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電子書籍
響とだいたい同じだけど面白い
2022/01/22 16:33
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投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「響」の将棋界版と言ってもいいぐらいの同じ構成ですが、やっぱりそれでも面白いものは面白いです。(巻末に構想初期の主人公が描かれてますが、響みたいな性格に変えて作者の好きなタイプの主人公を添えたのは本当に英断だったと思いますね。苺から入った人も、こういう主人公が好きなら前作も、と裾の尾が広がったりもあるでしょうし。)
今のところ違う点は、前作では小説の文芸界という世界でしたが、文芸関係ない周りの権力や文字通り力のある大人が筋を通さず好き勝手介入してくるのを結局は力(物理)で黙らせていくのがワンパターンとなり痛快な響節でしたが、今作はその暴力の発露が将棋に向いて、将棋の勝負で相手を殴るというのをやってのけているのが違う点かなと思います。なので、響が好きだった人も楽しめると思いますし、逆にむしろ響のそういうところが嫌だった人はこの苺こそが合うだろうなとも思います。
将棋界を通してジェンダーなんかにも触れているので、更に痛快さが増しているとともに、将棋という奥深い世界で負けも吸収しつつ爆進していく苺と、その苺に才を見出したおじいちゃん先生がまたいいバディで、読ませてくれます。
続きが気になる作品です。柳本先生が書きたいところまで書ききってくれることを願ってます。
電子書籍
出だしが凄い
2021/12/23 02:35
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投稿者:つけなければいけませんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルで内容が想像出来ない。始まってすぐに暴れる女子中学生に驚いきました。将棋の天才というのでさらにびっくりした。何をしでかすか分からないので、ハラハラするのが楽しい。
紙の本
響と同じ展開だがそれがいい
2021/01/09 05:07
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投稿者:MIF - この投稿者のレビュー一覧を見る
同作者の「響」と同じく、天才型破天荒少女が主人公。
響は文芸界の既存勢力をぶっ壊したが、今度は将棋の世界をかき回す。
電子書籍
本格かどうかはさておき
2022/06/24 23:45
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投稿者:ホイミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の内容は薄い方でライト層でも読める内容。勝負の世界としての描き方が良い。元校長先生が主役級の存在感のあるセリフと指導がアツい。
紙の本
響の将棋版
2021/02/14 18:30
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ作家の「響」の将棋版である。乱暴 豪腕な性格は、小説よりも将棋のほうが似合っているような気がする。しかし将棋を知っている人間の目から見ると、棋譜そのものが甘く雑な描き方である。その観点から見るときっちり勝負がつく将棋よりはあいまいな小説のほうが適しているのかもしれない。でも勢いの良い作品である。
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