【電子限定おまけ付き】 花の妖精、恋と祝歌の鐘が鳴る 【イラスト付き】 みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきによると「『小さきものを愛でたい」という萌えがベース」になった作品です

ネタバレがあります

●王妃の母をもつロディア国の第二王子攻め・グランド
●半人前の自分がコンプレックスの薔薇の精の王子・ルキア
●母がロディア国の村娘だった第一王子・ノヴァリス
●ルキアの長姉・アプローズ
●ルキアの次姉・ヴィクトリア
○ルキア、グランド、ノヴァリス視点

薔薇王を父にもつルキアは薔薇の精の王子。妖精は気持ちがサイズに影響するため、力が弱く臆病なルキアは半人前の小さなサイズです。でもルキアなりに頑張ろうと、人間の王と約定を結び守られてきた“薔薇の園”を見回って、植物に異変がないかを調べていました。すると出てはいけない門の外にうっかり出てしまい、薔薇城へ帰れなくなったルキア。絶望していたところ、グランドとノヴァリスに助けてもらい・・・

臆病だった薔薇の精の王子ルキアが、外の世界で冒険と恋愛をへて成長するファンタジーです。まさかのダブルカップル誕生、面白かったー！

まずルキアのサイズ感！ミニサイズなので藤かごのベッドにハンカチのお布団と、衣食住すべてがかわいい。ティーカップのお風呂に入るさいにルキアが、

「グランドさん、こっち見ないでね」
「バカ。見るわ・・・」
って、かわいすぎないか？

そしてみんなのコンプレックスも解消されたし、ロディア国の危機を人間と妖精が協力して乗り越えたのもよかったし、兄ノヴァリスと弟グランドのルキアをめぐる不和にヒヤリとしましたが、そうきたか！と（姉上・・・！）。素敵な大団円でした。

また、植物好きにはたまらない園芸ネタも満載。例えば、移住を頼まれた男爵の返事が「必ずやるその地に根を張り、見渡す限りのジャガイモ畑を御覧にいれてみせましょう」。だ、男爵・・・！

サマミヤアカザ先生のイラストがボタニカルとマッチしていて、うるわしい挿絵も見どころ。

妖精BLが好きな方におすすめです！

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投稿者：ひろなか1号　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

まさかの植物BL！初読み作家さんでしたが、薔薇を育てるのが趣味なので興味をそそられ購入しました。突拍子もない設定かと思いきや、全く破綻することなくするする読めて上手い作家さんだと思いました。後半に起こる大問題の解決方法も結末のつけかたも設定を活かした方法で、驚きつつも感動するまとめでした。過剰に痛い事やつらいことはないので、やさしい気持ちの読後感を求める方に激推しします。大好きです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

甘々な作品が読みたいなぁって思っていた時に手を出した本
三人の王子様それぞれの悩みや葛藤とそれを乗り越えていく話になっていました。
そんな人と妖精のお話が薔薇の香りとともに描かれておりました

妖精の世界と人間の世界が二重になっている
妖精と人間は約定を結んでいる世界
ルキアは薔薇王の息子で次期薔薇王でありながら
力も気も小さくてそれに伴って姿も小さいという有様
人間の世界の第一王子のノヴァリスは次期王という立場でありながら
身分の低さと血筋の良い弟の存在と人柄から萎縮気味
そして第二王子のグランドはそんな兄を気遣っているが
なかなかうまくいかないし城の人間には王位を狙う悪役扱いだ。

ルキアとグランドはそれぞれが惹かれあい
そして、隣国が攻めてくることにより…
その三人の成長が見られます。

王子様なのにお針が出来たり
ティーカップのお風呂とかもう可愛さも満載です。
酔っ払った拗ねたグランドとルキアのやりとりも可愛らしく、
なんで？とか思ったりもするのですが
もうグランドのルキアへの「可愛くて好き」がじわじわきます。
ルキアの「やらしいこと」を連発するのがまた可愛らしいです。

薔薇王は格好良いし（好み！）
薔薇の王女様は美人で強くて素敵なのも良きです
（戦う彼女らは素敵）
最後に出てきたじゃがいもが男爵なのが妙にツボです。

妖精王のルキアと王配のグランドが
薔薇の国を幸せに治めている未来に至るまでの
諸国の視察旅とかも見てみたいなぁって思う終わりでした。
（そしてやがて薔薇から妖精が生まれる！）

物語とは別に気になったこと…
すべての花の王というイメージはわかるのですが、
薔薇王を百花の王というのはちょっと違和感あります。
百花の王は「牡丹」なのではと。

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投稿者：coco　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とっても可愛い設定の内容で、ホッコリ癒やされました。
花の妖精が主人公だから世界観が小さめで、クスッとしてしまう場面が多々あって。
特に王子であるノヴァリスとグランドンが小さな妖精のルキアにメロメロになってるのは想像して…メルヘンだわ。でも、兄弟王子達やルキアの取り巻く環境や本音が切なくて、ルキアの存在が癒しになり同時に物事を動かすきっかけにもなって。
三人三様に前へ進んで、それぞれが成長し幸せになる姿は良かったです。たくさんの薔薇が出て、とても芳しくて華々しい雰囲気を感じました。

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投稿者：蛍　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

作家買い。面白かったです。
妖精や小人がまだ信じられている世界。人間界に紛れ込んだ薔薇の王子ルキアもあたたかく迎えられている。優しくふんわりしたお話。ルキアが猫の背に乗って移動したり、ティーカップで沐浴したり、想像するととても可愛いです。ただほわほわファンタジーだからか、隣国との争いが安易で物足りなくて、浅い感じ。結末も面白い締めくくりだっただけにちょっと残念。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

臆病で怖がりな薔薇の妖精王子ルキアが結界から出てしまい人間の国の王子に保護され…。
手のひらサイズのルキアが猫に乗せて貰って第二王子の下へ行ったり、王子のポケットの中に入ったりとても可愛いのです。

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで読んでません。
どーしてもショタさが気になって。
そして、二人が惹かれ合うのが不自然で。