紙の本
新米猫又奮闘記
2020/03/27 23:43
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫又になったばかりの新米猫又が通う学校が、江戸城にあるという設定が面白かったです!
後ろに猫又年表が人間の年表と並べて収録されているのも楽しいです。
主人公のみかんが、しゃばけの若旦那が元気いっぱいだったらこんな感じかな…?って雰囲気なのもよかったです。
続編も読みたい!!
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫の鳴き声の描写がカワイイ。
内容はあっさりとした感じ。
猫又も河童も、生きていくのに頑張ってるのね。
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どうわけか、読みにくい
2020/09/15 17:36
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
みかんが猫叉と疑われて逃げ出してからが異様なまでに読みにくい。
とにかくごちゃごちゃしていて作者も整理仕切れていないまま説明しているように思う。
もう少し練り込んでから世に出すべきでしたね。
猫又と織田信長の食い合わせの悪さも響いているように思う。
お江戸に猫又という魅力的な組み合わせに信長や光秀などを持ち込まないで欲しかったです。
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まさかの
2020/03/17 03:21
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投稿者:藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
織田信長と明智光秀の登場w
まだ因縁が続いていた…。
すごいなぁ、猫又。
年表の最後が面白かったです。
あの浮世絵師に己の絵を描いてもらう猫又!
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新米猫又たちも、先輩たち、師匠たち、みんな魅力的だった。
特に、猫宿の長!
その正体は!!
あいつも出てくるし。
新米たちの学校はあそこだし。
テンション上がりまくり。
新米たちが戦いを挑むのもいかしてる。
ぜひとも続編を。
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畠中さんの書く猫又のお話が、面白くないわけないよね! 猫好きにはもうたまらない、最高のお話だった。
新米猫又たちのかわいさときたら! 特に、主人公のみかんは最初こそ泣きべそかいたりしてたけど、度胸もあって賢いし、本っ当にかわいい。
っていうか、猫又ってお饅頭とか羊羹、食べられるんだね(笑) ああ、お饅頭たくさん用意するから、家にも猫又が遊びに来てくれないかなぁ。
猫宿に来た当初は仲の良くなかった新米猫又たちも、やがては大きな毛の塊になっておねんねするとか、お菓子の数が足りない時は皆で小さく割って仲良く食べるとか、もうかわいすぎてどうにかなりそう。
思いがけず河童の禰々子の名が出てきたりして、わぁっと嬉しくなった。河童の杉戸が健気だわぁ。いつか夢が叶うといいね。
これはぜひ、シリーズ化してほしいなあ。そしてゆくゆくは、アニメ化してほしい! 動く新米猫又たち、本当にかわいいと思うの。
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猫又のみかんが可愛い!そして、名のある歴史上の人物が猫又だったとか、ユーモアたっぷりで楽しい話でした。シリーズ化して欲しいです。
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内容紹介
茶虎で金目銀目の猫、みかんは江戸・吉原で髪結いをするお香のもとで可愛がられて育ち、まもなく二十年が経とうとしていた。
病の床についたお香は、尻尾が二叉に分かれ、言葉を操り始めたみかんが、やがて人に化ける猫の妖怪「猫又」になる特別な存在だと告げて、この世を去る。
飼い主を取り殺したと疑われ、追われるみかんを助けたのは、先輩猫又の加久楽(かぐら)だった。妓楼の一室に匿われたみかんは、同じ新米猫又の白花(しろか)らと出会い、猫又のあれこれを教えられる。
花のお江戸に隠された六つの陣地に分かれて、陣取り合戦を繰り広げていること。代々の徳川将軍のはからいで、江戸城の中には新米たちが修業する学び舎「猫宿」があること。猫又史にその名を刻む英雄「猫君」の再来が噂されていること……。
加久楽に連れられ猫宿へやってきたみかんは、「猫宿の長」と呼ばれる謎の人物をはじめ、様々な師匠のもと、仲間とともに数々の試練に挑んでいく――
『しゃばけ』の著者が贈る、お江戸ファンタジー開幕!
