紙の本
国を守るとは?
2021/01/25 15:54
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投稿者:秋田讃歌 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、「妾の子」と言われた自衛隊も、最近の「災害派遣」では大いに国民の指示を受けている。しかし、実際には(武器使用等についても)法的に未整備な事ばかり。
それを、政治家・国民も何も知らずか・・脳天気。 もっとも、「国を守る」事を考えては? この本の様に、少しは、実態が判る記事・本の発行が増える様に!
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【我々は何を守るべきなのか】2016年7月8日、南スーダンの首都ジュバで激しい衝突が起きた。自衛隊はなぜ、何の為にそこにいたのか。元派遣隊員の克明な手記
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クロノロジー
スーダンの武力衝突のニュースを見て、そもそもスーダンはどんな歴史を持つどんな国なんだろうと気になった。図書館でスーダンと検索して出てくる本がこれだけだったので、これを借りた。
この本だけで判断するのは早計だろうが、スーダンというのは恐ろしい国だ。国としてのまとまりや社会秩序といった概念よりも、部族が力を持っていると簡単に内戦状態になってしまうんだ。
ロシア・ウクライナ戦争がはじまってから、自衛隊のあり方を見直して、国際社会の基準に引き上げることも必要なのかもしれないと思いはじめている。でもまだわからない。
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この本は布施祐仁さんの著書に紹介されていたことで知った。
この本が書かれたこと自体が素晴らしいことだと思う。実際にジュバ・クライシスを経験された方の生々しい記録。
自衛隊のPKO活動の困難さが伝わる。そもそも国連のPKO活動自体が、さまざまな問題点を持っているところに、日本の特殊な事情も加わり、手足を縛られたまま、戦場に赴くイメージだ。
いや、だから「戦場」ではないとされるのだが、まさしく「戦場」だったのだ。
「国民に問い、国会でもっと議論をしてほしい。政治家は信念と覚悟を持って決断し、その責任を取るべきだ」。本当にその通りだと思う。
この問題だけのことではないのだが。