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いつの間にか出版されていたTシャツを巡る村上春樹のエッセイ集。これは相当な村上春樹ファンでないとお勧めしにくい一冊であるが、映画化もされた短編「トニー滝谷」が生まれる元となったハワイで購入した謎のTシャツから本書は始まり、ファンにとってはたまらないところがある。
ロックバンド、動物、企業ロゴ、マラソンの完走記念など多種多様なTシャツの数々は見ているだけでも楽しい。
本人も「何が書かれているか謎」という謎の動物が書かれたサーフブランドのTシャツだが、この動物は以前に見かけたことがある。これは宇宙とのチャネリングで知られる日本人女性エリザベート女史が遭遇した宇宙猫ドルバッキーであろう。詳しく知りたい人は筋肉少女帯の「暴いておやりよドルバッキー」を聞くと良い。
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村上春樹さんのエッセイがとても好き。
Tシャツの写真も一緒に楽しみながら、ポツリポツリと読み進めました。
何度でも読んでしまいそう。
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寝る前に少しずつ読んでいたのだけど、これがもういい感じの寝入りエッセイ。すごく気持ちよくなれる。
なんというか、アメリカのハンバーガーショップでクァーズを飲みながらムラカミさんと何気なくTシャツの話をしているような、ゆるく居心地の良い感じ。
今までTシャツにはそれほど思い入れもなく、たいして選ばずに普段着ていたけど、これからもっと愛そう、Tシャツを。
中にいくつか読者への宿題があるのでもし心当たりがあれば出版社さんに連絡するといいね。
ポパイでの連載に加えてのインタビューにいくつかの驚きも。
1ドル99セントのTシャツを、世界のムラカミが着ているなんて、思いますか!?いや、驚いた。そしてトニー滝谷の秘密!これもびっくり。いやぁ面白いなぁ。
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村上節炸裂。
ビール、音楽、そしてTシャツ。
村上さんのコレクション癖、すごい。
引越しめちゃめちゃしてるのに、よくこれだけのものをもっていられるなぁと感心した。
わたしも捨てられぬTシャツが。
1998年、パフィーや奥田民生のライブツアーで買ったもの。くったくた具合がたまらない。どんなにヘビーユーズしても破れず、ひたすらに耐える感じが愛おしい。
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大好きな村上春樹のエッセイ
もともとは雑誌「POPEYE」の連載ですっと読める
Tシャツを題材に、そのデザインのテーマに沿って気軽な話が続く
やはり村上春樹はセンスがいいので、どのTシャツも素敵である
きっとユニクロT などは着ないんだろうな
インタビューも良かった
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レコードを収集してるのは知っていたけど、Tシャツも1冊まるまる本になってしまうほど集めていたとは知らなかった。
やっぱり春樹のこのビール片手にゴロゴロしながら読めるゆる〜いエッセイは本当に好きだなぁー。
Tシャツの解説プラス本当にどうでもいい事が書いてあるんだけど、その本当にどうでもいい事が地味に面白い。
本当にじみぃーに面白い。
全部カラー写真ってのも良い。
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村上春樹による、知らず知らずのうちに蒐集していたTシャツのエッセイ。
実に多種多様なTシャツ。
「かわゆい」という意外な言葉も出てきてびっくり。
販促用に作られたというTシャツ。確かにご本人が着るわけにはいかないだろうな。自分でもはずかしい。
某ドイツ車のTシャツ、ビール会社のTシャツは、欲しい。
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雑誌ポパイの連載だったそう。
確かに雑誌読む感覚で気楽に読めてよかった。
Tシャツ買いたくなる。それもおしゃれなやつとかじゃなくて、ノベルティとか、どこか旅行したところのとか。
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ポパイで連載してたものを1冊の本にまとめたもの。巻末には(おそらく)ポパイに載ってなかったインタビューが載ってます。
ムラカミさんが集めたTシャツの紹介ですが、そのTシャツに関する裏話が紹介されています。だいたいが海外で買った・もらったものが多いです。企業物が結構ありますね。日本は企業物Tシャツってあんまりないですよね。あと本を出すと販促用のTシャツなんてほぼ作られないような。
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いつの間に出てたのか。村上さんの本。
見ちゃったから買っちゃった。
プリンストン大学のと、REMのTシャツがいいな。
熊関係もなかなか。
でもやっぱり、プリンストン大学関係者ではないから、持っていても着づらいだろうなぁ。
今月ナンバー1の「ゆるゆる読書」本。自分調べ。
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村上さんのTシャツをめぐるエッセイ。ブランド物ではなく、ロックのライブTシャツ、レコード系、マラソン完走Tシャツ、企業CМ、ビール関係、本のノヴェルティもの等々…。なんとなく集まった好きなTシャツについて語ります。約100枚のTシャツのカラー写真を眺めているだけで楽しい!エッセイは、ユーモア溢れる軽快な文体で、楽しく読み進められる。実は私もディズニーへ行くと必ずTシャツを買ってジムで着ていたり、夫は旅先で必ずご当地Tシャツを買ったりとTシャツにはちょっと思い入れがある。それだけに村上さんのTシャツに対するこだわりが楽しかった!
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やっぱり春樹さんの描く本の世界が好き。
Keep calm,and carry on
安西水丸さんのナマケモノT
水丸さんはよくこの手を使った。
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私が児童書から卒業したあたりに散々読んでたのが春樹さん、ばななさん、江國さんだったので、この方々の文章はスーンと心に入ってきて読みやすく、かつ心地よいのです。フィクション・ノンフィクション問わず。
今回もページを繰る手を止められず、あっという間の読了。
とても癒されました。そしてTシャツ最高。私も今きています。
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村上春樹氏のTシャツコレクションエッセイ。
着れるもの、着れないもの、色んなデザイン。
眺めるのも読むのも、とても楽しかった。
トニー滝谷誕生のTシャツエピソードは、以前から知っていたけれど、その実物が見れるとは感激。
確かにこれは「トニー滝谷ってどういう人なんだろう」って連想したくなる。
それが映画になってしまうんだものな。
車関係のTシャツは、確かに確かに!(笑)
フェラーリとかランボルギー二のスーパーカーものは、間違えば子どもっぽくなってしまう。
一方、メルセデスBMWやポルシェなどの高級車ものは、いかにもな感じでちょっと勇気がいる。
かと言って、スズキハスラーやトヨタプリウスのTシャツは着たいとは思えない。
VWがちょうどいいポジション。
ニュービートルやワーゲンバスのTシャツは確かにユーザーじゃなくても着てて違和感ない。
VWはデザイン的に絶妙なセンスなのかも知れない。
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村上春樹がポパイに連載していたコラムをまとめた本作は、まあポパイ毎月買えないよね、または買わないよね、という人には朗報。Tシャツはあくまでも主菜のようでいて副菜。音楽やマラソン、作品の話から海外生活の一端まで、村上春樹のエッセイを楽しめた。改めて、Tシャツの柄やキャラだけで、文章をつくり、研ぎ澄ませて且つ心地よいリズムを刻み続けるのはさすがという他ない。トニー滝谷さんのTシャツの由来は、前書きで引き込まれる。おもわず、どんな人だろうと想像して小説になったというエピソード、そして、それってなんだろうという疑問と答え。さすがのつくり。なんと、議員さん、そして選挙Tシャツかいと。