紙の本
黒猫ルート
2020/09/25 15:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさかのSFちっく?!
未来人登場!な黒猫ルートで驚いた
闇を愛する中二病だけど、
本トは美人なんだよね…
家族想いで仲間想いで
温かい子っていうのがもったいない。
しかも料理も裁縫も上手。
すんごい羨ましい
真夏の島を舞台にした今回の話。
すごく情景豊かで
キャラも上手く組まれていて楽しめました
投稿元:
レビューを見る
待ちに待った黒猫ifです。黒猫が黒猫していて安心しています。合宿の話から突然未来の娘が出てくるのは少し話が飛躍しすぎているような気もしましたが、二人の歯がゆい関係を見られて最高でした。
投稿元:
レビューを見る
「花火の下、俺は黒猫に告白する」
高校3年の6月。ゲーム研究会の部長から夏休みの取材合宿を提案された俺たち。最初は参加するつもりのなかった黒猫だが、父や妹からの後押しを受け参加を決める。
合宿が始まると、俺は黒猫と一緒に、新幹線の中で赤城兄妹と歓談したり、フェリーの甲板で夕陽を眺めたり、露天風呂に入ったり、肝試しをしたり、花火をしたり。自然たっぷりの離島で、最高の夏休みを過ごす。そんな日々の中、俺たちは槇島悠(まきしま・はるか)と名乗る少女と出会う。占いやオカルトに精通する悠は、黒猫と意気投合し、島に伝わる“天女伝承”の取材に同行を申し出る。
そこで俺たちは、不思議な体験をする。
投稿元:
レビューを見る
6年前に一旦は完結したはずのシリーズの続刊が、「(ヒロイン名)if」という形で発売されることを知り、狂喜乱舞したのは2年前のことでした。
原作ラノベも、アニメも気に入ってずっと追いかけていた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」シリーズのナンバリング続編が読める喜びはもちろんのこと、消化不良で到底納得のいくものではなかったラスト12巻のエンディングの記憶を上書きする機会を得ることができたからです。
複数ヒロインが登場し、ハーレム状態の中から一人だけヒロインを選んでのエンディングですから、選ばれなかったヒロインを推していた読者は心中穏やかではないのですが、それだけではなく、選んで結ばれたはずのメインヒロインと主人公との関係があまりにお粗末で、「末永く幸せに暮らしましたとさ」と総括することができるものではなかったことが輪をかけて不満を増幅することになったのです。
「if」を冠してはいるものの、ナンバリングの続編で消化不良ではないラストが読める! とハイテンションで手に取った「あやせif」上下巻でしたが、レビューは満点ではなく★★★★の星4つ。
なにしろあまりに内容が薄かったのです。
男子高校生と美少女中学生とのいちゃラブ書いてあればいいだろとばかりに、PSPの「俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブル」のシナリオに手を入れて出来上がった「あやせif」は上下巻構成の内容がラノベ1冊分にも満たないほどでした。
そんなことがあったので、既に刊行が発表されていた「黒猫if」を期待半分、内容スカスカへの恐れ半分で待っていたのですが、ようやく手にした「黒猫if」はそんな懸念など吹き飛ばしてくれるものでした。
【以下、ネタバレあります。】
行間を開けておきます。
そんなこんなで手に取った「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」15巻「黒猫if」の上巻は、1冊みっちり詰まった全くの新エピソードだったのです。
ゲーム部の夏期合宿で京介と黒猫が交際に漕ぎ着けるまでを語った1冊の中で、ヘタレな京介と内気な黒猫に準備された舞台はBTTFでした。
あ、BTTF(Back To The Future)です。
もうね、この1冊だけで「(ヒロイン名)if」シリーズの元を取ったと言えるくらいの出来です。
夏合宿、海でも山でも遊べる合宿所、そしてヘタレな京介にこれ以上ない舞台としてのBTTF。だいたい、BTTFの時点で二人が結婚して子供がいるのが確定なのですから「(ヒロイン名)ifシリーズ」の舞台装置としてこれほどふさわしいものはありません。
そんな舞台装置を準備した時点ですでに勝利が確定しているのに、これでもかとダメ押しをしてくる作者の執念には感じ入ります。
