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紙の本
小説より面白いドキュメンタリー
2020/11/21 08:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オズマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者の本は、初めて読んだ。それぞれの犯人が、生まれた場所や住んだ場所の歴史的背景に遡っての著述が大変面白かった。特に林眞須美と海辺の集落は、圧巻だ。
引き続きこの著者を追いかけてみようと思う。
紙の本
これは奇書!
2021/08/11 19:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1章は「現代の八つ墓村事件(あるいは津山事件)」と呼ばれた有名事件を扱っています。犯人の父が竹細工をしていた、という話が出てきます。ここで竹細工についてウンチクがひとくさり。と言っても他書の引用ですが。そして津山事件についてもひとくさり。しかし新知見はありません(まあこの事件に関しては情報が氾濫しているからでもあるんだけど)。竹細工の話から犯人は「サンカの末裔だったのではなかろうか」という話に発展し、サンカについてまたひとくさり。これも他書の引用です。さらに「平家の落人の末裔だったのではなかろうか」と言い出します。まあそうかもしれませんけれど、そうだとしたら何なの? という気も致します。第7章では例の西口彰事件が出てきますが、西口は隠れキリシタンの末裔で、このことが彼の事件にも影響を及ぼしていると思えてならない、という結論になっています。いやあ、さすがにそんなことはないと思いますが。総じて、「そんな事件あったのか」という新情報はほんの少し。有名事件に関しては割と頻繁に「末裔説」を持ち出す(そして新情報は別にない)ような気がします。何とも言えない奇妙な味の本です。初版は亜紀書房。評者はずっと高く評価している出版社ですが、こういう奇書も出していたのかとちょっと新鮮でした。類書がちょっとなく、その意味で評価に値する本だと思います。
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