スマホ脳(新潮新書) みんなのレビュー
- アンデシュ・ハンセン, 久山葉子/訳
- 税込価格:1,078円(9pt)
- 出版社:新潮社
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紙の本
人類の進化と現代社会のミスマッチ。
2021/05/16 15:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
集中力が持続しなくなった、睡眠の質が悪くなっている気がする等、誰しもが心当たりのある日常の些細な違和感。
ひょっとすると、それらの問題はスマホのせいかもしれないと知ったらどうしますか。
本書は、睡眠障害や鬱病といった現代人が抱える問題から、学力低下や自己肯定感の低下など子供たちにも見受けられる問題の原因について述べている。
それらの原因として挙げられているのが、スマホだ。
本書の優れた点は、スマホの使用が先述したの様な数々の弊害を誘発する要因となるかを、非常に分かりやすく説明しているところ。
エビデンスとなる科学的根拠や実験・論文の膨大な数に圧倒されると同時に、実験で明かされるスマホの影響力に驚く。
また、本書のユニークな点は脳科学や生物学的進化の見地からも、スマホの影響力を考察している部分だろう。
ドーパミンが最も分泌される「かもしれない」という期待と、SNSやLINEの通知。
「火災報知器の原則」がもたらす悪影響。
次第に明らかになるのは、人類の歴史において理にかなっていた機能が、急激に発達した現代社会において弊害にもなるということ。
本書では、スマホとの距離をとるため、具体的にどういった行動をするべきかも明記されている。
それらを生活に取り組むことが、健全な生活を取り戻す第一歩になるのではないか。
著者が述べている通り、テクノロジーが私たちの方に適応するべきではあるものの、
私たちも自身が先ずはテクノロジーが及ぼす影響を少しでも知ろうとすることが重要ではないだろうか。
紙の本
スマホ脳
2020/12/29 22:49
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投稿者:ぱなま - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史的側面から、発展し過ぎた現代について
論を展開している本です。
紙の本
改めて読んで
2024/04/16 10:16
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投稿者:あー - この投稿者のレビュー一覧を見る
おっしゃる通りな内容。自覚はありました。スマホで気軽に検索したり他者と繋がったり。世の中便利になったものだと思う反面、『考える』ということを忘れ、『便利さ』に依存してどんどん自分が馬鹿になっていく。自身の電話番号すらうろ覚え。記憶力の著しい低下。危機感を感じていても、いつの間にか指先にはスマホ。怖いです。
まずはゲームアプリを削除。次は通知設定をオフ。少しながらも徐々に適宜距離を置いて、上手なスマホ活用をしていこうと思わせた一冊。
紙の本
なるほど
2023/08/31 22:00
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投稿者:猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ1年くらいスマホにウンザリしてました。なぜなら多様な方法で私の好奇心なり欲求なりを刺激してきやがるからです。どうしてスマホにそんな力があるのか。広告?AIを用いたおすすめ機能?それよりももっと人間に根源的な原因がありました。
電子書籍
健全な社会にしたいのならば、今すぐスマホの利用制限を
2023/03/25 15:18
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投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現役の大学生、OBを集めた団体の講演会に招かれた。その講演者は、某新聞のネット配信担当部署の編集者だった。講演の冒頭、新聞を読んでいる人、いない人について挙手を求められた。学生で新聞を読んでいる者は皆無。そこで、この講演者は、新聞購読が減少するなか、ニュース配信という社会的使命としてスマホによる配信を促進しているという。我田引水ではなかろうかとの疑問を抱きながら話を聞いた。新聞がインターネットでニュースを配信するようになったのは、平成8年(1996)からという。さらに平成19年(2007)にスマホが登場し、これでライフスタイルが変わったと断言する。新聞社側からすれば、スマホの普及により社会の末端の情報収集力が増し、配信しやすくなったという。しかし、この解説を聞きながら、スマホでの広告収入が新聞社の収益を増している現実からして、詭弁に思えてならなかった。
