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女帝 小池百合子 みんなのレビュー

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一般書 第52回大宅壮一ノンフィクション賞 受賞作品

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みんなのレビュー177件

みんなの評価4.2

評価内訳

177 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

小池百合子という人間に迫る渾身の1作

2020/06/01 22:52

29人中、29人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る

おそらく日本で最も有名な政治家の一人である小池百合子の生い立ちから都知事就任とコロナ禍での対応までの動きを追った1冊。小池勇二郎という小池百合子そっくりのメンタリティと行動力をもつ父親の存在。あの世界最古の大学をわずか4年で卒業したという話に関する当時のルームメイトの証言。日本新党で政界に進出した後、コロコロとついていく先を変えながら、ついに大臣まで上り詰める手練手管。安倍晋三との微妙な関係と二階との絶妙な関係もこの本を読んでよく分かり、彼女の周辺にいるよく分からない人物の存在もこの本で知った。彼女の政治スタイルの背景を理解した上で自分の住み行政のトップを決めたい人は都知事選を前にぜひ一読を。

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紙の本

1人の人間の半生から自分の生き方が見えるかもしれない

2020/06/16 01:52

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:panda - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本に描かれているのは1人の同時代人の半生ですが、さまざまな人の証言から彼女の生き方を知ることになり、またそのことにより自分の生き方をも振り返って考えるきっかけになる本だと思います。
都知事選の前に勉強しようと思って手に取った本ですが、人生のこと、人間のこと、今の自分の生活のことを深く考えさせられるような本でした。
また、ノンフィクションを書くという事の意味、なぜ作家はこの人物を選んだのか、という事、本を手に取った時には考えもしなかった作家の使命も大きなメッセージとして心に残りました。

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電子書籍

長編ながら爽快に読める凄い作品

2020/06/20 03:47

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:秋山 - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく面白い。とっかかりとしては、現職の都知事、さらには当該選挙直前というタイミングでの出版であったため、興味をそそったというのが正直なところだが、それを差し置いても、読了し、読んでよかったと思わせる作品。
この本の核は、一人の最重要人物にコンタクトが取れ、取材できていること。小池氏のカイロ大学時代の同居人である。この人物が自身の家族宛ての手紙や日記などで当時の状況を詳細に書き残しており、本書の中でポイントになる箇所を公開、引用している。究極、信じるか信じないかは読者次第ということになるが、信憑性が高いと思えば、小池氏の度々持ち上がる学歴詐称の件について、無関心ではいられない。
また、著者は小池氏当人に直接、インタビューを行えているわけではない。にもかかわらず、これだけの内容が書けるのは、時間をかけ、時の関係者をしらみ潰しに取材して来た成果であろう。苦労の跡が伺える。
全編通して興味深く読める作品。とは言え、比較的長編ではある。著者の主張という切り口では、最終章がコンパクトにまとまっている印象。時間のない方は、先にネタバレにはなってしまうが、終章を起点に、興味のある箇所をかいつまんで読む形もアリかも知れない。いずれにせよ、触れて損はない作品。

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紙の本

石井妙子という書き手の凄みを再認識した

2020/07/20 14:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamachan1919 - この投稿者のレビュー一覧を見る

醒めた眼でリアルに祇園・銀座を渡り歩いたおそめさんを追った「おそめ」以来、石井妙子の筆致はええなあと感じ入っていたが、今回の「女帝」もリアルに書き綴った感が満載で一気読みをすることができた。しかし、おそめさんや原節子に注ぐ書き手の愛みたいなものが小池百合子には全く感じられなかったと思うのは私だけだろうか・・・被写体があまりに俗物すぎるのが筆の強さを増したのだろうか、過去の作品とは趣の異なった仕上がりになっていたのではなかったかと思う。

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紙の本

小池百合子は天才かもしれない!

2023/08/13 17:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現在、東京都知事の2期目をつとめている小池百合子は、
どんな人物かと言えば、カイロ大学を卒業し、英語とアラビア語が堪能で
国民からの人気がある政治家である。
でも、カイロ大学は卒業していない、アラビア語はかなり幼稚なレベルとか、
平気で嘘をつくとか、悪い評判も多々ある。
この本は、小池百合子の幼少期からカイロ大学留学時代、ニュースキャスター
から政治家になり、初の内閣総理大臣を狙う野心家である彼女の全てが書かれている。
ノンフィクションなのにフィクションではないかと思えるくらい面白い。
カイロ大学留学時代に同居していた早川玲子(仮名)は、著者の石井妙子さんに当時の
ことを数多く語っている。それが本当ならば小池さんのカイロ大学卒業は嘘になる。
何もかも知っている彼女は小池百合子にとって邪魔な存在ではないかとかなり怯えて
いるらしい。
政治家にとって大事なことは何ごとにも動じない強さをもっていることだと思うが
小池さんはその点は見事だ。
小池さんの政治手法は、攻め(敵)と防御(味方)を同時につくり
必ず優位な立場を得て勝利する天性の素質をもっている。
悪く言えば詐欺師的な、または、豊臣秀吉のような人たらしのような。
しかし、それだけでは都知事は勤まらないので、地頭はかなり良いのだと思う。
この本の中にはミステリーなことも多く書かれていて、これが非常に興味深い。
人生の成功術が書かれている本だと思って読んでみるのも非常に面白いと思う。

