をきっかけにマスク依存症になる…。そのあらすじだけ聞くと、このアイドルの子が復帰するまで、もしくはラジオで大成功するまでの成長譚だと思うけれど、この小説では数年おきに「リスナー」側が主役となった物語が登場する。
弱っていたアイドルが、声(語り)で弱っている人を助けていく。
このリスナーとアイドルが、直接繋がることはないけれど、希薄に感じない。
一方通行のようなやり取りなのに、心の交流も見える話の進み方が優しくてキレイです。
お母さんはひどかったけれど、それでも全体的に優しさに満ちた小説でした。
とてもよかったです。
電子書籍
どうかこの声が、あなたに届きますように
2020/09/06 23:07
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投稿者:夕焼け - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売から1年経って運命の出会い。
自分は学生時代にコミュニティラジオで語り手をしていました。社会人になってからは無縁の生活でしたが最近、知人の紹介でゲストとして話す機会があって、やっぱいいなぁと思っていたところなのでとても響きました。やっぱり縁って大事ですよね。
どうかこの本が、現代っ子にも届きますように。
電子書籍
いつの時代もラジオはそこにある
2020/06/22 16:13
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めはラジオを中心に章ごとに色々な人物が登場する
正直よくある話のパターンでダレるかなと思っていたが違った
最後は涙なしには読めなくなって今まで登場した人たちを思い返す
こんなに感動するとは思ってもみなかった、当たりだ
もう一度じっくり読み直したい凄くいいお気に入りの一冊になった
紙の本
明るい!
2020/05/16 20:31
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投稿者:Miale - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の小松夏海が、とにかく明るい。くじけそうになったり落ち込んだりしても、最後には立ち直っている、そして、その明るさで、彼女の周りの人、また、読者の僕らまで明るくしてくれて、時に、その明るさが人を助けることがあります。
この本のいいところは、主人公の小松奈々だけでなく、ラジオを聴いて救われた人、リスナーの側の物語も描いているところです。ラジオは一方通行ではなく、双方向のメディアです。テレビや新聞よりも、それが顕著です。そのことが、よく表れているので、リアリティがあり、そこがとてもいいと思いました。
自分もラジオを聴いているので、とても共感しました。いい物語だと思いました。
紙の本
ラジオネーム『やばいやつ』
2019/10/20 01:23
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ああ。これはやばいやつだ。
なにがやばいって、やばいところがやばい。
(深呼吸)
ざっくり言うとラジオをめぐる話。
それでくくっていいのかとは思うけれど、
嘘偽りなくラジオの話。
相関図がとても綺麗で、
それでいて余すところなくいい話。
これが小説だな、と思える。
紙の本
泣ける
2019/09/04 15:58
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な事情を抱えている人物が登場してきます。自分とはまたく違う人生だった李、似ている部分があったりしますが、泣けます。
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