そんな講演を聴いた後、別の講演会でスマホの普及に警鐘を鳴らす話を聴いた。そこで、早速に手にしたのが本書である。著者はスウェーデンの精神科医だが、早くから『一流の頭脳』という世界的ベストセラーを著したことで著名な人だ。論理的に、人間の進化と脳の発達について、全10章、250ページ余、簡明な言葉で説明がなされている。人間が不安を抱くのは、危険な状態をいかに回避し、生き抜いて来た結果である。人間の脳は悪い噂が好きというのも、その情報収集の癖からのものという。その脳には、経験したことのないダメージがスマホなどの機器によって加えられているという。
すでに、インターネットの登場により、SNSでの弊害がニュースになるほどだが、つい、目先の利便性に誘われスマホに手を出す。表現は悪いが、習慣性薬物の変形がスマホであり、脳の退化に繋がっている。脳は文章を書くだけではなく、生き延びるために発達したが、このままではインターネット環境から抜け出せない人間は死滅する可能性すらある。
本書を読みながら思い起こしたのは、パチスロである。昼間、大人たちは大挙して「ラッキーのドーパミン」を求めてパチンコ店に押し寄せる。新型コロナ感染に怯え、外出自粛を求める時期でも、パチンコ店は平常に営業していた。あのパチンコ店は、年齢制限、時間制限が設けられている。さすれば、スマホも、年齢制限、時間制限を設けるべきだ。特に、学校でのスマホ利用を制限したら成績がアップしたという箇所は、幼い子供を抱える親たちに伝えるべきだ。本書に合わせて、柳田国男著『壊れる日本人』を読了することを薦めたい。平成19年(2007)当時から、日本人の脳を破壊するものとして過剰なインターネットの利用に警告を発していたものだ。
本書を読了し、早速、SNS関連の接続時間の制限を試みている。
紙の本
気をつけよう
2022/04/29 10:23
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は言う。「新しいテクノロジーに適応すればいいと考える人もいるが、私は違うと思う。人間がテクノロジーに順応するのではなく、テクノロジーが私たちに順応すべきなのだ。」
脳の生理メカニズムや各国の研究報告をもとにスマホの人間への影響を説明してくれるので理解し、納得し易い。
巻末のところでアドバイスを縷々示しており、いくつか抜粋してみよう。
・自分のスマホ利用時間を知ろう。スマホに奪われている時間を知ると変化への第一歩になる。
・スマホを使わないように、目覚まし時計と腕時計を買おう。
・毎日1~2時間、スマホをオフにしよう。
・プッシュ通知もすべてオフにしよう。
・スマホの表示をモノクロにする。色のない画面のほうがドーパミンの放出量 が少ない。
・運転中はサイレントモードにする。一番必要な時に集中力が妨げられる可能 性があるので。
他にもたくさんあるが、寝るときの心得として
・スマホなどの電源を切るろう。
・スマホを寝室におかない。
・どうしても寝室におくなら、着信音を消し、マナーモードにする。
スマホ漬けにはなっていない自分だが、注意したい。
紙の本
タブレット、スマホは便利なだけではない。
2022/02/28 21:05
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校にタブレットが普及して、子どもの様子が変化しているように感じる。こうしたスマホ、タブレットの功罪をこうした書籍からしっかりと読み解き、使いどころを見極めていかなければならない。
紙の本
一考に値する洞察です。
2022/02/13 23:26
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投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
スウェーデンにおける子どものうつ病の増加傾向などが数値とともに紹介されていますが、これがスマホが普及する時期と重なっているようです。なかなか衝撃的な値でした。
著者曰く、我々の先祖が狩猟時代を生き延びるために備わった能力が、生活環境が大きく変わった現代において裏目に出ているようです(本書ではもっと詳しい考察がなされています)。
著者の仮説はとてもわかりやすくて納得できます。ただ、文中で引用している研究結果の統計的な解釈の正当性は、本書からは判断できかねるため、著者の考えがすべて正しいとは断言できません。それでも、著者の提案(スマホに触れる時間を減らすなど)を実践してみる価値は十分にあると感じました。
紙の本
子供にも読ませたくて
2021/09/26 01:26
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投稿者:猫様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
買いました。もちろん自分も読みましたが、
あー気をつけなきゃスマホ見過ぎだなぁ
脳が退化しちゃうなぁ
ジョブスも子供にiPad使わせなかったからうちも子供に使わせないようにしなきゃな!
