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様々な場面で思い悩んだときに。
デビュー作より作為が強め。
・懐かしさや既視感、それから切なさだけが私にやさしい。他人に向く繊細さ。
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ぼちぼち行きましょう
なんてことを読後に思いました
まぁ、色々あるよね
人生いろいろ
島倉千代子ですよ(古すぎるだろ!)
そしてやっぱり本てものはあーた
いろんなものをくれるよね
あと、古典もっといっぱい読もうって思ったよね
読み直しも含めてね
もっとたくさん本読みたいな〜って思わせてくれた三宅香帆さんの一冊でした
そしてあれだよね
日本強すぎだよね
7-0て!
なんかごめん強すぎてごめん
次はいよいよカルロス・ルイス・サフォンだ上下巻あわせて1,300ページ
行くぜ!
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これまで三宅さんが本に助けを求めて生きてきた様がわかり、自分と同じ境遇なんだと共感しながら読めました。軽い文調、読み手に敬意を払いながらも親しみやすく作品を紹介してくれるスタイル、ぜひこれからも進めてください。三宅さんのおかげで先入観なく、これから色々な作品に出会えそうです。
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「この程度の悩みで、この本を紹介しちゃう!?」というちょっとしたギャップが私にとっては面白かった。
太宰、ディケンズ、トルストイ、『風と共に去りぬ』とか古典文学的な長編小説を、日常的なちょっとしたお悩み解決用にテンション高めな軽いノリで持ってきているので、「ちょっと読んでみたいかも」と思わせてくれる。
こういう〈不朽の名作〉的な長編はなかなか読み切るのにあたってハードルが高めで、実は私も読み切れていないものばかり。だけどこれなら中学生も読んでみたくなるかも。マンガも、さくらももこのエッセイも紹介されているふわっと感もいい。
中学生から20代までかなー、この処方箋が効果あるのは。
もっと若い頃に読んでたら、人生変わってたかもな…。
田村文の『14歳の世渡り術』読書案内もとてもよかったけれど、14歳向けとしては、三宅香帆の本書もこれはこれでアリかな、と。
本書は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で著者のことを知り、図書館で検索して予約した本で、私にとって2冊目の三宅香帆。
お悩みには、本。
いいと思う。すごく、いいと思う。
中学生のときには、そんなこと全く意識していなかった。
私も自分のプロフィールに書いているとおり、生活のモヤモヤ解消のために本を読んでいるタイプ。
でも私は凡人なので、同僚と「フルマラソン完走」を目指すことになって、村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んでモチベーションを上げるのが精一杯。『坂の上の雲』は、飲み会でオジサンたちと会話に困らないように読んだだけ。「悔しいときに読む」とか「オジサンになりたくないときに読む」とかには全然つながらなかった。再読したい気持ちも湧いたし、いろんな本を読んでみたくなった。
ただ、万人に効く薬ではない。
その症状のときに、三宅さんが処方した本を読んでも「全く効かんやん!この医者、ヤブすぎ!」と思うこともあるはず。
中学生の頃に読んでいたら、「なんや、これ!効かん薬飲ませやがって!嫌いやコイツ!」と思ったかもしれない。でも、セカンドオピニオンとして別の本を当たればいいよ、サードオピニオンも、その次も、いろんな本を読んだらきっと出会える。なにより、いろんな本に没頭してるうちにそのつらさは間違いなくどこかへ飛んでくから大丈夫だよ、と少し大人になった今の自分なら、そう言える。
自分の体は、自分が一番知っている。
そう言えるのが一番いい。
「ちょっと風邪ひきそう」「あー、ちょっとつらいー」というときに、自分を平常時レベルに持っていってくれる本を持っておく。これってめちゃくちゃ大事だと思う。
気付けば私はあっという間に40代。人様に処方できるような本の知見は全くないどころか、自分の体を治すための本も持っているか怪しい。というか、そういう目線で考えたことがなかった。これを20代でやってしまう三宅さんはスゴイ。
読み散らかして生きてきた。
ブクログのおかげでアウトプットする習慣がついてきた。
これからは、効能を考えながら小説を読むのもおもしろいかもしれないなぁ〜と思いながら読み終えた。
さて…
この先、私もとてつもなくつらい目に遭うかもしれない。つらい目って何だ?と考えたとき、少なくとも父と母は私よりも先に死んでしまうな、と思った。そうでないとある意味マズイ。夫もたぶん先に死ぬだろう。子どもたちは…考えたくない。せめて私より後に死んでくれ。
どん底のときに、本を読む元気はないだろうし、身内が死んだらしばらくは呑気に本を読んでいるヒマはない。落ち着いた頃に、父や母との思い出の本をあれこれ出してきて泣くんやろな…アカン…考えただけでもう泣けてきた…。
本書のお悩みは、そんなに重たい状況は出てこない。出てこないんだけど、私の人生にも本があってよかった!最近小説読んでなかったけど、これからも読むわー!という力をもらった。
幸福で、満足しているなら、ほかの人の言葉なんて必要としない。
あとがきに書いてある言葉がもうホントにそのとおり。
なにより、いろんな本の紹介を読んでいても「アカン…追い詰められる…これ以上攻めんといて…」と、気分が塞がらないことが私にとっては健康のバロメーターなのかもしれない。
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「○○な時に読む本」という形式で色んな本が紹介されているんだけど、ネガティブな感情にもきちんと向き合ったり、浸れるような処方になっているところが素敵。
辛いときに無理にポジティブな方向に気持ちを持って行かなくても良いし、色んな角度から自分を見つめ直したり物事を考えるきっかけを与えてくれる本って確かにたくさんある。
気になる本が増えたのはもちろん、三宅さんの考え方が好きだな。
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人生の様々なシチュエーションに対して本をおすすめする本。著者の三宅夏帆さんの動画を見つつも読んでいた。おかげか、三宅さん本人がしゃべってるかのような感じで脳内再生された。おすすめされてた本、いくつか読んでみようかな。
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著者はずっとこう言っている。「人生に不満やつらさ苦しさがなければ、本なんて読まなかった」(正確ではなく大体こんな感じ)と。
前まではこの考え方に反発すら覚えていたが、今はそうでもないような気がしてきた。
環境の変化や年齢を重ねることによって、考えが変わることもある。
読書も、そのときどきの感情によってどんな本を読みたいかが変わってくるのかもしれない。
本書でも著者は沢山の本を進めてくれており、どれもこれも面白そうなのだが、今回最も読みたいと感じたのが、よしながふみさんの『きのう何食べた?』だった。自炊したくないときに読む本と紹介されているが、私の場合毎日ほぼそんな気持ちだ。世の中で一番面倒くさい家事だと思っている。
ただのレシピ紹介本だったら読む気などしないだろうが、主人公の男性がなかなか私の周囲にはいないタイプのため、日常生活をただ読んでいるだけでも面白そうだ。
あとは、題名は知っていたけれど手に取ることのなかった『風と共に去りぬ』も気になった。「合コン前夜に読む本」と紹介されていてそれも面白い。
欲望に忠実な女性の主人公、大いに結構。何もかも遠慮して自分を出さない大人しめ女子より、ガンガン自分から求めていく女子の方が応援したくなる。(実際いたら厚かましいかもしれないが。笑)
今回も面白かった。なんだか著者の語りっぷりと本への熱愛ぶりが気に入って立て続けに読んできた。文章上手なので、普通に小説も書いてもらいたい。