目から鱗の子育ての一つの考え方
2021/02/26 12:56
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本では「ほめて育てる」という子育てが割と推奨されてるように感じますが、この本はそんな傾向に一石を投じる内容です。子育ての基本は、無条件に子どもに愛情を注ぐこと。その考えが根底にあって、ほめ方、叱り方、子供との距離感などについて指南しています。書いてある内容は筋が通っていて、それなりに体系立てた子育て論に沿って展開されているように思います。確かに実際の子育てに応用できそうなことは沢山あります。子育ての一つの考え方であり、これが絶対に正しいなんて思いませんが、こういう視点を持った子育てについても考える価値はあると思います。
子供をより成長させるしかり方ほめ方
2021/01/27 12:49
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもに単純にほめるのではなく、プロセスがどのように良かったのか示して教えることが大切であることは目からうろこでした。たしかに、子供のやったプロセスをほめることで、子供は自分の強みを理解できるとともに、次頑張る気持ちになれ、良い成長に繋がっていくことが理解できた。また、失敗した際も、怒ることも必要であるが、単純に叱るだけなのがどうしてダメなのか、一緒に子供の目線にたって、教えて改善していくのが大切だと感じました。子供だけでなく、大人の社会で新しい人を育てる際に、このやり方が使えるのではと思いました。
モンテッソーリ教育とは
2022/01/31 23:42
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投稿者:ちゃま - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめて買ったモンテッソーリ教育の本。
モンテッソーリ教育がいいとは聞くけど、よくわからない…
そう思い評価の高かった本書を購入しました。
活かされるのは子どもがもう少し大きくなってからですが、また読み返しながら育児の参考にしていこうと思います。
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思うところがあって読みました。子どもを独立した一市民として見ることで、子どもは大人の言いなりではなく子どもが主体となる子育て視点を持つことがまず前提となります。親が子どもをどうしたいのか、ではなく、子どもがどうなるように親は支援するのか、ということです。子どもをほめるときはその努力の過程や試行錯誤といったプロセスをほめ、叱るときは理由を説明したり親の気持ちを伝えたりすることが大切です。どちらも、子どもの言うことにしっかりと耳を傾けることが、親子関係の安定につながります。
本書は、さまざまなケースにおける対応例が収められているのでイメージがしやすく、要点が分かりやすくまとめられているので、理解を深めながら一気に読み終えることができました。子どもだけでなく、高校生や大人全般に対しても活用できる内容だと思います。
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【大人の気持ちで、子供の行動や気持ちをコントロールしようとしない。】
表面だけ誉めることや、条件によって叱ることは
褒美や罰(アメとムチ)でコントロールすることになってしまう。
→ 条件付きの愛情、接し方は、動物のしつけと一緒。人間の望む行動の回数を増やさせる行為。
褒美が欲しいからやるだけで子供の気持ちに寄り添っていない
行動だけを見ず、なぜそうしたか?まず理由を考える
行動だけを見るのは、まだ子供には判断できないと信頼していない証拠
【大事なのは、私は子供を愛しているという自己納得じゃなく子供が親に愛されているという実感】
という文章が心に染みた。
聞きあきた台詞だが、愛ゆえだって言ってもそう感じてもらってないならやり方変えなきゃな。
【条件付きの子育ては、外的承認によって自己評価が左右される、条件付きの自己肯定感を養うことに繋がる】
褒められたから自分はこれが得意だ、
褒められないからもうやめる、を繰り返す人にはあまりなってほしくないなとおもうので、気を付ける。
正直、すごいねーとかかわいいねーとか言っちゃうとおもうけど
それはサボり褒めだ!もっと具体的に客観的に見よう!って意識するようにしたい。
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夫と一緒に。
要点がまとめられており、具体例も明確なので実践しやすい内容になっている。だが実際の子育てでは、この通りにできないのが辛い…
とはいえ、自分で考えて行動できる子になってほしいので、我が家もこの褒め方、叱り方を取り入れます。
