紙の本
生物圏の回復力
2021/11/18 16:08
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
パンデミックの数ヶ月で身体と身体で向き合うことが大事だと身に染みてわかったこと、所有と消費は地球に対する戦いだとの見方があること、気にすべきは人間の数ではなく人間の消費水準であることなど、世界の著名人たちの直言集。
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カズオ・イシグロさんの記事は、一読の価値あり。
イシグロさんの創作方法やインスピレーションを得た作品などに触れた箇所など、作品を読み解き、楽しむためのヒントが盛り込まれている。
また、記者自身の見解や読みも提示されているので、読み巧者の読み方を知るための手がかりにもなる。
この記事を読んで『私を離さないで』や『クララとお日さま』を再読すると、ますますイシグロ作品の面白さと深みにはまっていく。
その他の記事についても読みどころは多いが、世界情勢に明るくない自分では読みこなせない箇所も多い。特に、能力主義に対する批判については何度も読み返したが、まだ腑に落ちない(反論以前の理解度で止まっている)。だから、この本は「自分は何を理解できて、何を理解できないのか」を概括するのにも良い本だと言えそう。
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レベッカ・ソルニット
パンデミック後の「災害ユートピア」
グレタ・トゥーンベリ
環境活動家という生き方
ダニエル・カーネマン
指数関数的な変化には対応不可能
バーツラフ・シュミル
気候変動の対処はレスイズモア。
エマニュエル・トッド
若者世代の負担の補償
トマ・ピケティ
バラモン左翼と商人右翼
デイヴィット・グッドハート
知的エリートと庶民を分断する能力主義
ジェイムズ・スタヴリディス
2034年米中戦争のシナリオ
キショール・マブバニ
中国「戦狼外交」
ガブリエル・ズックマン
極端な富は累進課税制度の廃止による
シュシャナ・ズボフ
監視資本主義
マイアナ・マッツカート
アントレプレナー国家
ロバート・シラー
物語が市場を動かす。チューリップバブルは新聞が引き起こした。
リンダ・グラットン
on-line会議、柔軟な労働時間、対面を戦略的に、子育て男性、これらはコロナ後も続く
ダニ・ロドリック
ギグエコノミー
カズオ・イシグロ
ノーベル賞作家
クロエ・ジャオ
ノマドを扱った映画監督
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<目次>
はじめに
序章時代精神の転換
第1章コロナ禍と人間
第2章分断と新秩序
第3章資本主義の諸問題
第4章コロナ禍の中で働くということ
第5章文化という希望
クーリエジャポンのいつものオムニバス版
19人もの有名人の”コメント”だから、一人分が少なくて
落ち着かない
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感想
人間が辿ってきた経歴の中で経験したことのない変化。漠然とした不安を抱える人々。そんな時代にあっても心を強く保つ。希望ある将来を見据えて。
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クーリエジャポンを初めて読んだ。考えたこともない視点が次々提示されるのは面白かったが、何か独善的な感じで、語られていることが本当なのかの納得感が得られなかった。気になる視点は別の本でじっくり読む必要があるだろう。
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『#不安に克つ思考』
ほぼ日書評 Day767
クーリエジャポンによる世界の論客インタビュー記事を集めた1冊。2021年刊なので、ややパンデミックとバイデン米大統領就任(あるいはトランプ前大統領への批判)にテーマが寄っているが、現在進行形の様々な考え方を一望するには役立つ内容。
能力主義(メリトクラシー)や誰もが高等教育を受けられる環境の弊害。累進課税が弱められ富の偏在が顕著になると経済成長が鈍化する。かつては「バカなことを言うものでは無い」と家庭内で嗜められたものがSNS時代では大きく増幅される。Googleに代表される、あらゆるものが商品化される時代、等々である。
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