紙の本
日常生活でも活かせます
2020/05/06 15:15
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投稿者:なな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついつい口を出しすぎてしまいがちですが、見守るガマンが必要だと感じました。ゴルフに限らず日々の場面で活かせることだと思います。いい本を読みました。
紙の本
コーチングの奥深さ
2020/04/29 23:03
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投稿者:孤島の姫君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットで紹介されていたので購入してみました。
渋野日向子選手のコーチの著書です。教えるよりも本人に気づきを与えることが何よりも大事。スポーツだけでなく、子育てや仕事にも役立てられそうな一冊です。選手とのエピソードもとても面白かったです。
紙の本
ジュニアゴルファーの親向け
2020/06/02 23:17
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
しぶこの躍進を支えたコーチの本なので、ゴルファーの技術進歩に役立つと思ったが、しぶこがやってる練習方法が少し参考になったくらいで、ジュニアゴルファーの親向けの話。字が大きくて中身スカスカで、がっかり。
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しぶこは大好きだし、すごいと思うし、青木さんもきっと素晴らしいコーチなのだろうけれど、題名のとおり、ゴルフ上達には役立たなかったな。(笑)
青木さんの思いや教える人側へのメッセージという感じでした。
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セッカチなわたし、また分単位で物事が進む中、結論や結果を先に求めがち。即断即決で、思考しているか、していないかも分からない。考えないで指摘だけ求めて、目先の向上を求めている。
そんな中、自ら考え行動させるのがコーチの役割だと、わかったいるがむず痒く難しい(笑)
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ゴルフの話というよりコーチングの話。簡潔で丁寧な語り口ですぐに読めてしまった。しぶこが、このコーチのおかげで全英女子を優勝したかはわからないけど、本人の当たり前のことをきちんと行うことが、本人の更なる力を生み出したことは間違い無いだろう。それをサポートするのがコーチング。
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打ち方は教えないという
タイトルに共感して購入。
良くも悪くも期待した通りの内容だった。
コーチングにも色んな種類があるのかなと
個人的に思っているけど、
著者のコーチングは、
自ら課題を見つけて解決する自力選手を育てることで、
モチベーションはコーチであっても、
そう簡単にコントロールすることはできないため、
モチベーションを上げるようなことはしないとのこと。
レッスンの中で失敗を大事にしており、
失敗したときには笑って出迎えることと、
全力で失敗をするということが、
著者のコーチングの特徴に感じた。
しぶこは出会ったときから、
技術レベルは高くないけれど、
結果を出せる選手で、
自分の頭で最善の方法を考え選択するという
素地を持っていて、
単純で面白くないアプローチ練習を
手を抜くことなく愚直に、丁寧に続けることと、
それができる覚悟があったということから、
元々成功できる素質を多いに持っているように感じるが、
それにプラスして笑顔の考えさせるコーチングが、
きっとすごく合っていて全てが上手くいったんだと、
読んだ感想として思った。
下記、コーチングの参考としたい内容。
Chapter1
・役割は選手を応援し、気づきを与え、正しい方向に導くこと
・必ず選手と話し合って目標を決める
・全力で挑戦をすれば、結果が失敗でも、その経験は必ず成長につながる
・このたまたまを生み出したのは、欠かさずにやってきた基礎練習、そして自ら考えて決断する力
Chapter2
・選手自らが結論を出せるようにサポートすること
・正しい結論を知っていても、それを教えてしまっては、選手が自ら結論を出せない
・ティーチングによる指導は、どんなショットにも共通する基礎的な動きとの相性は抜群
・日々欠かさず行うパッティング練習は、動きの再現性を高める目的もあるが、本番で揺るぎない自信を持てるという効果もある
・教えなくても自分なりにちゃんと答えを出して考えている
Chapter3
・考える深さと成長の速度は相関関係にある
・1球1球考えながら打っている
・成功か失敗かがすぐに判断でき、超短時間で振り返りができる
・まずは自分の行動を振り返って、考えてもらえればOK
・①課題を見つける→②考える→③答えを出す→④やってみるの自立サイクルができてくれば、コーチがサポートする場面は徐々に減ってくる
・数字を正しいものに合わせにいっても、スコアアップや勝つゴルフには結びつかない
・ゴルフを通して考える力、問題を解決する力を学び、成長する喜びを知ってほしい
