紙の本
せつなくてせつなくて
2015/10/29 00:05
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投稿者:えりりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸せな気持ちからせつなさが・・・
涙が溢れてきました
紙の本
ぜひぜひ、この巻までは読むべし
2015/03/27 21:09
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投稿者:美恵子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻まで読んで、初めて完成した感じがします。
それぞれのお話が独立しているのですが、なんとなくつながっている、そんな流れでこの巻までくるのですが、最終話を読まずにこのシリーズは語れない。
もしかしたら、この最終話に向けて、お話が始まったのではと思うくらいです。
時代小説というものでしょうが、その感覚はやはり現代の若者感覚と非常に通じている感じがします。
とにかく、全巻を通じて軽い口調で語りながらも、中身が深い。良いですね。私は好きです。
電子書籍
江戸を舞台にしつつ、描かれる感情は現代に共通するもの
2022/04/24 07:23
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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作も町名主の一人息子麻之助が仲間たちと犯罪やまちの困りごとを解決する短編が6編。
「御身の名は」は、女性の嫉妬の話。これまでいい子でいたのに子供ができず、自分よりわがままを通してきた幼馴染のお寿ずが懐妊し、幸せそうにしている。そんな嫉妬から幼なじみの幸せを壊そうとする。いい子にしてきたら報われるというわけではないのが人生。でも、いい子に過ごしてきた方は、人の気に入るようにしていればいいことがあると期待するからそうしているわけで、報われなかった事実を受け入れるのは難しい。そんな人間の心をとらえて描いており、はっとさせられる。本話では、お寿ずの聡明さと麻之助への信頼が垣間見られ、ほっこりとする。
「お江戸の一番」は番付の東西大関に載せられた狂歌師と画家が張り合って収まりがつかなくなったのを裁定することになった麻之助。考え出した大がかりな仕組みも大したものだが、それを逆に活用して儲けにつなげる狂歌師と画家もちゃっかりしている。成功するにはこういうただでも起きないところが重要なんだろうな。現代もそうだが、知恵を絞って商売を競うことで町が元気になるのだろう。
江戸を舞台にした話だが、その底にある感情は現代も同じもの。身近にあるものだから共感して読めるのだろう。そして麻之助にもたらされる悲しい知らせ。ほっこりの話が多い作品だが、こういうこともあるんだな、と。今後麻之助が立ち直りますように。
紙の本
そりゃないよ
2017/02/13 17:26
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
お寿ずさんは見ていて大変気持ちのいい人だった。もう彼女はいない。お咲ちゃんも。お高さんはざまあみろとでも思っているかと考えると気分悪いなあ。
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なにもお寿ずを亡き人にしなくても!
あんなに生まれてくる赤ちゃんと妻を大事に思っていた麻之介にずいぶんな仕打ちを作者するのね。
と、思いつつやはり畠中恵が書く時代小説は素晴らしく浸ってしまう。
次作で麻之介はどうなっているんだろう
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やんわりと物事を解決していく麻之助さん。推理力は大したもんです。そんな彼にも哀しい事が起きてしまい……じんわりと泣いてしまいました。
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人の情を主題にした短編6編
その背景に流れる、主人公麻之助の、妻お寿ずへの想い
最後の表題作「こいわすれ」が切ない
・おさかなばなし
・お江戸の一番
・御身の名は
・おとこだて
・鬼神のお告げ
・こいわすれ
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いろいろ切ない。
主人公の麻之助もだけど、最初の話の父親の心情も、親として身につまされる。
昔はいろんな意味で、人の命が現代より儚いものだったのだと、感じてしまう。
いや、やはり今でも、儚いか……。
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「まんまごと」シリーズ第三弾
ちょっと、あきてきたかんぁ~と、おもっていたのですが!! やっぱりせつなくって…麻之介・清十郎・吉五郎はかっこいいので読んじゃいました。(^^)
さいごの「こいわすれ」は泣いちゃいました(;;)
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短編ひとつひとつに今回は、人の業のようなものが見えて前作までと趣が違っていたのと。お寿ずさん、まさかと思っていましたがこれからどうなっていくのでしょう。
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【「私は父親になるのかい?」麻之助に待ち受ける運命は?】麻之助もとうとう人の親に?! 江戸町名主の跡取り息子高橋麻之助が親友とともに様々な謎と揉め事に立ち向かう好評シリーズ第3弾。
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日常ミステリー江戸版。
主人公たちが庶民的な、ちょっとした『ご町内』の問題を解決していくシリーズ3作目。
時代が違っても、お金に対する執着、親子関係、男女関係の悩みは変わらないものだったのかな、と思う。
これが外国ものだったらちょっと違うかもしれないが、日本人の物の考え方、というのは確かに不変だと思うのだ。
江戸時代が身近になる。
…にしても切ない展開。
主人公の恋の行方は、もしかしたらそっちへ向かうの???
続編が待たれます。
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江戸を舞台に妖(あやかし)たちが活躍する『しゃばけ』シリーズで、新たな時代小説の形を提供してくれた、畠中恵。
同じ江戸を舞台に、妖怪たちを登場”させない”物語が、『まんまこと』シリーズです。
本作品はその第三弾。
今回も、舞台は江戸、そして主人公は、町名主の跡取り息子、麻之助。
現代で言うところの刑事事件を扱う奉行所に対して、民事事件を扱うのが、町名主。
今回も、持ち込まれるさまざまな厄介ごとを、麻之助とその仲間たちが解決していく姿が、6つの連作短編の形で、描かれています。
物語の楽しみの中心は、「謎とき」。
それに加えて、今回の作品では、麻之助の妻、お寿ずの懐妊が、連作短編を通じての大きな柱になっています。
そしてそれぞれの短編の中でも、江戸時代の結婚や宝くじ(富くじ)のしくみ、カレンダーの取り扱いなど、当時の生活の一端が垣間見れられる「なるほどな」という要素が、散りばめられています。
「今後、どうなっていくんだろう」という形での終わりだったので、続編を楽しみに待ちたいと思います。
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2015/1/23
なんで殺したし。
なんて意地悪な神様だ。
なんか嫌な雰囲気がプンプンだったのでショックを和らげるために先に見たわ。
怖すぎて。
なんで殺すんやろう。もうそういうのはいいやん。
そんな悲しいのは現実だけでいいよ。
お由有がいるから?お由有が嫌いになりそう。
へこんだ。
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物語的にはいいんだと思う。
この作者は登場人物をあっさりさっくり端的に切るが、それも別にアリだと思うし。だから早い段階で展開が読めて、まぁそれも興ざめですかね。
これは私の好みの問題。
最近この作者の話を読むのが辛くなってきた。原因はまだつかめない。文章の書き方がしんどいのかな。この話でいうと、猫の描写とかがウザくて。本当にウザくて。
なんなんでしょうね。自分でも不思議で不快な気持ちで読み進めてました。