紙の本
欠番、忌み数、…番号の世界は奥深い
2020/09/21 17:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はサイエンスライターであるが、前職は医薬品メーカーの研究職であり、『世界史を変えた薬』などの著作がある。本書は、医薬品とは関係のない電話番号、郵便番号、自動車のナンバープレート、道路の番号、図書分類、地名と番地、原子番号など22の項目について番号との関係を解説したものである。単に番号についての解説ではなく、それぞれの項目に関連した概説があり、著者の探求心がしのばれる著作である。例えば原子番号の項では、化学史の一端にふれることもできる。忌み数も各国により様々である。政治家がよく「最優先課題」という意味合いで「一丁目一番地」という言い方を使うが、現実の街並みを見る限り適切な表現ではないらしい。しばしば町外れが一丁目一番地であることもあるらしい。
番号に関する話題は、この著書で紹介された項目に留まらない。あとがきに、<著者はもう疲れたので、(これ以外の番号に関する)執筆はどなたかにお任せしたいが。>とあるが、そうおっしゃらずに続編をぜひとも期待したい。
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろく読みました。
国道、郵便番号、Windowsのバージョン、マイナンバーなど世の中に満ち溢れる番号についてまとめた一冊。一つひとつの考察が短く読みやすい本です。運転免許証の番号の読み方なども参考になりました。
続編希望。
紙の本
さながら「雑学文庫」
2020/09/16 16:17
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「番号」にちなんだ様々な雑学が詰まった1冊です。一気に読み切れました。
個人的に好きな「番号」の話題が多く取り上げてあり、さらに教養を高められました。面白かったです。
読み終わり、新書の形式で販売されているのが不思議に感じました。新書というより、ここまでくるとさながら「雑学文庫」です。
紙の本
奥深い…笑
2022/04/19 12:03
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
よく調べたな~と、感服。
たかが数字、されど数字。身の回りのちょっとした数字の羅列にも関係各所の葛藤と涙ぐましい努力が隠されていることが分かる。
少しは苦労も報われた?
紙の本
ネットを見た方がいい
2020/09/01 08:17
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投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットの情報を集めたという感じです。
ネットの方が詳しいし早いです。
紙の本
役に立たない
2020/09/14 08:20
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
知識は少し増えるが、
実生活には役に立たない。
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<目次>
まえがき
第1章 一〇桁は田舎者の象徴?~電話番号
第2章 不思議な順序にはわけがある~郵便番号
第3章 混沌と抗争のナンバー史~自動車のナンバープレート
第4章 魔境を照らす一筋の光~鉄道にまつわる番号
第5章 国道100号線が存在しないわけ⁈~道路にまつわる番号
第6章 番号界の絶滅危惧種~ナンバー銀行
第7章 プライドと序列意識の間で~ナンバースクール
第8章 「四戸」はどこへ消えた?~地名と番地
第9章 選手が背負うもう一つの顔~野球の背番号
第10章 神様は10番が好き~サッカーの背番号
第11章 サーキットに散った伝説の27番~F1レース
第12章 腱鞘炎と防いだ縞模様~バーコード
第13章 情報のいたちごっこは続く~図書分類
第14章 数字に現れた出版業界の勢力図~ISBN
第15章 無限に挑んだ男たち~天体の番号
第16章 空き番号に潜むドラマ~欠番
第17章 目に見えない神の数字~原子番号
第18章 交響曲マイナス1番を書いたのは?~音楽
第19章 視聴率はチャンネル番号で決まる?~テレビチャンネル
第20章 ウインドウズ8は6.2~バージョン番号
第21章 文化と見栄とプライドと~型番
第22章 「究極の番号」は問題山積~マイナンバー
<内容>
番号にまつわるあれやこれやをまとめたもの。「新潮45」に連載した記事を加筆訂正、書下ろしを含むもの。まあ、よく探したな!が感想。もちろん、もっと深めることもできるが、このレベルを22個も並べたことにブラボーと言いたい。最後がマイナンバーなのは、痛烈な皮肉か?
