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長い絵本を読んでいるようだった。
おとぎ話のような甘さが漂っていて、そこに色はないのに温かな色が目に浮かぶようで。
嬉しくて何となくくすぐったいような。
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ドーナツにカレーパンにコロネにカツサンドって!パン好きのアタクシにとってもうどうにもたまらないおいしい物語たち!
つぶれそうなパン屋、さえない三代目、そこに現れる訳ありな客たち。訳ありな客たちの「訳」を解決するおいしいパン。あぁ、もう、最高ですやん!
人と人がつながっていく。その縁の真ん中においしいパン。そうだよ、おいしいものを食べて不機嫌になる人なんていないもんね。読み終わった後の、この温かい満腹感を、誰かと共有したくなる!!
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老舗パン屋の若き三代目の奮闘。
第1回おいしい文学賞最終候補作品。
デビュー作。
第一話 まごころドーナツ
第二話 楽描きカレーパン
第三話 花咲くコロネ
第四話 縁結びカツサンド
駒込の商店街にある老舗パン屋・コテンの三代目の和久は、フレンチシェフから店を継ぐことを決めるも、祖父で初代の意志を汲み取り切れず、自分のパンの方向性を見失っていた。
しかしパン屋を訪れるOL・理央の結婚話や、就活で苦労する青年・大和、友人の為に医者を目指した小学生・花、幼なじみの肉屋の賢介など、周りから刺激を受け、自分の道を歩んでいく。
とてもいい言葉がたくさんありました。
「ドーナツは真ん中が大事」が好き。
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商店街の中の小さなパン屋「コテン」を中心に4つの物語を紡いでいく。
その登場人物が次々と絡んでいく様は題名の「縁結び」に直結!
本文に、私が大好きな絵本、「からすのパンやさん」の例えが出てきた!うれしい♪
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パン屋の3代目和久が作るパンに魅了される人々との関わりが彼を成長させる。
コテンのパンはどれも昔から馴染みのあるホッとするものばかり。その中でカレーパンが印象に残った。
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心温まるお話でした。
この本に出会えたことも何かの縁。
出てくるパン一つ一つに
きちんと意味があって、ストーリーがある。
本に出てきたパンをお店で見かける度に、
このお話を思い出して、暖かい気持ちになるんだろうなぁ。
花咲くコロネのお話が1番好き。
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商店街のパン屋さん3代目がつくるパンと、お店に通うお客さんたちや商店街の人たちが織りなす短編4作品。
全体通して、ふんわりとした雰囲気で登場人物もいい人たちばかりで、ちょっとスパイス物足りないかな?と思ったりしましたが、おもしろかったです。
嫌なことは考えず、あったかい本が読みたいときにおすすめです。
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よくあるお話で、前半の二つのお話は普通だったのだけど、3話と4話でぐぐっと引き寄せられた。
あの占い師の正体はなるほどー、ミユキちゃんはなるほど、やっぱりそうなのねって、ちょっと謎解き気分で読めた。
カツサンドの4話はちょっと泣きそうになってしまった。
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ふんわりと本を閉じる
この感じがいいな
ものすごい新発見も背筋の凍る脅威も
涙滂沱な感動もないけれど
こんな本がいいな
短編四作がつながっていく
やはりラストがいいな
さびれゆく商店街のパン屋に集う
個性.人情豊かなひとたち
みんないいな
ああーカツサンド食べたあい
≪ ふっくらと きっとふくらむ パンがある ≫
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お店の名前は「コテン」
どんな意味があるのか誰も知らない。
だからこそ、訪れた人が各々の「コテン」の意味を考える。
掛詞みたいでおもしろい。
新人作家さんらしいフレッシュな1冊だったなぁ。
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短編小説でありながら登場人物全て人がパン屋さんに繋がって最後まで登場するのはとてもほっこりした。大切なことは案外身近にあって、その周りの人に助けてもらい思いやることで道が開けることがある、とても前向きになれる内容で美味しく楽しく完読できました。
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商店街の中にあるパン屋「コテン」を舞台に巻き起こる様々なヒューマンドラマ。ドーナツ、カレーパン、コロネ、カツサンド、ごちそうさまでした。
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かわいい装丁。
商店街にある小さな老舗パン屋を舞台に、様々な人の縁が結びつく。
パン屋より、占い師の魔縫メインで読みたい(笑)
イメージはマツコデラックスか美輪さんだったけど、違うのね。もっと若いのね。
文字ばかりゆえの利点を活かして、読者を予想外のオチに運ぶ手法は流行りなのか。いや、わりと古典的な手法なのか。
このやり方は難易度が高いと私は考える。
デビューしたての作家がこれをやると、なんかぎこちないんだ(›´ω`‹ ) 道尾秀介氏の初期作品がそうで、苦手意識を持ってしまった。
今作はデビュー作とのことなので、今後に期待。次は長編がいいかな。短編で語るにはもったいないエピソードばかりだったので、掘り下げて語ってもらいたい。
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ベーカリー・コテンには、美味しいパンと人々の優しさが溢れてる!
元気が貰える物語。さあ、自分のドーナツを見つけてみよう!!
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街のパン屋「コテン」と、そこを訪れる人たちの4つの物語
それぞれの人にそれぞれの人生がある
楽しいこともあれば辛いこともある
成功もあれば失敗もある
自分で葛藤しながら乗り越えることで成長するし、
人との関わりが次へ進むチャンスをくれることもある
そして、食べ物の大切さも感じた
生きていくには食べなくてはいけない
そして、何を食べるかは心にとても影響を与える
このお話には日常しかない
だから、それぞれの人物に共感するし、自分が生きてゆくための気づきももらえる
人との縁を、大事にしたいと思う
ずっと謎だった店名の由来が最後にわかるが、とても心のあたたまるもので、お話の最後まで温かい気持ちで読めた