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「珍しい数」ってなに? どうして鏡は上下逆さまにならないの? 日常の謎やパズルの先に広がる豊かな?論理?の世界へいざなう、数学的思考を養える一冊。
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野崎先生の本に間違いはない。だから古い本だけれど、文庫になったのを機に読んでみた。知らなかった(あるいは忘れていた)話題もいくつか。ルイス・キャロルから。止まっている時計と、1日で1時間遅れる時計はどちらが正確か。止まっている時計。なぜか。止まっている時計は少なくとも1日に2回は正しい時刻を指す。しかし遅れる時計は12日に1回しか正しい時刻を指さない。なるほど!と納得させられては困るけど。まあ、ネタとしてはおもしろい。産児制限。男子が生まれたらそこまで。男子でなければ産み続ける。そうすれば女子の数が増えるか。結果は必ず男女比1:1。これまたおもしろい。赤い帽子の話は絵本で読んだ。難しい。結婚定理はよく分からなかった。もうちょっと時間をかけて読まないと。カタラン数の具体例を徹底的に調べたのはマーティン・ガードナーで、実は彼はドクターではなかったのだ。「今日本人が来ました」「きょう本人が来ました」「いま日本人が来ました」最初何のことかわからなかった。「今ニッポン、ヒトガキ増シタ」なんのこと???複素数には大小がない?絶対値は原点からの距離だから、そこには大小があると思うのだけれど。野崎先生は85歳。ワインバーグより少し若いのか。
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パズルや頭の体操的な問題から入り、数学的・論理的な考え方を対話式で分かりやすく解説する。
とは言え、中盤辺りからはガチ数学の問題が多くなりだんだんついていけなくなるw。
数学的な問題だけでなく、「鏡を見たときの上下左右」や「おじいちゃんと孫が同じ人」といったちょっと楽しい問題も。これらを考えるには、「当たり前」がなぜそうなっているのかを改めて深く考えてみる力や、設問の言葉の意味を掘り下げてみる必要が出てくる。
数学的なセンスがある人は論理的な考え方を瞬時にできる人、というイメージがある。人の思考回路は理系か文系かで大きく分けることができそうだ。