紙の本
重たい話を「タメぐち風」にして・・・・・
2020/09/17 00:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めて、なんか文のケツが、一々「タメぐち」っぽいのが、ハナについて仕方がなかったが、少々そのハナを摘んで読み進んだら、決して「軽い話」ではない話を、『どうにかして伝えたい!』と言う書き手の、ココロの表れかもなぁ〜と気付いたら、ハナの洗濯バサミは取ってしい、読めるようになった。 それは、その昔、重たい石の下にコロを入れて引っ張って運んだのとよく似てる。ーーーまた、それは、一度でも清掃工場の建物の中に入った時にも似てて、入りたては臭いのだが、暫く居るともう「臭わなく」なるのと一緒。 そうして「読める」様になったら、 そこには、人生色々、ゴミも色々で、多種多彩な「人間模様」が、キレイなものから、それは、それはモロ、(当たり前だが)汚ないモノまで百花繚乱、酒池肉林、言語道断のごとく、目の前に広がっていた!!ーーー平気でゴミと、それを回収する人たちを、やれ「臭い!」とか、やれ「邪魔だ!!」とか思ってたりする人たちの、すぐ隣にある「もう一つ別の世界へのガイドブック」。
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日本人は全員読んで欲しいね。私も夏場に夕飯作って、残った分を冷蔵庫に夫が入れておいてくれずに翌朝生ゴミとして処分しなきゃならないときには本当に嫌な気持ちになる。そうだよ、ちゃんと夫が食べ終わるまで起きてて残り物はきちんとしまえばよかったんだよ。でもこっちも正社員で育児もして疲れてて、そこまで頑張れなかったから仕方ないよ。あと、さっさとサラダにでもすりゃよかったのに、って思う生野菜が冷蔵庫でどろどろになってたりするよ。
もう本当に安いからとかじゃなくて使う分だけ買って、ちゃんと無駄なごみを減らそう、って改めて思いました。
マシンガンズだからこそ、伝えられることもっといっぱいあるはず。応援してます。芸人としても、清掃員としてもこれからも頑張ってください!
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副業お笑い芸人としても知られるゴミ清掃員の新著。面白すぎる!正直今まで考えたことの無かった視点を与えてくれる、まさにゴミ社会学と呼ぶべき内容。特に第4〜7章はかなり真面目なのだが文体もあって面白く読める。おい滝沢!良い本書いてるじゃねぇか。しかしながら大オチは先日著者が環境省からサステナビリティ広報大使に任命されたというニュースである。素晴らしい。
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今回も身につまされた(汗)
清掃員さんの苦労たるものや…本書では面白ろおかしく書かれているが、本当に頭が下がる。
特に後半のコロナ禍からの食品ロス問題。
本当にごめんなさいって(涙)
生ゴミまとめる時、水分はキッチリ絞ってから捨てましょう!
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ゴミから見えるこの素晴らしき世界。
ゴミ清掃員のことを考えたことがなかったということに気付いた。見たことがないわけではない。でも考えたことはなかった。
臭いものに蓋ではないが、普段、目をそらしているものがある。でもそこにきっと人の本質が現れる。ゴミの出し方を考えること。自分の代わりにゴミを片付けてくれる人がいると思うこと。自分が出したゴミがどこにいくか考えること。これからの地球のことを思うこと。
この本を読まない人に、自分の考えをどう伝えるか、という著者の言葉にハッとした。この本を手に取った自分は、変わらざるを得ない。もうこの本を読む前の自分とは違った自分になっている。どうしたら伝わるか、はどの分野の人にも共通する悩み。読んだ自分は、伝える側になりたい。どうかこの本を一人でも多くの人が手に取って、ゴミのことを考えてくれるように。
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すごく良かった。最初のマンガ作品と合わせて読んだ。
著者の視野の広がり、表現力、人間的成長が感じられて、よかった。ゴミ清掃員の方々に感謝しなければ。
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本当にごめんなさい。
緊急事態宣言の時、家を片付け、その時は、というか今の今まで清掃員さんの苦労など考えもしませんでした。洋服はじめ沢山のものを割と纏めて出しました。いやぁ、緊急事態宣言のおかげでいつかしようと思っていた断捨離ができたわー、となんなら晴れ晴れとした気持ちでいたのです。
…前作「このゴミは収集できません」未読ですが、全く問題なく読めました。
とにかく筆力が圧倒的で面白く一気に読めます。
清掃員さん、一般の人、様々なエピソードに読み応えがあり面白かった。