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子供のほめ方、叱り方が理解できた。
今まではよくない叱り方をしていたし、ほめる時もしっかりとプロセスに言及できていなかった。
ほめ方、叱り方だけでなく、子供との関わり方を見直すきっかけになる一冊☆
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そのまま上手くいくかは別として大切な考え方はすごくわかった。条件付き子育てになってないか。
将来は自立した大人になって欲しいけど、今は従順な子供でいて欲しい。というエゴに気づけただけでも大きい。
まずは難しいけど否定もアドバイスもせずに子供の話をしっかり聞いてあげよう。
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かなり具体的にケースをあげて書いているので実践しやすい。
ほめ方論叱り方論はよく知ってるけど、いざ子どもの前に出ると抜けてしまうという人に。
褒めどころが見つからない!という場合も、質問や会話の弾ませ方も乗っているので助かる。とにかくイメージしやすい。
子どもに限らず、大人も「ちゃんと見ているよ」というメッセージと「どんなあなたでも受け止めるよ」というメッセージは相手を安心させる。
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著者はオックスフォードの児童発達博士の島村さん。
3歳から12歳の子どもを対象とした、褒め方、叱り方を満遍なく学ぶことができた本。全てを実践することは難しいが、網羅的に書かれているのでとても勉強になった。取り組みたいところを各々が実践していけば良いように思う。
以下特に気になった点をコメント。
◼️子育てにおいて「無条件の接し方(無条件子育て)」をする場合、子どもの行動の善しあしにかかわらず愛情を注ぎます。
→無条件の接し方での子育て大事ですよね!例えば子どもを抱っこする際に「〜したら抱っこしてあげる」とか言いがち。これって、大人の都合のいいように動いてほしいのが見え隠れしている。長期的な目線で、子どもの自立を願って、愛情を注ぎたい。
◼️ ほめるという行為で褒美を与えることは、罰と同じように、無意識であったとしてもやり方によっては子どもたちの行動やモチベーションを外的にコントロールし、その子の本当にやりたいことの妨げになる可能性がある
→これは褒めの程度によるかな。褒めすぎると外的にコントロールしてしまうが、褒められて行動してみた結果、想像以上に楽しかったとか、楽しくなったとか、そういう経験ってあるよね。
◼️ 実際には本来の成長段階にあった行動をとっているだけなのに、多くの人々が無意識に求めているのは、大人に「迷惑」をかけない子どもでいることなのです。
→時と場合で、つい求めてしまうことはあるもの。なので、求めがちな時に、子どもの行動を理解することで、少しでも子どもに寄り添うことが大事だと思う。
◼️褒め方のポイント3つ
1| 成果よりも、プロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる
2| もっと具体的にほめる
3| もっと質問する
→この3つは暗記します。大人がされて嬉しい褒め方は子どもへも有効ですね。具体的に褒めたり、プロセスを褒めたりするためには、子どもを丁寧に観察することが大事になってくる。
◼️叱り方4箇条
1| 「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない 2| 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
3| 好ましくない行動の理由を説明する
4| 親の気もちを正直に伝える
→1については、使わないと分かっていても、咄嗟に口をついて出てしまうパターンもよくあるんだよなぁ。なので、「ダメ!」→「ちょっと待って!」などの自分が伝えやすい違う言葉に変換して伝えることが大事だと感じた。
また、4の手法は今まで子育て本で同じ手法を2回みて、これが3回目。「あなた」メッセージで「何してるの!」のように伝えると批判的になる。そこで、「わたし」メッセージとして、「〜されたら悲しいよ」のように、親の気持ちを正直に伝える。これで、ワンクッション置けるので、子どもに冷静に伝えることができる。
◼️アクティブリスニング(傾聴)において、コミュニケーションのバリケードに気をつける
・ジャッジしない
��解決してあげようとしない
・話を逸らさない
→これは、つい無意識にやってしまいがちな、非常に納得の内容。アクティブリスニングの手法については、「7つの習慣」や「子どもの心のコーチング」とほぼ同じ手法であるが、本書の方がわかりづらいかな。
