紙の本
見事にだまされていた
2020/12/26 15:03
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投稿者:ごんと - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中のグラフや表は、なんとなく説得力があるけど、えええ、まさかそんなふうになっていたとは!という目から鱗の一冊。おすすめです。「騙されていた」のではなく、自らがちゃんと理解して捉えていないことを教えてくれる一冊。
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グラフで騙す方法の見破り方、問題点の解説は有用だったので、途中までは星5つのつもりで読んだが、最後の最後で減点した。
ジョージ・ブッシュ政権末期、米軍をイラク増派したことを題材にしているのだが、民主党支持者は当初反対していたものの、著者は増派後に反乱軍の攻撃が減ったことをグラフに示して、冷静な議論が必要だと指摘している。
いや、米軍が受ける攻撃、それによる米兵の被害が減ることが論点なのか。増派された米軍によって、イラク住民が受ける圧迫が増すかもしれないじゃないか。
増派で、イラク住民の不満が解消されて攻撃が減ったわけではないだろう。単に、不満を抑え込む圧力を増やしただけのことではないのか。そんなやり方では、米軍は増派を続けるしかなく、出口がなくなる。
実際、武力の連鎖、エスカレートは、ISILというとんでもないテロ勢力を生み出した。
論点を間違えたら、グラフが正しくて騙しがなかったとしても、間違えだという反面教師だった。
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最近は「FACTFULNESS」等の書籍をきっかけに、思い込みを乗り越え正しいデータが見れるようにするデータリテラシーの本が多数出版されているが、本作はグラフに絞り、グラフの中の誤ったデータを見破る方法を伝授する。グラフはパッと見で数値の比較が把握できるので利用頻度は高いのだが、構成をちょこっと変えることによって簡単に数字を「盛る」ことができるので、非常に危険であり、正誤を判断する能力が必須となる。本書では、選挙や企業の売り上げグラフなどを例に、さまざまなグラフのムジュンを暴く。
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グラフとはコミュニケーションツールであり、道具だ。使い方次第で気付きを与えることも、勘違いさせることもできる。
使い方を間違えない、そして間違えた使い方をされたことに気付くためには、やはり学習なのだと思った。
プロバイダ・印象操作によく使われるからこそ、先入観なく見れるように、常に疑問をもって見れるようになるのが大事だろうが、そもそも本書をわざわざ撰んで読んでいる人には良くわかっているだろう。
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グラフは説得力がある分、適正に加工することで見やすくするだけでなく情報操作もできてしまう。
グラフを途中で区切ったり、サイズを変えたりするだけで効果が違う。物事の本質を見極めなければならない。
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データがほとんどアメリカのものになるしなかなか体感しづらい。
グラフが嘘だらけと言うのはわかるがいまいち面白みに欠ける。
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トランプのホワイトハウスが出したグラフのバイアスや、メジアンの考え方など、様々な事例を踏まえて、グラフに騙されないような処世術を知った。
仕事上で使うグラフも、ウソと言われないように注意したいが、全てのグラフをゼロメモリから並べると、メリハリがなくなるので、、、、悩ましい。
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私たちが毎日のように目にするグラフは,情報を見やすく分かりやすくするだけではありません。時には誤解させたり,惑わせたりすることもあるのです。グラフをきちんと読み解く力は,物事の正しい理解につながるだけでなく,グラフを使いこなす力にもなるのです。
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読みやすくわかりやすい良書。豊富な事例から様々な注意すべき観点を丁寧に説明してくれる。用いている事例にアメリカ国内のものが多いため、大人が読む分には良いが子どもに紹介するなら事例を日本のものに変更した方が良い。参考となるサイトや書籍も紹介されており、役に立つ。
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『統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門』の現代版的な位置付けか。
直近で『フィナンシャル・タイムズ式 図解の技術』を読んだばかりだが、こちらはお手本を示すという意味合いで
本書は他山の石を示すという意味合いで
どちらも役にたつ