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電子書籍

まるでミステリー小説のよう

2021/05/25 19:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

恥ずかしながら、自分に選挙権が与えられるまで政治にあまり関心がなかったので、小泉政権以前のことはあまりよく知らず…大臣になる以前の小池百合子氏の経歴(カイロ大学卒業やキャスター出身など)についてはこの本で初めて知りました。都民でもないので、都知事ってよくテレビに出てる(首相に匹敵するくらい?)政治家だなあ、という印象でした。
これ本当にノンフィクション?と思うくらいドラマチックな生い立ちの方なんですね。読む前は、もっと俎上にあげてほしい政治家は沢山いると思っていましたが、他の政治家(二世とか)はこんなに面白い人生は歩んでないでしょうね。前半部分は父親のひどさに同情して読みましたが…後半は小池氏本人のヤバさが…この本に書かれていることが全てではないかもしれませんが、ああ、こういう人だったんだ…(テレビ等で見ていたのに忘れていたエピソードもありましたね)という感じ。
でも本当、小池氏だけが悪いわけでもないんだろうと思います。日本だけにとどまらない政治と経済の腐敗と、何よりマスゴミのひどさについて考えさせられる一冊でした。

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紙の本

真実は小説よりも!!

2020/09/19 21:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

凄い人生にただただ呆れる。
父親同様上昇気質とはいえ、嘘に対しても平気。
人を利用して、無用と思えば平気で切り捨て、転身していく。

見目麗しい、若い、可愛い、それだけであっという間に内実以上の人物を作り上げる。
この虚像が世に出てくる責任は彼女を取り上げたマスコミにもかなりあると思う。

それを清算する意味でもこの本は素晴らしい取材力と筆力で一気に読み終えた。
映画化すると面白いと思ったが、このモデルは今も変化中?!

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紙の本

山は動かない

2022/07/07 15:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「山が動いた」という名言は、当時の社会党党首だった土井たか子が1989年の参議院選挙で与野党逆転の勝利を飾った時に口にしたもの。
 その土井たか子の地盤である兵庫二区に1993年の衆議院選挙に立候補し、土井との対抗姿勢を鮮明に打ち出したのが、当時41歳の小池百合子だった。
 ミニスカートをはき「女」を前面に出して戦った小池だったが、土井に勝つことなく、2位で当選することになる。
 それから、25年近く経って、小池は「山が動く」ことを確信していたのではないだろうか。
 2017年の衆議院選挙、すでに東京都知事の職にあった小池は熱狂的な支持に支えられ、「希望の党」を立ち上げ、混迷を深める民進党を吸収する勢いであった。
 その時、小池は民進党議員を政策の違いで「排除する」といい、そのことで急速に支持を喪っていく。
 小池の「山」は動くことはなかった。

 それでも、小池の存在は圧倒的で、コロナ禍の東京をもしくは日本を率いている感さえあった。
 ノンフィクション作家石井妙子による本書は、まだコロナ禍真っ最中の2020年5月に刊行され、多くの注目を集めた。
 何故なら、そこには小池への疑惑が次から次へと書かれていたのだから。
 特に小池の学歴詐称疑惑(小池はカイロ大学を日本人女性として初めて卒業したことになっている)は、当時小池と同居していた女性の証言によればほとんど大学には行かず、到底卒業に至っていないという。
 ここまで書かれているが、小池はいまだ都知事の職にある。
 真実はどうなのか解明されることはないかもしれないが、少なくとも本書がある限り、小池が山を動かすことはないだろう。

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電子書籍

巨像

2020/10/23 16:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の内容を全部信じると、小池氏のイメージが崩れ去る。しかし、ここまで来るのには、あらゆる手段、捨てていかなければならないものが多かった。でも、伝説はまだまだ続くであろうと思われる。

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電子書籍

悪女の物語風だけど

2020/09/26 10:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モンブラン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレの内容を含みます。
著者の文章が文学的なせいか、悪女ものの小説を読んだような読後感があった。しかし読後時間がたってみると、この本に描かれたはっきりした小池百合子の悪事は学歴詐称のみであり、「悪女の物語」としてのドラマ性は大したことはない。殺人事件のミステリーの読みすぎかも。ノンフィクションとして小池百合子の学歴詐称を暴いたのは意義はあると思う。小池百合子は学歴の他にいろんな嘘を言ったり言動に裏表があったりして、お上品で優しげな女性と思っていた人はこの本を読むと大いに幻滅するだろうが、私はもともとデニー玉城氏への言葉などを知っていたのであまり驚かなかった。政治家のあきれるような失言は多いし、理念ややりたい政策もなくただ権力がほしいだけの政治家も結構多いのではないか。それにこの本に書かれているような冷たい人間性は政治家でなくてもよく見られることだと思う。

