紙の本
文章にすると少し
2020/08/17 08:26
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投稿者:デンジャーメロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビCMでも大活躍中の著者、論は納得できるし妥当性があるのは相変わらずだが、文章になるととても読みづらくなるのも相変わらずと思った。この本はもともとはネット上の記述に加筆しているもので、整えようとすればもっとうまくなるはずと思う。
「~だから。」という文の止め方がクセなのかもしれない。
紙の本
誤解していた
2023/06/20 20:13
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投稿者:マッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、三浦さんを誤解していた。テレビでしか拝見していなかったので、この本を読んで、三浦さんの考え方がわかってきたきがする。5年以上前に書かれたいた内容ではあったが、ようやく時代が追いついた、と言う感じ。
紙の本
冷静な考え
2022/12/06 09:32
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の本で、何人かの人と対談をしているものを読んで、どんな人なのか興味を持ち、こちらの本を読んでみました。数年前の週刊誌などへの連載をまとめたもので、当時、こんな話題があったなぁと思い出しながら読みました。
バランスのよい冷静な感覚の文章や意見、それに、子供のことなどのプライベートなことも交えられていて、好感が持てました。次は、もう少しまとまった内奥の本も読んでみようと思いました。
紙の本
三浦さんの考え方がとっても良く分かる
2021/05/03 12:34
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっても正しいタイトル!
三浦瑠璃さんの考え方やスタンスがとても良く分かる一冊でした。
なるほど!と思えたり、そういう事だったのかとか、ふーんといった一緒に納得出来る内容でした。
紙の本
むずかしい
2021/01/14 19:11
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな分野のことについて、著者らしい視点で分析されているようですが、少し表現が込み入りすぎて、難しかったです。
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読了。カッコいい人だと思った。「ハンサム・ウーマン」という漫画の主人公を思い出した。「学校をさぼってばかりだった」は、アニメを見てるような気分になった。
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「朝生」や他のメディアでの、あくまで建設的な議論を維持するための落ち着いた姿勢、穏やかな声音、噛んで含めるような話し方、その言葉選びがどうにも好ましく(あと美人なとこも)、一度この人の書いた物を読まなければなあとぼんやり思っていた。本書は約2年間のエッセイやコラムをまとめたもので、表題のとおり彼女の日々の思索を、時に政治学者として鋭く、女性として凛々しく、そして母として穏やかに綴ったもの。ともかく思ったより早く読めてよかった、2,3年前の時勢なんてすぐに忘れてしまうから。
自己啓発本のように押し付けがましくなく、ぽつりとした独り言のような呟きなのに決してスルーはさせない強さと存在感が、文学的で瑞々しい文章に溢れていて、その一つ一つの言葉の選び方にも彼女の人となりを感じる。言葉を、そして言葉を媒介に想いを伝える行為を大事にしている人なんだなあという印象。
話題は多岐にわたる。大学無償化、女性専用車両、リベラル、ポリコレ、配偶者控除、#MeToo運動、浮気報道、ポピュリズム、体罰、教育、家族、etc. 政治的な話題に関しては「見事にメディアに踊らされてんなあ」という自省の念が強かった。勿論三浦さんの意見が絶対的に正しいというわけではないが、それにしても彼女が言及した「世間」の反応と当時の自分を当て嵌めると苦い思いが込み上げる。常に自分の頭で考えることは、心がけていても実行するとなると難しいし、「考えられていなかった」ことを自覚するのはもっと難しい。それだけでも私にとって本書を読んだ価値はある。
あと、同じ女性性を持つものとしてはやはり、性差別問題や母としての子供・教育への眼差しが印象深い。女性専用車両の問題は、小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の「不当に恵まれた性への嫌悪」を彷彿とさせたし、過熱する#MeToo運動に対するカトリーヌ・ドヌーヴさんらの声明や、不当なバッシングを受けたエマ・ワトソンの世間への反論は、日々のちょっとした引っ掛かりやモヤモヤを的確に形にできる人が世の中に存在するのだと、安心と勇気を与えてくれた。そして、大きな愛情に裏付けられつつも冷静さを失わない母としての三浦さんの眼差しは、私もそう在りたいと思わせ、そう在れるように自分を大切にすること、思索から逃げないことを提示してくれる。見え隠れする人間としての弱い部分も、なんだか可愛らしくて魅力的だ。
どうしても時事的な要素が強いので、あまり間を置くと再読には適さないかなと思うが、彼女の"これから"は追いかける価値があると思う。コロナ禍の今、彼女の目には世界がどう映っているのだろう。