お金持ちになるほどゴミが少ない、という話も興味深く、信じられないゴミの話には目がとび出そうでした。
後半になるにつれて非常に深刻な話になっていくのですが、文章にユーモアが溢れているので身につまされながらもなんとか読み終えることが出来ました。
まあショックな事だらけなのですが、なんといっても1番は日本の、まだ食べられるのに捨てられているゴミが世界の食べ物に困ってるい人のためにかき集められた食べ物の量の1.6倍ということでした。
初めにも書きましたが、知らなかったとはいえ、正しくないゴミの出し方をしていました。
もっと言えば、ゴミそのものを減らす、即ち本当に必要なものだけを買い、それを命尽きるまで大切に使う、そういうスタンスにシフトしなければいけないと思いました。
賞味期限の切れたもの…捨てていました。
それは、地球とか環境とか最終ゴミ処分場がもうあと数十年でいっぱいとか清掃員さんのご苦労とか、そういうことへの想像力はもちろんだけど、そんな意識をすることで自分自身の生き方とか、スタイルとか、ひょっとしたら貯金とかそういうことが今と全く別のものになるんじゃないかって本気でそう思えました。
そして何より、著者が幾度となく語っているように、1番届いて欲しい1番この本を読まなさそうな人達に何かしらのムーブメントでこのことが伝わって欲しいしきっと伝わると信じたい、ってちょっと熱くなっちゃうくらいいい本でした。
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前作に続きあっという間に読み終わりました。笑ってはいけない話だけど笑えることばかり。先日のNHKでも見ましたが、この仕事は「ゴミ屋」じゃないです。「廃棄物収集作業員」です。こういう人たちがいるから生活ができているということを実感しなくてはいけません。ごみから社会が見えてきます。小中学生にも読んで欲しい本です。コロナ禍の話、食ロスの話、ためになることばかりです。
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笑いごとじゃない、一人一人がちょっとずつゴミと向き合うって本当に大事なことだと、こんなさらさら読めるエッセイから嫌というほど伝わります。今回はコロナ禍でのゴミや、エコバッグが本当にエコか、日持ちする食品ロス等についても触れられていて、全日本人がこれを読んだほうがいいんじゃないかと思ったほどでした。断捨離ってものを捨てることじゃない。あらためてそう思ったのが一番の収穫だったかも。簡単に捨てられないようなものは買うとき考えるけど、逆に簡単に捨てられるようなものは買っちゃダメなんだよね。本気でゴミを減らします。
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面白く書かれているが、前著よりも真面目な話が多め。
考えさせられる事も多いが、お笑い要素も多く、とても読みやすい1冊。
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タイトルを見て、借りて読んでみました。
読んでいる途中で、この本は第2弾であり、第1弾もあることを知りましたが、第2弾のこの本だけを読んでも、内容的にはとくに問題ない印象です。
この本は、芸人でもある著者が、ゴミの清掃員(ゴミを回収する仕事)をしていて、その過程で経験したことが書かれたものです。
ゴミを通して、社会や人間が見える様子を、面白おかしく書いていますが、「言われてみればそうだろうなあ」と思うことが多々ある一方で、「そんなことがあるんだ」という驚きの内容もいろいろと含まれていました。
個人的には、「断捨離の本が断捨離されていた」がツボでした。
断捨離の本に触れているところでは、「そもそも断捨離は、「断」から始まる」、つまりは、入ってくるものを「断つ」ことから始まることも説明されています。
普段から、「すべてのものは、最後はゴミ」と考えるようにしていまして、それゆえ、購入時にはそのことを意識するようにしているのですが、断捨離の件は、その考え方の正しさを再確認できた箇所でもありました。
この本、いろんな人に読んでもらいたいのですが、著者も述べているように、本当に読んでもらいたい人(ゴミの捨て方がダメな人)には、あまり読まれないんだろうな、と思います。
伝えたい人に伝えたいことを伝えるのは、結構難しいですね。
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「分別しない会社は6年以内につぶれる」「超お金持ちほど、ゴミが極端に少ない」に惹かれて読んだ。
なるほど〜。
物を大切にして、他者の存在を常に想像することが大切。
もう少し丁寧に日々を過ごしたい。
3R
リユース
リデュース
リサイクル
+
リスペクト
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学校の教科書か夏休みの課題図書にして、子供の時から多くの人が読んだ方がいいと思う!!!