【著者略歴】
畠中 恵(はたけなか めぐみ)
高知生まれ、名古屋育ち。二〇〇一年『しゃばけ』で第十三回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。病弱な若だんなと摩訶不思議な妖たちが様々な事件を解決する同シリーズで二〇一六年、第一回吉川英治文庫賞を受賞。
その他に、揉めごとの裁定をする町名主の跡取りが幼馴染とともに難問奇問に立ち向かう「まんまこと」シリーズ、古道具屋を営む姉弟と、妖怪と化した道具たちが遭遇する事件を描いた「つくもがみ」シリーズ、『うずら大名』『わが殿(上・下)』など著書多数。
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【収録作品】猫君/猫宿の長/猫宿始まる/あわれみの令/合戦の一/合戦の二
猫版ハリポタもどき、かな。
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猫又の新米猫が成長する話。 江戸城にある猫学校の長が実は信長、その先生も光秀と結構なんや?と思われる様な設定だが、まあそれは物語。特に入学式で将軍が猫たちに鈴を授けるから探しこて来いと指示。そこをなんとか合格していろいろな事件がありそれを解決して行くところなどは結構面白い。また次がありそうな展開。どうなることやら。ただ話はお!と言う感じがないので、評価は伸び悩み。
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心地よく読了。てっきりみかんが猫君に成長していく物語と思ったが。人間社会もネコの世界も派閥あり、妬み、嫉みあり、友情、親子の愛情あり、まっすぐ気持ちを伝えられない不器用モノも。何者かになるのは自分しだい。
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20年生きた猫は猫又というあやかしになる。人間化けたりいろいろな術を使えるようになるため、猫宿という教育機関に入って学ぶ。そこの校長は織田信長だったことがあり、明智光秀だった教師もいて、徳川将軍家の相談役も務めている、という江戸時代の世界。江戸にしか猫又はいなかったの?
猫又になったばかりの主人公みかんは、19人(匹ではない)の同期生とともに、将軍を毒殺しようとしていた計画をあばいたり、河童と組んで水運業を始めて江戸の流通経済に大変革をもたらしたりと大活躍。
前年の入校者がいなかったにせよ1年ではとても卒業できないのなら上級生が誰もいないのはどうして?
しゃばけの面白さには遠く及ばない。
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江戸城内に密かに置かれた、新米猫又たちの学び舎“猫宿”。そこで起きる様々な騒動と、伝説の“猫君”再来の真偽を描いた連作短編集。人語を話し尾が二又に分かれた以外は、普通の猫と変わらない新米猫たちがとにかくかわいい。戦国裏話なども盛り込まれ飽きさせない。物語はまだまだ始まったばかりで、江戸に巣食う(と思われる)妖怪たちも河童以外は登場していない。続編期待。
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猫又お江戸ファンタジー。とにかく愉快でとにかく可愛い。猫好きにはたまりません。
猫又の学校・猫宿でのさまざまな試練を乗り越えていく新米猫又たち。そしてやがて巻き起こる、六陣との勝負。ここで新米猫又たちが一致団結して編み出した奇策はなんなのか、そして勝負の行方は、という手に汗握る展開。……だけど、どうも「可愛い」が先に立ってほんわかとにやけながら読んでしまいました。ああ、将軍になりたい(笑)。
圧倒的な力を持つ「猫君」の伝説と、その正体もわかってみれば納得。さて、この中にいるのかな? ちょっとこの先の続きも気になります。猫又たちの活躍……というか、愛らしい物語をもっと読みたい!
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最近は畠中先生の作品は長いシリーズなど惰性で読んでしまっているところがありましたが、本作はシリーズ化するかどうかわかりませんが、新作の妖もの。いつもよりも新鮮な気持ちで読むことができました。
読んでいてハリポタの猫又版、みたいな感覚をおぼえました。猫から見た世の中。人の世。普通に人と渡り合ってます。将軍との関係がまた面白い。
時代物に思い切った創作設定を盛り込んだお陰できっぱりファンタジーとして楽しめました。
私は犬も好きなので、ちょっと悪ものとして描かれているのが悲しかったですけれど、仕方ありませんね。猫と犬が仲良くしている動画、大好きです。
畠中先生は割と美形を登場させるイメージがありますが、猫又の化ける人は美男美女揃い。でもそれにも理由があるので一応納得。それじゃあ仕方ないか、と。
気になるのはしゃばけシリーズの鳴家もそうなのだけれど、“かわいさ”の押し売り感、とでも言うんでしょうか。赤ちゃんや猫って、ただ自然に振る舞っているだけで充分にかわいいのに、「ふみゅー」とかあざとい鳴き声を文字で書かれてしまうとちょっと引いてしまう。私だけですかね。鳴家の口調もどんどん大人の書く“幼さ”が強調されてきて、私はちょっとそれが苦手なのですが。
家斉の頭痛の種についてはWikipediaにも載っているくらいの逸話なので、セルフネタバレのような形になったものの、親子、猫又が絡んでくることで話を纏めていて本当にこうだったらよかったなぁ、と言う気持ちになりました。
『合戦の一、二』については少々集中力が途切れてしまいました。手紙やら、話し合いの場やらで展開していく為でしょうか。説明台詞を聞き続けているような感覚に陥ってしまい。これが映像作品ならば、やり取りの間に、その現場? が映し出されたりすると思うんです。ミッションインポッシブルやオーシャンズシリーズの作戦説明シーンの様に。でも小説だと生き生きとした動きが死んでしまうやり方かも知れませんね。
結局のところ、猫君は海賊王みたいなもの、なんですかね。アーサー王と言うよりは。もしくは、目玉の鍵玉はムジョルニアみたいなもので、相応しい者となれば認められる??
シリーズ化、するんでしょうか。そこが気になります。