もしかして、12巻ラストの終わり方は作者にとっても消化不良だったということでしょうか。
ゲーム部の面々は、おそらく黒猫の同級生として初めての友人である赤城瀬奈を含めていい人揃いで、基本的に京介と黒猫の仲を応援してくれていること、京介の渡米から連れ帰りのきっかけ��なった桐乃からのメールが謎の力により京介に届かなくなっていることなど、ご都合をすべて時空の歪みに押し付けて地均しをしたうえで、全力で京介と黒猫の交際を成立させようとする槇島遥に桐乃要素と五更日向要素と黒猫要素をぶち込んで超絶魅力的な美少女キャラの造形に成功しています(おまけに「食パンを咥えた美少女と交差点で衝突」と並び称される「美少女が空から降ってくる」というギャルゲの導入部を、黒猫たちが作成しているギャルゲの導入部であり、かつそれがこの巻のBTTFストーリーの導入部にもなるというメタな構造で持ち込むことに成功しています)。
おまけに舞台である「犬槇島」は、ヒロインの一人沙織・バジーナ(槇島沙織)に所縁のある地という伏線まで放り込んで、細工は流々仕上げを御覧じろといったところです(こちらの伏線は未回収です。「沙織if」があれば回収されるのでしょうか…。そういえば「あやせifに登場していた占い師、あれってもしかして悠だったりしないかな…?)。
で、そんな舞台で、遥に近づかされたり遠ざけられたり、あるべきタイミングに向けて微妙に距離感を調整されながらも、何となく遥の正体とその意図に気付き、そんなシチュエーションを楽しんでいるようにすら感じられる京介と黒猫。
すれ違いを重ねるのがラブコメの常道ですが、今回すれ違いの原因になってるのが縁結びに奔走している遥なので、万に一つの心配もありません。「私に恋愛感情を絶対持たないで」と予め断られたうえで、安全なことがわかっているジェットコースターを楽しむことができます。
個人的には、合宿も終わりに近づいた線香花火の場面の場面転換が見事だったと思います。特に説明もなく魅力的なキャラクターをきれいさっぱり消してしまいました。地面に落ちた線香花火の燃えカス1本の余韻がお見事です。
そして、エピローグの種明かしが楽しいこと。
双子の姉璃乃と妹悠璃。
強引さとブラコン改めファザコンが桐乃の再来を想起せざるを得ない璃乃。桐乃…はようやく実の妹を持つことができた…わけではありませんが、もし実の妹がいたらこんなことになっていたに違いありません。
オカルトへの傾倒と姉に対する屈折した愛情を感じさせる悠璃は、ところどころ日向が混じっているもののまあほぼ黒猫。
そうすると気になるのが双子姉妹の弟と末の妹ですが…。
ところで、黒猫if、エピローグの未来編があってこれで完結しているように見えるんですが、これ、まだ上巻なんですよねえ…。下巻は一体どうなっているのか。デスティニーレコードに書き込まれた「先輩と、別れる」のページは果たしてどうなっているのか。すぐに下巻のページを開かざるを得ませんね。
投稿元:
レビューを見る
俺妹のif黒猫編。
高3の京介は後輩になった黒猫のサポートをする。
一緒にゲーム研究会に入ったり、
クラスで馴染めない黒猫の面倒を見たり。
徐々に距離が近まる二人。
そんな中、ゲー研の夏休みの合宿に参加することに。
島の伝説を追いかけて黒猫と一緒に京介は彼方此方に。
そんなとき、空から降ってくる少女 槇島遥(仮名)。
一週間、彼女と過ごすゲー研の皆。
が。
一週間が過ぎる時に姿を消す遥。
それと同時に皆の記憶から遥は消える…
そして恋人となる黒猫と京介。
時は進んで、双子の娘、璃乃と悠璃。
そして瑠璃と京介はゲー研で来た瀬戸内海の島へ再び。
なーぜーかー長女はお父さんではなく「京介」と呼ぶがw
投稿元:
レビューを見る
この振りから
こんな物語
そうだろうなぁと思った通りに
そうだろうと思ったところに決着する
よくあるシチュエーションなのかもしれません
あらすじだけなら
あちこちどこにもある物語
当たり前なんだけど小説って
あらすじを読むのではないってことを
改めて意識しますね
作者が文章で描いてくれる世界
一文一文を頼りに
その世界を想像する小説
楽しそうに
キャラクタが自由に遊んでいる
生み出した人だからこそ
楽しそうに生きているように感じる世界
上巻で終わったようで
でも始まりなんだよね
言葉にすること
それを受け入れることから始まります
さぁこの後どうなるのか
結婚がゴールではなく
付き合うことがゴールではなく
その先へ