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現代社会が番号で溢れかえっていることに気づいた著者が、無味乾燥な番号にもドラマが秘められていると、その謎に迫る。
先ずは電話番号から解き明かす。
現在では天気予報で使われている177番は、最初は大隈重信の電話番号だったそうだ。
携帯電話の090-1234-5678番は、5500万円で取引されているとか、蘊蓄が次々と。
今では行き渡っている郵便番号。
その導入のためには、宣伝活動その他で当時の金額で約12億円も投じられたことには、驚き!
無人島にも郵便番号は付与されていて、尖閣諸島は907-0004だそうだ。
ナンバースクール=第一から第八までの旧制高校がスタートした時のこと。
第九を巡っては、新潟県と長野県で九高争奪戦がヒートアップして、お互いを罵り合うまでになったため、八校で打ち止めになったとか。
その他、自動車のナンバープレート、野球・サッカーの背番号、バーコード、図書分類や、果てはテレビチャンネルやマイナンバーまで、「番号という切り口を通して、人類の営みに光を当てるものにしたい」という、著者の思いが詰まった一冊。
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ブクログのレビューで知って、探してた1冊。
2ヶ月ぐらいかかって、やっと発見!
日常の生活に溢れる番号の謎を、新書には珍しく軽いタッチで解き明かしていく。
電話番号、郵便番号、国道の番号、車のナンバープレート、背番号などなど。
非常に興味深い話が多いが、後半は天文から元素番号等に移っていくと、徐々に身近感がなくなり、最後には読み始めた時のワクワク感がなくなってしまうのは残念。
元々国道などが好きな作者さんらしく、他の作品も読んでみたくなる。
個人的には圏央道のインターチェンジの番号の謎も解いていただきたかった。
でも、全体的には面白く、トリビア的な要素としては満足できる1冊。
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世の中にある番号にまつわる、その番号が突いた歴史や意味、その後の変遷、イレギュラーな出来事等、今までほとんど気にしなかったことの裏側にある事柄や奥深さが知れて、世の中にある番号を見る目も感度も上がり、色々な想像が巡り番号を見るのが楽しくなりそうな気がする。ちょっとした番号にまつわるウンチクも語れるようになる。
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とんこつラーメンとかにあるこなおとしみたいな一冊。「好きな人はとことん好き」の極致。実にいい。
鋭意作成中の「全国高校データベース」と重なる内容もあり実に楽しく拝読しました。とっかかりはなんでも良くて、好きなことをとことん突き詰めていくと、帰納的に何か本質が見えてくることがある。そしてそれは欲求のままにやってることなので、何かを導き出せるかもとかいう期待なんて何もしてない。故にモチベーションに波がなく、寝食を忘れて没頭できる。書いてる本人は楽しいとあとがきで触れる作者の気持ち分かるなぁ。生業にしてる以上は多少打算が入るんだろうけど、こういうのを好きなことを仕事にするって言うんだろうな。ただ、とっても好きなものを少しでも嫌いになる可能性がある時点で、趣味にとどめておきたいなと個人的には思う。
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「ほほう( ゜o゜)この番号にはこんな事情があったのか!」が分かる本(^^)でも読み終わったそばから忘れていくという残念な私の脳みそ(;´д`)トホホ
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発刊された頃、Yahoo!でよく抜粋記事が載っていたので、気になって取り寄せた一冊。
身の回りの色んな番号にまつわった話を22節。
聞いたことのあるような話から、聞いたことないような話で、へぇって唸るような話まで。
背番号やホームの話はよく聞く話だけど、ナンバー銀行の話はもうそろそろ歴史の話になってしまうのかも。
原子番号も知っていたよりも増えていました。
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日常は数字であふれている。
電話番号、郵便番号、自動車ナンバー、ホーム番号、国道、ナンバー銀行、ナンバースクール、番長、背番号、図書分類、ISBN、天体番号、テレビチャンネルなどなど。
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「番号」の姿はシンプル。
しかし、それが持つ力は大きい。それが意味するものは深い。それが歩んだ歴史は長い。その進化は未知。