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週刊新潮に連載されていたエッセイやコラムをまとめた一冊。
政治について、人生について、など題材は様々だが、三浦さんのまっすぐな性格が、強さも弱さもひっくるめてよくわかる。とくに娘さんとのエピソードの数々は、短い絵本を読んでいるかのように美しく微笑ましくて素敵だった。
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話題になった本「孤独の意味…」の背景、朝生やワイドショーに出続ける真意などが窺い知れるエッセイ。また、猫派だと思っていたが、実はペットの犬二匹と死別していた過去があるそうで。
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政治の話もあるけど、三浦瑠麗本人の背景も少し垣間見えるコラム的な連載をまとめたもの。社会問題や子どもと向き合うとき、自分の考えに加えるちょっとしたエッセンスになるものを得られた気がする。
芸能人コメンテーターが多くなっていく昨今、この人のコメントはいつも冷静で、信頼して良さそうだ、と思っている人。
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自分の考えを述べるにしても、その方法は相手の想定で変わることがあるなと思い、国会の質疑については、テレワーク期間に国家中継をラジオで聞いていた範囲では、確かに、政府側の仕事をきちんと充分な根拠を示して説明する時間としても使えると良いかと思いました。
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三浦瑠麗さんなので当然政治の話が多いのだが、そこかしこに現れる女として生きる哀しみが文学的でとても素晴らしいので、この人の書く文章はどうしても追ってしまう。思春期の少女の頃の描写も、20代の不安定な大人の頃の描写も、すごく良くて目眩がする。変なフェミニズム本を読むより、ずっと女というものが立ち現われてくる。結局、保守の女の人が、鋭い感性描く女性として生きる軋轢みたいなもののほうが、現実を捉えている気がする。
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苦労があっての現在の発言だと共感した。
2年間のコラムをまとめたものだが、少しの弱さと相反する潔さ、素敵な人に思えた。
書籍の中で紹介された映画でデトロイトは見た方が良い。
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三浦瑠璃氏が、日本について考えを綴ったもので、雑誌に掲載されたコラムをまとめた本。専門の安全保障よりも、女性や子どもについてや政治・メディアなどについて幅広く意見を述べている。三浦氏の率直で客観的な意見は参考になる。面白い。
「日本の政治の世界は、論評する分にはまあまあ面白い」p4
「平和を考える学問は、戦争の研究をしないと成り立たない」p14
「政治家は、人の話を聴く職業ではなかっただろうか。彼らはしゃべるだけではなくて、聴く練習がほんとうは必要なのかもしれない」p28
「大学を無償化するのなら、大学人の焼け太りになってはならない。大学が結果を出すことを社会は求めるだろう。すでに少子化問題に直面している大学にとって、無償化は競争を迫られる「黒船」なのだと思う」p56
「日本に欠けているのは単に多様性だと思う。そしてリーダーシップ教育」p67
「配偶者控除は、女性の社会進出を阻む象徴的な存在だったと思う。それは専業主婦世帯の「特権」だからではなくて、余裕がなくて働きに出ても主婦は低賃金しかもらえないから。その構造に、時間を制限して働く一人親が落ち込んでしまう。一人で家計を支えているのに、低賃金の職にしかありつけない。日本において子育てと労働を両立させることの難しさ」p88
「ファッションなんて、とバカにする人もいるだろうが、服装には外交的な意味合いが込められている。例えばメラニアさんがフランス人のデザイナーによるトリコロールカラーのドレスを晩餐に着たのも、両国の国旗の共通色を通じて友好や相手の文化への尊重を示すポーズだ」p124
「(小室哲哉)1990年代の栄光を背負いながら創作し続けるというのは、こちらには想像できないことだが、さぞかししんどいことだろう」p137
「いまの日本社会に見えにくいものは人間の「本気」だ」p147
「よく、子どもに手がかかる、言うことを聞かないと愚痴をこぼす親御さんが、保育園で集団の同調圧力が生じた瞬間に嬉々として言うことを聞くわが子を見てびっくりされることがある。言うことを聞くのは、何も保育士さんがプロだからというだけではなくて、集団のなせる業なのだけれど」p162
「権力者は笑われるのが嫌いだ」p181
「権力や戦争、革命にとって共通の敵は、笑い。笑いとは、一歩引いて世界を見る余裕の上に成り立つもので、みんなで同じ方向に突っ走るのを阻止するだけの破壊力を持っているからだ」p182
「夫婦がちくっとお互いに嫌味を言いあうのはなぜかといえば、相手に与えた分が返ってこないことを問題視して、嫌味による債権の「取り立て」を行っているからなのだと思う」p209
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週刊新潮にて連載された、3ページ程度のコラム。
この人の言葉選びのセンスはとても美しく、好感が持てる。
戦争、政治など、とかく男性目線で男性によって語られることあの多いトピックを女性の視点で柔らかく、しかしスパッと切っていく様はお見事。