都知事選挙に間に合わせるためか、前半の不要とも思われる親戚や同級生の証言などの多さに比べ、政治家になってからの部分は事実の列挙になってしまっていて残念である。また、多くの人が言っていることだが、顔のあざについての言及はないほうが良かったと思う。

最終章の「私はこれまで女性の評伝を書くことを作家としてもっぱらとし、男性優位の日本社会の中で近代を生きた女性たちの煩悶を、無念を、希望を綴ってきた。(中略) それなのに、気持ちは重く塞ぐばかりだ。彼女の快進撃を女性の解放として、女性が輝く権利を手にしたとして、これまでの女性たちの苦難の道の末に咲かせた花であるとして、受けとり、喜ぶことが、できない。女性たちには、より高い教育、より自由な環境が与えられたはずであるのに、その歩みはどこへと向かっているのだろう。これは社会を主導してきた男の罪なのか、それとも女の罪なのか。戦後女性の解放の、これが答えなのかと考えさせられ、答えが出せないでいる。」という部分が心に残る。

最近自民党の総裁選挙があり、稲田朋美や野田聖子が立候補しようとしたができなかったらしい。いままで推薦人を集め実際に総裁選挙に立候補するところまでこぎつけた女性は小池百合子だけだという。女性初の東京都知事である小池百合子の野望はここまでで終わるのか否か。そしてそれが日本社会に生きる女性全体にとってどういう意味をもつのか。著者には是非これからも引用した文に書かれたような問いの答えを探ってほしい。

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紙の本

なかなかの読み応え

2020/08/16 19:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:2502 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小池都知事に直接取材できてなくて、都知事からの様々な反論があり得る可能性を割り引いたとしても、よく調べて丁寧に書かれていると思います。

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電子書籍

女帝の虚言史

2020/06/08 07:42

18人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

小池氏に迷惑を被った人々の意見が紹介されており、よく取材されていると思います。同氏に苦言を呈する人がこんなにいたのかと驚きました。
参考文献も多く、小池氏の発言の矛盾や虚言を的確に指摘しています。特に、カイロ大学在学中の逸話には驚きました。カイロ大卒を武器にしてキャリアを築いた以上、学歴詐称が事実なら大問題でしょう。

本書の内容が事実なら同情する面もありますが、これ以上「女帝」を政治に関わらせるべきではないと思います。選挙では、目立つ人ではなく政策を説明できる人に投票しなければと、改めて感じました。

なお、分量はやや多いですが、政治や経済の予備知識はあまり必要ありません。

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紙の本

恐ろしい…

2020/06/23 12:01

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:asagao - この投稿者のレビュー一覧を見る

これだけ大胆な嘘を平気で貫けるとは恐れ入った!
小池百合子がコンプレックスを糧にのし上がった点は評価出来るが余りにも嘘が多すぎる。
元々政党を渡り歩いていた時から信念のない人だとは思っていた。
コロナの対応で大阪府知事や北海道知事からは人間味を感じたが小池百合子からはそれを感じなかったのはこういうことだったのか、と本書から教えて貰った。
都知事選前に手に取れて本当に良かった。

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紙の本

政治は一人ではできない。

2020/10/24 22:31

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京都知事選挙前に、順調に売れているという作品だ。好奇心に負けて、買ってしまった。読み甲斐あり。作者の書き方も平易で、読みやすい。
 どこまで真実であるのかは不明だが、軌跡を追いかけて事実のみを描こうとしていることは感じる。作者自身の主張は、ほとんどない。
 どんな政治家であれ、政治は結果がよければいいわけだから、いい結果が出たならばそれで結構。でも、この人は豊洲市場移転でのゴタゴタも酷かった上に、公約はペット案件以外は未達成のくせに、威張っているという人だ。達成したといわれているペット案件だって、実は、カラクリがあるのかもしれないと思ってしまう。
 この作品の内容のうち、友人がいないということをあげていた。この点は、承諾しかねる。彼女のような生き方は否定しない。問題は友人の人数や有無ではない。個人の性格でもない。実現しようと思っている命題について、多くの人に協力してもらうようにできるかどうかである。周囲をどれだけ巻き込むことができるか。政治は一人ではできないのだから。

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電子書籍

見た目だけで選んではいけない

2021/09/26 16:48

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

ノンフィクションとあるが、
作者の意見が散見されるため、もう少し感情的な文は省いた方が良かったように思う。
この本に書いてある事が本当なら、小池氏は自治体のトップにしてはいけない人だと感じた。
(都知事のコロナ禍での最近の言動を見ると本当だと思える
―特に「自宅を病床にする」発言などー都下のことなのに、他人事のよう)
もちろん他の政治家も似たようなものかもしれないが…。まだマシな政治家もいると信じたい。
そして早川さんが本当に存在するなら、安心して暮らせるようになってほしい。
さらに、この本の作者が何年か後、小池氏に間接的にでも復讐されませんように。
私はほとんど政治の内情に詳しくないため、後半は勉強になりました。
見た目「だけ」で選ばないよう、注意しようと思います。

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