と、読むと思うのですがすぐ忘れてしまいます。
もうこれは依存なのでしょう!
なかなか興味深い本でした。
テレビでも取り上げられたんですね知らなかったですが、本屋で推してましたし!みなさんに読んで欲しい本です。
紙の本
長い歴史の中で今を見る
2021/09/10 19:55
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭の‥点々を見て、その解説を読んだ時から、スマホとの向き合い方がちょっと変わった。
便利だし、ないと困る。光と影があるのも知っている。それでもついついスマホ漬けになるのは、なぜか。
本書を読むと、そのカラクリが理解できる。
そして、なぜスティーブ・ジョブズが自分の子どもには与えなかったかも、納得できる。スマホが当たり前の時代、ちょっと立ち止まって思考するのに大事な一冊です。
紙の本
スマートフォンとヒトの脳。
2021/08/25 08:48
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投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「スマホ脳」とは、すごい題名の本やなぁ〜と思いつつ。
・・・手に取り、買ってしまいました。
スマートフォンは世界中に拡がっている様で、北欧スエーデンでも同じとか。
そのウエーデンの、精神科医アンデシュ・ハンセンが著者。
翻訳者は、スエーデン在住の久山葉子。
ヒトの歴史から始まって、脳が環境に適応して進化した過程を丁寧に解説。
ストレスや恐怖・ウツには、その人の脳の進化の歴史が関わっていて。
ここ数年に突然登場した、スマホにはヒトの脳が追い付いて無い現状が。
そして、スマホはヒトの脳にドラッグ的な働きかけをしていて。
人を、スマホの前から離さない仕掛けが存在していて。
ヒトの睡眠時間まで、ドンドン奪っていく現状。
特に子供はその影響を受けやすく、集中力の低下等の弊害が出ている。
子供のスマホ依存は、深刻な視野回問題になっていて。
若者の精神不調が急増している。
なんか、日本も同じやなぁ〜と思い読みました。
また解決法として、簡単な運動が有効な事。
ヒトの脳は、スマホに適応していくのか。
デジタル時代のアドバイスが、巻末にまとめられていました。
スマホの件で問題なのは、研究の結果が出るのが5年ほど先なので。
出た頃には、デジタル機器がさらに先を行っている。
このスピードに、学問が追い付いていないのは問題ですね。
この本を、移動の電車内で読んでいたのですが。
無表情でスマホを見ている人が、メチャ多数居て。
この社会は大丈夫かと不安になりました。
問題提起の多い、良い本だと思います。
紙の本
考え方と生活が変わりました
2021/08/15 20:48
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投稿者:ユマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読む前はスマホに依存しがちで、Instagramを見たり、TikTokを見たりと多くの時間をスマホに費やしてきました。
スマホがどのくらい影響及ぼすのか理論を知りたいと思いこの本を読みました。
読んでよかった、この一言です。
スマホを触れる時間、無駄な時間が減りました。
スティーブ・ジョブズの画期的な発明であるiPhoneと離れる時間も大切だと学びました。
紙の本
現代を生きる全員へ送る本
2021/06/26 00:28
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
スマホが悪いってよく聞くけど…
実際どうして悪いの?何が悪いの?
という問いに正しく答えてくれる本。
そして何より分かりやすい。
ただ、文章の途中(区切りの悪いところ)に
体験談というか…
エピソード?を挟むのは止めて欲しかったなー
電子書籍がスマホを見てる気分になる
っていうのは分かる気がする。
そして本よりも覚えが悪いことも。
眠りに就きにくくなることも。
こうして考えると、
参考書やビジネス書を
電子書籍にしちゃいけないって思うよね。笑
紙の本
とてもおもしろい
2021/06/13 21:35
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投稿者:アイス - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても身近なものであるスマホが人間にとって有害であることがとてもわかり易く書いてあってくやしいが、納得してしまった。
紙の本
ためになった
2021/04/06 17:29
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
気持ち悪くなっても画面に向かっていたいのはそういうことだったのか
小さい子にスマホをずっといじらせているあの人に是非読んでもらいたい
電磁波が・・とかいう話はありません。