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考え方だけでなく、具体的なケースや例文がたくさん載っており、良い例、ダメな例から自分の普段の接し方を顧みるいいきっかけになった。楽しみながら実践してみたいと思う。
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分かるけどねー言い方工夫してもみるねどねー。ダメ。我が子はとりあえず言うこと聞きたくない、嫌だって言いたいだけなのか、通用しない。参考にはなった。そして子に対する怒りマックスの時に読んで、読みながら心は落ち着いてきたから良かった。
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もはやマネジメント本。
ネットでまとまってたので記載。
個人的に、子どもにとってよきリーダーでいる
親自身の在り方が最も参考になる。
優れたリーダーとは
・責任・決断を共有しながら
・ロールモデルとしてチームを統率する
優れた親とは
・子どもの気持ちにも寄り添い・必要な制限を設け
・道しるべを示す
例えば
・子どもの自立したい気持ちを尊重・応援しながら
自由に伴う責任の大切さも提示
・頭ごなしに批判したりせず話し合いをもとに解決策を見つけだす
★子どもが必要としてるのは、
大人がどっしり受け入れてくれるという安心感。
学習内容編
https://jyukuerabi.com/column/5737
反面教師編
https://hitokuru.atimes.co.jp/post_detail?id=566
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今日のランチ読書
自分でできる子に育つ
ほめ方 叱り方
島村華子
気になった点
・子供のイメージが親の行動の根源
・努力の有無に関係なく言う「上手」は子供がやる気をなくす
・ダメ、違うは言わず、そうだったんだ、わかるよから始める
子供への言葉かけで役立ちます!
#読書好きと繋がりたい
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子育てをしていたら必ず悩むであろう、ほめ方、叱り方について具体例をあげて書かれています。
大人の都合で子どもをコントロールするのではなく、誰のための子育てなのかを立ち止まって考えることが大切、
「条件付き子育て」ではなく「無条件子育て」が子どもとの信頼関係を築く、というのは他の本でも読んだことがありますが、これがこの本の要点でもあり非常に重要なことなんだろうと思いました。
また、親のもつ「子どもに対するイメージ(見方)」が親の行動の根源になる、というのは新しい気付きでした。多くの人が自分が子どもに対してどんなイメージをもって接しているか、無意識でいるのではないでしょうか。
★無条件子育てをするための5つの原則
①ほめ方と叱り方に気をつける
②「子どもに対するイメージ(見方)」を見直す
③子どもにとって良きリーダーでいる
④子どもへの要求を考え直してみる
⑤子育ての長期的なゴールをもつ
★ほめ方の3つのポイント
①成果よりも,プロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる
②もっと具体的にほめる
③もっと質問する
大人は「すごいね」「上手」と言ってしまいがちだが、本来子どもが求めているのは評価ではなく、何かを達成したとき、新しいことを発見したとき、嬉しいことがあったときに、大好きな両親や先生とそれを共有すること。
★上手な叱り方の4つのポイント
①「だめ」「違う!」をできるだけ使わない
②結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
③好ましくない行動の理由を説明する
④「わたしメッセージ(I message)」で親の気持ちを正直に伝える
★アクティブ・リスニングの4つのポイント
①ボディ・ランゲージ(表情・アイコンタクト・姿勢)
②無条件の受容精神(興味・態度・信頼・分離)
③反映力(反復・言い換え・明確化・要約)
④コミュニケーションのバリケードに気をつける
これらのポイントは子どもに接する際、また立ち止まって確認したいです。
ほめ方、叱り方のポイント、アクティブ・リスニングのポイント、全て対子どもだけでなく、大人同士のコミュニケーションでも一緒だよな、と思うことが多くありました。
大人だっておざなり褒めより具体的に褒められた方が伝わるし、大切な人と嬉しいこと、達成したこと、新たな発見をして驚いたこと、共有できたら嬉しくて自分の居場所を感じられる。子育てに限らず、職場や家族とのコミュニケーションにおいても実践したいと思いました。
母親自身の心の満足度が高いことが、子どもの心にとって非常に重要、というのは本当にその通りだと思うので、まず自分が笑顔で幸せに、無理せず子育てできたらなぁと思います。