電子書籍
ホノジロトヲジ
2020/04/18 20:11
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
夢野久作とイラストレーター・ホノジロトヲジのコラボ。
どっちかというとイラストメインな感じです。
ストーリーとはよくあっていると思います。
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死後の恋(立東舎 乙女の本棚)
著作者:夢野久作
フリーのイラストレーターとして活動中。キャラクターデザインやイラスト等を手掛けている。書籍に「瓶詰地獄」があります。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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夢野久作さんの独特の世界観。
挿絵のおかげでかなりハードルが下がった感がある。
乙女の本棚の他の本を読んでみたい。
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怪奇と幻想の世界へと誘う夢野久作の『死後の恋』は、ロマノフ王家の悲劇とアナスタシア伝説が絡む悲愴な恋の物語です。ロシア革命後のシベリア・ウラジオストックでの白軍兵士だった男の驚くべき語りは、壮麗なイラスト挿画(ホノジロトヲジ)による幻惑と陶酔感に包まれながら、儚くも哀しいライマックスへと導いていきます。
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ロマノフ王朝の呪い?
そんな前置きをされたら、嘘臭くて、絶対に聞かないで席を立ちたい。
たった一夜の間に白髪混じりの老人になってしまった24歳のロシア人の老人。
「ハラショ」
ひと通り聞いてみると、気狂いじみていたけれど、私は、本当の、真実の話かもしれない、と、
思ってしまった。
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こちらも、やはり挿絵を見るために読み終えた。
うう…夢野久作ワールドにどっぷり浸かる妖しい夜……。
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「乙女の本棚」第14弾。
ロシア革命直後の浦塩の町で、日本兵に話しかけてきたのは、乞食のなりをした不思議な紳士。兵隊時代の友人と、彼が持っていたマノフ王家の宝石と、その彼が実は彼女だったこと。その後に待つ残酷な運命と、怪しく美しい情景の描写。その「死後の恋」についてのお話。
怪しい老紳士の独白で進むので、わかりやすいのだけど、不思議で怖い。どこまでが本当で、どこまでが幻想なのか、そのあたりのふやふやしたところが面白い。
イラストも素敵。
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「「私の運命を決定《きめ》て下さい」
浦塩の町で、一人の男が話しかけてきた。彼が語るのは、兵隊時代の話と、それにまつわる「死後の恋」についてであった。
夢野久作の『死後の恋』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは夢野久作『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。」
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浦塩の町で、1人のロシア人が話しかけてきた。
彼が語るのは兵隊時代の話と、それにまつわる「死後の恋」についてであった。
話の構成が巧い。
鬱展開だったが、最後のオチが愉快で良かった。
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乙女の本棚シリーズから、夢野久作さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「死後の恋」です。この二人のコラボ作品は「瓶詰地獄」がすごくよかったんで、期待も高く手にしました!
浦塩の町で一人の男性に話しかけられたところからはじまる…。その男性は、乞食のような身なりをしているが、貴族出身で元ロシア兵士のワーシカ・コルニコフ…コルニコフは、私の「死後の恋」について話を聞いたうえで、「私の運命を決定てください」と、自らの兵役時代について語りだす…。兵役時代に知り合ったリヤトニコフは、無二の親友とも呼べる存在、彼も貴族の出身だろうと会話を重ねる中で感じてた…。戦場に出向く前の晩、リヤトニコフはコルニコフに、家に伝わる宝石を見せ、家族は滅ぼされてしまったと告白する…。翌日戦火をくぐり抜けたコルニコフは、無残にも惨殺されたリヤトニコフの姿を目の当たりにし驚愕した…。彼ではなく、彼女??しかも、腹部には彼女が見せてくれた宝石が血にまみれてきらきらと輝き…。リヤトニコフはその宝石を取り出し、「死後の恋」に落ち、夜をも眠れないほどの生活を強いられている…と。ここまで話を聞かされた男性は、それを信じることはできず、コルニコフの前から姿を消す…。
結局ネタばれしてしまった…でも、結局この話を聞いてたのは誰??日本人じゃないの??ちょっと謎を残しつつ、またコルニコフはその後どうなったのかも、知りたくなっちゃったなぁ…全財産もらえるのなら、信じるって言っちゃいそうだな、私なら(^-^;)
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夢野久作 × ホノジロトヲジさんコラボ作品
「死後の恋」読みました
みすぼらしい服を着たロシア人のコルニコフと名乗る二十四歳の男が語るものがたり。
それは、自分の戦友のリヤトニコフとは当時、心を通わせ合っていたという話であった。
そして彼から自分の身の上話を聞かされた事は、貴族の出身、それも国(ロシア)の王家に、深く関わる人物だという…こと。
兵士として、赴いた戦地での衝撃的な出来事から、コルニコフは、自分としてのある確信を得たとも言う。
それらを誰かに話して、
「私の運命を決めてください」とお願いしたいと思っている!と言うのだ。
自分の話を肯定してくれたのなら、自分の全財産である(ある遺品)を、ソックリそのままお譲りしたい、
とも言ってきた。
そして、突然呼び止められレストランへと、引っ張りこまれた一人の日本の軍人さんが、成り行きでその話を最後まで聞くことになるのだが……という物語。
いやー!やっぱり引きずりこまれる!!
「ハハハハハ。イヤー………失礼しました。
嘸かしビックリなすったでしょう…」
などという書き出しから始まる怪しげな独特の世界観。
日本の軍人の前で喋り続ける様子の…
胡散臭さ…に
戸惑う読み心地。
そしてあまりにも悲惨な描写は、もちろん(笑)
出て来るのだが…なんとキラキラ…。
この作品もいろいろと解釈できる
はっきりしなくて??な…。
モヤモヤとするのだけれど…。
やっぱり、面白かったですー
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チーニャ、ピーナッツが好きさんの本棚で見つけ図書館予約
知らなかった本に出合えるのは本当にうれしい。
夢野久作は古い作家で(おどろおどろしいし)と敬遠していたが、「乙女の本棚シリーズ」というのがあったのですね。
イラストが「すごい」のひとこと
すっかり魅入られて読みました
やはりおどろおどろしい描写でしたが、イラストがカバーしてくれていました。
なんとも幻想的
「乙女」の成れの果てですが、またこのシリーズ読みたいです。
≪ ロマノフの 血に染む宝石 死後の恋 ≫
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美しい絵に中和されたところは多少あるが、苦手な戦争モノだった。。。作品のテーマは戦争ではないのだが、戦時中の物語で、苦手な戦争のグロさが途中でいきなり出てきて、最後まで読めたもののしんどかった。。。
苦手なジャンルでも最後まで読ませるくらい物語としては興味深いのですが唯々苦手、という一言に尽きる。とりあえずクリスマスの夜に読むものではなかったー(涙
2023.12.25
203
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夢野久作命日、死因は脳溢血。
1928年 「新青年」
ロシア貴族の血を持つ男。
日本の軍人を捕まえて「死後の恋」を語る。
独白体形式。
ロシア革命直後、ウラジオストク。
親から譲り受けた見事な宝石を隠し持つ、美しい少年兵との関わり。
分隊は壊滅、絶命する仲間。
少年兵と偽っていた少女は、生きたまま蹂躙され内臓に宝石を撃ち込まれていた。
圧倒的、高圧的、夜の森。
凄惨な死体の内側に輝く宝石。
アナスタシア内親王殿下!