・目標設定をするとき、どのような目標にするかという内容も大事だが、同じくらい重要なのが、どのように設定をするかという方法
・絶対に叶えたい夢なんてみんなが持てるわけではない
・一生懸命になれることを見つけて取り組むことができれば、その中で成長の喜びや考える力を育むことができる
Chapter4
・失敗には必ず原因があり、それを見つけて克服することが、上達や成長につながる
・失敗=悪い事という考え方を捨ててみる
・失敗をすると、人は必ず凹む。ともすれば、怒ったり悲しくなったり負の感情に支配されてしまう。だから、あえて笑う
・自分の持っている能力をすべてぶつけてこそ、足りないものが見えてくる
Chapter5
・まず彼らに伝えるのは、ゴルフの楽しさ
・もっと上手くなるには、単調で辛いこともあるけど続けられるかと聞く。いわば覚悟を問うわけだが、それまでさんざん楽しくやっていて、もっと上手くなる方法があると言われれば、ほとんどの子は前のめりでチャレンジをしてくる
・楽しいと思ってもらうためには、ゲーム性を取り入れると上手くいく
・コーチや仲間への挨拶や、練習場、ゴルフ場でのお作法などはきっきりと教える。なぜならこれは放っておいても、できるようになるのが難しいから
・考えても気づきにくいことや、危険なこと、周囲に迷惑がかかることは具体的なやり方まで教える
・気になった部分の形を修正していくという指導は、2つの点で問題がある。1つは、それが本当に修正すべきか検討をしていないという点。ゴルフのスウィングに限らず、体の動きというのはさまざまな部位が連動している。つまり、1ヵ所変更をすれば、必ず他の場所にも影響を及ぼす。それを理解せずに変更を加えると、問題の根本原因が解決せず形だけが変わり、できていたことまでできなくなってしまう可能性がある。もう1つの問題は、細かい動作に言及しているという点。複数のことを一度に修正するというのは、非常にハードルの高い作業。注意点をいくつか挙げると、それを実行することだけで頭がいっぱいになり、本人が何をしているのか分からないまま動きが崩壊してしまう。特に複数のことをいっぺんにやるのが苦手な子どもは、具体的な動きの指示を出すと、そればかりを一生懸命やろうとするため、操り人形のようなぎこちない動作になりがち
・なるべく形や動作には言及しないように1つのことだけを伝えるのがポイント
・コーチも選手も覚醒を意図的に起こすことはできないが、起きるように準備することは可能。覚醒の条件は、選手が自分の長所を把握し、それを使って成果を得ること
・枝葉の技術を練習していて、それが突然習得できるということなまずない。基礎となる技術は、練習をしないと徐々にできなくなってしまう。残念ながら自転車のように、1度乗れたらいつでも乗れるものではない
Chapter6
・スウィングでもっとも重要なのは腹筋で振ること。つまり手を使わないということ
・左手の小指と薬指で、しっかりと握るということ。この2本でしっかり握れていると、インパクトで自然と左わきが締まり、左腕が内旋しやすくなる
・感覚的な部分こそ、本人が気づき学んでいく必要がある
Chapter7
・モチベーションはコーチであっても、そう簡単にコントロールすることはできない
・本番直前に、モチベーションを上げるようなことはしない
・自分が手に入れたい目標に対して、犠牲をいとわず最優先で取り組める。この覚悟によってモチベーションが高く保たれ、成長と上達につながる。コーチができるのは、選手の覚悟の再確認。選手��観察し、何を目標にしてきたのか、今のままで叶いそうか考えさせる
・あることをきっかけに、本人に覚悟が芽生えて取り組み方が変化することもある。誰もが常にモチベーション高く取り組めるわけではないし、突然スイッチを入れることなんてできない
・できていないことをできるようにするのは必要なことだが、優先して取り組むべきものではない
・苦手なことをずっとやり続けるのは、明確に叶えたい夢がある人でも辛いもの
・得意分野を見つけてそこに一生懸命に打ち込んでいれば、モチベーションは下がりにくい
・ポイントは長所を伸ばす練習と言いながらも、こっそりと欠点も埋まるようなエッセンスを練習に入れておくこと。これがコーチの腕の見せ所。
・選手とのコミュニケーションで、特に気をつけているのが怒り方
・最初にこちらが怒っている理由を説明する
・失敗が続いて負け癖がつく人はいる
・卑屈になってしまう選手は、そこまで本気になれてはいない
Chapter8
・話をするときは、その時どう思っていたのか、なぜそうしたのかという気持ちの部分をよく聞くようにしている
・ちょっと離れた場所から自分を見る能力が、課題発見や問題解決には欠かせない
・話をするのが得意な子もいれば、書くのが得意な子もいる。形を決めずにコミュニケーションをとることが重要
・信頼関係を築くうえで大前提にあるのは、コーチと選手の立場は対等だということ
・日常の失敗談を、ちょっと楽しそうにひょうきんに話す
・まず彼らの考えを最後まで聞いてあげる。一生懸命に考えた答えを、いったん受け止める。そのうえで「でもね」と、正しい方向へ導くヒントを出してあげる
・褒めることは必要ですが、何でもかんでも褒めれば伸びるというわけではない
・ここぞというときにしか褒めない
・コーチは成功を認めることよりも、課題を探すほうに注力しなければならない
・選手の目標が達成されたときに褒める
以上