紙の本
魔術団、地元の伝説、そして殺人と盛り沢山なミステリ
2021/11/14 21:25
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
俊介たちの住む町を訪れた魔術団の派手なパフォーマンスに、地元に伝わる戦国時代の悲劇の伝説も絡む中で、宝石店の窃盗事件、そして殺人事件が起こるという盛り沢山の展開が長めの物語でも飽きさせない。
哀しさのある真相と俊介が感じた苦しみはこのシリーズならではのもの。今後の続編を通じて、乗り越える俊介くんを読んでいきたい。
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2008/3/19購入。2008/3/20読了。
著者があとがきで述べているように久しぶりの長編です。
しかし、ようやく作中で1年が経過したのですね。
今回は3つの、関連がありそうな、なさそうな事件を並行して推理していくという何ともややこしい展開。
野上さんの薫陶を受けて精神的に強くなっていく俊介君がたくましく見えます。
次回作、早く出てくれないかな。
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久々の狩野くんシリーズ。サーカスの魔術師に関わる事件で、事件そのものはやや陰惨ではありますが、サーカスの舞台は一緒に観ているような楽しさがありました。でも謎解きに関しては…う〜ん、ちょっと詰め込み過ぎというか、今ひとつ「そうだったのか!」というスッキリさがないように思いました。(2008.04.19読了)
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長編はなんと!!7年ぶりな新作…。
学生時代に読み始め、いまや自分は○○才なのに、俊介君は未だ中学生ですか…。
町に魔術団がやってきた。
そしてその魔術団が訪れた町では必ず宝石強盗が起きるという噂が…。不安に駆られた宝石店の店長に相談を持ちかけられ、警察と共に情報を集める石神探偵事務所の野上さんと俊介。
やがて町の古い伝承に沿って「百舌の早贄」を彷彿とさせる陰惨な殺人事件と、宝石泥棒が!
その事件の関係で、中学2年生になった俊介は、人間離れした美しい女性を知り、初めての感情も得ることになるが…。
シリーズの中では厚い本…でも事件&捜査はそれほどでもなかったかな、と思った。
とにかく「魔術団」のシーンが多い。俊介の洞察力と記憶力には相変わらずビックリだけど。
そしてジャンヌ(猫)お手柄!!
あの女性はいつかまた回想でも何でも、出てきそうな気がする。
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狩野俊介シリーズ
街にあらわれる不審な人物たち。目の前で消える女性。野上の元に送り付けられた招待状。街にやってきた須黒魔術団。魔術団の宣伝活動。魔術団にまつわるうわさ。強盗団と魔術団の関係。野上の下に相談にやってきた宝石店店主。殺害された能美。魔術団と殺人の関係。
2011年7月15日読了
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狩野俊介くんシリーズ。
久々(7年ぶり!)の長編なので期待しつつ読みまして……
…う、うん。
解決編が異様に慌ただしいのはなんでだろう。
途中までは、というか事件が起こるまでは面白かったんだけどなぁ。
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貸してくれる人も順番に買っていないので
貸して貰っている人も順番に読めてない本です(笑)
町にやってきた魔術団。
彼らがやってくる町では、宝石店が泥棒に入られるという噂が…。
その噂により、町の宝石店からやってきた依頼。
そして盗まれた宝石。
その事件と一緒に起こった殺人事件。
普段よりも分厚いため、事件が始まるのも遅かったですが
始まれば入り乱れてさっぱり…。
犯人が分からないのはいつもの事ですが
繋がりひとつ、まったく分かりませんでした。
最後の展開には「アガサクリスティー!?」とか思いましたがw