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元旭山動物園の園長(獣医)と元飼育員にが、動物の素朴な疑問にお答えします。
実際に札幌の丸山動物園て開催されたイベントをもとにしていて、大人も「なんで?」と思う質問に的確な回答。わかりやすいイラスト。面白かったけど、最後の百獣の王の件は…?かなぁ。
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「「動物もなんとなく元気がないときがありますか? 動物の気持ちの上げ方ってありますか?」
「サルも人間みたいにわくわくするときってありますか?」
「ワニも歯が痛くなりますか?」
「家で飼っている金魚はさびしくありませんか?」
動物に関する子ども素朴な疑問、ふと浮かんだ謎、素朴な質問などに、小菅正夫が動物たちと接してきた体験を通して、独特な切り口でこたえる本!絵は小菅正夫とともに旭山動物園を盛り立ててきた絵本作家のあべ弘士。楽しくわかりやすく表現。」
子どもたちの質問:
●キリンやカバなど大きい動物はどうやって寝るの?
●エゾリスはなぜ冬眠しないの?
・冬眠するか、しないかは、寒さの問題だけでなく、食べ物があるか、ないかなんだ
・リスの中でも、エゾリスは冬眠しない、シマリスは冬眠する。その違いは?食べ物が手に入るか入らないか。
●やさしいとか、おこりっぽいとか、動物にも性格のちがいってある?
・単独で暮らしている動物にはある。群れをつくって暮らしている動物にはあまり性格の違いはない(好き勝手してはいられない)
●どうすれば兎と仲良くなれる?
・なかなか慣れないからダメだ、と思わないのがコツ。どうして慣れてくれないのかなぁ、と思うこと。うさぎの気持ちになる。
それには、まず自分のことをちゃんとわかっていることも大切。
●ハダカデバネズミはなぜ長生きなの?
・ふつうのネズミは2-3年で死ぬのに、ハダカデバネズミは30年以上も生きる
●パンダはなんで白黒なの?
・動物の模様には、みんあ理由がある。それは、住んでいる所(環境)にとっても深い関係がある。
・模様にも意味があるよ!
●なぜ動物には肉食も草食も雑食もいるの?
・生きるということは、食べるということ。
・それぞれの違いについて。
●動物はいつもおなじものばかり食べていてあきないのか?
・「木の実にしか食べない動物、種しか食べない動物、葉しか食べない動物・・・というように、それぞれがおなじものを食べるとすると、いろいろな動物が、ひとつの森の中でいっしょに暮らしていける。そうやって古くからずっと仲良く生きてきたから、自然の森をゆたかなままにしてこられたのではないか。」
●草食動物は肉食動物にたべられちゃうからかわいそう
・どちらもいて、バランスをとって生きているのが自然の世界。肉食動物がいなくなると、草食動物が増えすぎて、草や葉が食べられすぎて森が荒れる・・など。
●ライオンのオスは百獣の王なのに、なぜ狩りをしないの?
・働き方はいろいろ、それは人間も、動物も。
ライオンは、メスが狩りをして食事の用意をする。
オスは他のライオンやハイエナから家族を守る。
「それぞれの動物(人間も)の生き方=文化を、お互いにわかりあうことが大事。人は、じぶんお生まれ育ったところのやり方があたりまえだと思ってしまいがちなので、違う暮らし方がおかしく見える。」「あれはあれで、いい暮らしだ」と認めて大切にするくせをつけるといい。すると、人間同士も違った生き方を受け入れられるようになるかもしれない。」
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確かにこういうこと疑問に思うこともあるよね!という子供達の質問とその答えが10個詰まった本。ちゃんと答えがないものもあって、その場合は先生たちの考えが書かれている。いろんな考え方や捉え方があるよね。動物と人間と環境の共存って難しいね。