ほんとごみ収集者の皆様毎日お疲れ様です。
マシンガンズ滝沢秀一、さすが芸人といったところか。文章が面白い!
ゴミについて興味関心がない人にも、読み勧めてもらうために面白おかしく書いているのだろう。
笑わせつつも、本当に日本はこのままでいいのか?いやだめでしょ、と思う日本のゴミ収集現場の現状が書かれていた。
日本に住む全員の必読書です。
ぜひ皆さん読んでください!!
なるほど!と思ったこと。
挨拶最強説。
理不尽極まりないクレームがくることが日常茶飯事だが、クレームを未然に防ぐ方法として、挨拶やちょっとした会話を心掛けているらしい。なるほど!!!と思った。ごみ収集者の方に会ったとき、すごい礼儀正しくてびっくりしたことがある。
それにはこういう訳があったのか。
滝沢が、理不尽極まりないクレームをしている人を地獄でベロを抜かれ焼かれるだろうと予想していた。悪いけど私もどうかそうなって欲しいと思う。
人にも伝えたいことが沢山書かれていたけど、自分の生活も変えないと!
ときめき続けられない物・捨てる物を買わない、手にしない。
■メモ:
・ゴミは今現在や少し前の流行を反映する。
・ゴミは生活の縮図。
・ゴミだけは裏切らない。
・ゴミにはストーリーがある。
・古紙には人々がどういう幸せを求めているかがうかがえる。
・金持ちの人は自己投資に、そうじゃない地域の人たちは他人にお金を使っている。一般庶民は小さな消費が大きな消費に繋がっている。
・金持ちはゴミが少ない。
・米兵は階級でゴミが変わる。
・違反ゴミを出す会社は六年以内になくなる。
・ゴミはその人、団体の顔。
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滝沢さんのインタビュー記事をネットで読み、あと20年で日本のゴミ処理場はいっぱいになるというフレーズがあまりにも衝撃的で借りて読んでみた。あと20年じゃわたしも生きてるし、これから大人になっていく人たちも生活はしていくわけだし、ゴミ問題は全人類にのしかかる課題じゃないか。特に解決法とかすぐになんとかなる!みたいな大きい答えはなかったけど、ゴミはもっと減らせると思ったしリサイクルも面倒がらずに参加していこうと思った。雑がみは今まで存在を知らなかった。資源を無駄に捨ててたと思うと心苦しい。これを機に雑がみを資源で出すようになったし、魚のトレーや牛乳パックをスーパーの収集ボックスに持っていくようになった。小さいことからだけど、あと20年が今後もう少しなんとかなるように行動していきたい。
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この方の著書は3冊目。やっぱり面白くてためになる。ゴミのこと、地球のこと、いろいろ考えさせられる。
ゴミを出さない人などいいないのだから、すべての人に読んでもらいたい本。自分もそうだが、ゴミをゴミとして出した瞬間から、そのゴミのことは頭から消えてしまう。
でもそのゴミを収集してくれる人が必ずいるのだから、分別や危険物を混ぜないなど感謝の気持ちを持ちたい。
そしてゴミの最終処分場はあと20年で満杯になってしまう事実。どうなるの日本?!このまま捨て続けていいのか?
生ゴミの半分は家庭ゴミで、そのまた半分はまだ食べられるものなのだそう。新米の時期に古米が捨てられたり。信じられない。
私たち消費者が形の揃ったものを好むから、規格外は捨てられる。
リデュース(ごみを減らす)、リユース、リサイクル。リサイクルが一番費用がかかるけど、やらないよりはマシ。
ゴミのことに更に関心を持ちたいと思った。最終的にそれは自分に還元されることなのだから。