紙の本
あるかもしれない
2023/08/03 19:27
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代のネット世界や高齢化社会を根底に、思い込みから人をおとしめる話やら、デイサービスの野生児級の遠慮無い集団化、迂闊に被害者になったら実は関係なかったこととか、もう色々。
フィクションではあるが、ないとも言えないなあ・・・と思ってしまった。
電子書籍
ブラックな短編集
2020/12/22 05:51
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の作品はブラックなものが多いが、これは中でもブラック度が強い短編集。
後味の悪い作品が多い。
人間の闇を見せられて不思議な気持ちになった。
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編になっているので、短い時間でも読みやすくて、一つ一つがブラックな内容なんですが、おもしろいですね。
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「廃用身」で衝撃的な後味の悪さを感じたのに、懲りずに手に取ってしまいました。
人の黒い気持ちも、ここまで正面から描いてあると逆に潔く感じます。
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短編集なのでさほど期待する事もなく気軽に読み始めたが、なかなか黒く味わい深く余韻の残る内容だった。誰しもが気づかないまま内面に持つであろう病的な側面を、無遠慮にさらけ出そうとする作者の意図は正直怖い。小説・文章としての技量や面白さはどうかわからないが、自分の事を省みながら確実にイヤな気分を味わわせてくれる本。人間観察の切り口や着眼点と、敢えてそこに切り込む無粋さが良い。(けれど、こんな医者には診てもらいたくない…)
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まさに『怖い患者』のオンパレード短編。注目されること、自分の事だけ考えること、思い込みで、人間の精神は壊れていく…。読了感もモヤモヤする(笑) つまり、作者の思い通りなのだと思う、そんな小説。
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久坂部作品としては標準作でしょうか。いつものシニカルな感じが全体を覆っている短編集。「病は気から」を改めて感じました。女医主人公の「蜜の味」が一番面白かったかな。
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ブラックな読み心地の短編集。病気とは身体だけではなく心にも関係するものだけれど。これって「病んでいる」のか、それとも多かれ少なかれ誰にでもあることなのか……決して他人事ではない気がして、ぞくりとさせられます。
お気に入りは「注目の的」。薬害訴訟を巡る対立は、現実でもこういうのありそうだよなあ、という印象。どんな薬にも良い面と悪い面があるのは当然だけど、そのために切り捨てられる被害者がいるのも許せない話。とはいえ、実際の被害者そっちのけでこういうことがなされていくのはなあ、と苦々しく思えますが。それ以上にまさかこんなオチまで用意されていたとは。
「老人の園」もなかなか凄まじい。けれど彼らの思いに気づくべきでしたね、という心情で同情はできません。むしろ痛快さを感じてしまいました。
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図書館で借りた本。5話の短編集。相変わらず老人介護の話は胸糞さが炸裂してた。よかったのは1話目の天罰あげる。精神科医ゆえに、行動力溢れる患者から逆恨みされてしまい転落人生になってしまう話は実際ありそうで怖かった。
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どれも本当に怖かった~
デフォルメされているようで、現実に十分あり得る話ばかり。
病気や体の不調で精神が壊れることも多い中、平常心でいることは難しいし、サポート体制も充実していない。
メンタルを含めたトータル医療ができる将来はあるのか・・・明かりが見えない気がするなぁ
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久々の久坂部羊
現役医師が書く、小説が好きで
中でも、この久坂部氏
ちょー過激な作品が堪らない笑
本書は、5編を収めた短編集
「天罰あげる」は
パニック障害を拗らせた女性の末路を
「蜜の味」は
才色兼備の女性医師の、計算された悪意を
「ご主人様へ」は
一通の匿名手紙から、疑心暗鬼に陥る主婦を
「老人の園」は
デイサービスに集まる老人の悪意を
「注目の的」は
薬害訴訟に巻き込まれた女性の結末を
どの作品も
ネットニュースとかで、見かけそうな内容だなーと笑
「怖い患者」というタイトルをつけながら
世の中を皮肉ってる側面も感じさせ
どれも、読んでいて
気分の良いものではないけど
その辺が、久坂部氏の
最大の持ち味なんで笑
とは言え
やはり、久坂部作品は長編が良い
ドロドロした
人間のエグ味を
延々と、これでもか!と
もう、気持ちが悪くなるぐらいの
凄いやつを
ガツンと長編でお願いしたい
#怖い患者
#久坂部羊
#短編集
#読書好き
#ブクログ
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久坂部さんの本が大好きでいろいろよんだけれど、この作品は私の好みではなかった
もともと短編集が好きではないからかもしれない
ちょっと精神的にいかれたPが多くて好みではなかった
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本のタイトル通り、怖い患者目線での短編集。
どの話も精神的に病んでいるとは言え人其々の気持ち、考え方であながち有り得ないとは言えず怖く人間不信となる内容でちょっと後味が悪い。
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患者側にスポットを当てた5編の短編集。
疑心暗鬼になって暴走していく怖い患者たち…対応するお医者さんも大変だ。でもそんな患者を食い物にする怖い医師もいたりして…同じようなことが実際にもあるんじゃないかと思ってしまう。悪意に満ちた「老人の園」と、薬害訴訟抗争に巻き込まれた女性の「注目の的」が印象的でした。全編イヤミス通り越して胸糞でしたがこういうのも嫌いじゃないです。
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Drの立場からみた怖い患者ってことかな。
患者はDrを選べるけどDrは患者を選べないから
気持ちはわかる気がする。