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as-is から to-be を描く、全体構想5つのステップ。時間掛けて読んだからか、振り返ると、更地、座標軸、モデル、とある中間地点の内、座標軸を得るところがよくわからなくなっていました。「俯瞰と抽象度を上げて事象を観察する」の必要性、私の仕事でも日頃言われているのですが、、読み返します。
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ゼロから新しいものを生み出す考え方と手法をまとめた本。川下の仕事を愚直にこなして来た自分にとっては目からウロコの内容であった。
丁度4月に異動があり、新しい事業の検討をする事になった自分にとって、非常にありがたい内容。考え方は理解したつもりであるが、それをどう実践にて行くかがまだモヤモヤしている。これからは一日1つ以上の思考を行って、アーキテクト思考が習慣のように出来るようにして行きたい。
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2021/10/31
【背景】
①なぜ読むか
自身の仕事や生活をより効率化するため
②何を得たいか
抽象化を活用する方法
③読後の目標
抽象化を他人にもさせる
【著者】細谷功×坂田幸樹
【出版社】ダイヤモンド社
【重要語句】
【要約】本書におけるアーキテクトは、建築における思想・哲学の部分を指す。アートかデザインを並立させるような概念と言える。色々な具体策も明示されているが、要は「視野を広く持とうね、俯瞰しようね」という意見にまとまる。教育現場にはもっと便利な言葉があり、「多面的・多角的な視点」と呼ばれている。
【メモ】
P1「アーキテクト思考を簡単に表現すれば、抽象度の高い全体構想を作り上げるための思考力のこと」→本当に大事。低い視点からしか、物事を見れない人が多すぎる。
P34「変化が激しい状況下においては、まさにその知識が負の方向に働きます。(中略)過去の知識や成功体験は次の変化に際したは抵抗要因となって働くからです。」
P42 川上と川下の例え→さすが抽象化を生業としているだけのことがある比喩。インテリ悪口として参考にしたい。
P70 図2ー04 アートかサイエンスか
→建築とITをアートとサイエンスの度合いから要素分解している視点が優秀。
P169「いきなり新しい教科割りを考えろと言われても、「学科といえば英数国理社」という発想から抜けるのがいかに難しいかわかるでしょう」→自分のよく知っている領域保ゼロベースで考えるのが難しい、という節にあるが、教育関係者はコアカリキュラムや融合科目を知っているので当てはまらない。著者こそ、教師は頭が硬いというバイアスから抜け出さなければならない。
P170 規制や法律に詳しいと創造的な新しいやり方を避ける。→法律に本当に詳しい人は立法趣旨などを把握しているため、むしろ柔軟な発想が可能。また、ホリエモンがインサイダー取引で捕まった際も、法律に詳しかったからこそ踏み込んだグレーゾーンだった。
【感想】
教育現場におけるアーキテクトは誰が生み出しているのか。方向性を示す点で言えば、文科省がその責任をになっているように見える。しかし、実際に授業を作成するにあたっては現場の先生一人ひとりがアーキテクト思考を活用することになりう。
特に、私は単元ごとに思想哲学を持って授業を構成しているので、アーキテクターの一人だと名乗ってもいいだろう。
→読み進めるにつれて、教育学者がより近いもののように感じた。本書では、アーキテクターと学者は異なると指摘していたが、教育界においては異なる。新たな教授法や教育モデルなどを特定の顧客や案件に対しての解決策として提案しているからだ。その理論を教授する場合、私はアーキテクターではなくなる。
以前の現場では、先輩教員からのアドバイスに不快感を覚えることがあったが、それは川下の視点しか持たないものが、川上の視点を持ってしまった新人に意見することになってしまった環境に問題があることだと気がついた。
ビジネス書に書かれている内容のエッセンスは、学習指導要領にも書いてある可能性が高い。なぜなら、文科省は日本という組織の方向性を考慮して教育の方向性や内容を策定しているからだ。本書は要するに「多面的。多角的な視点」について具体的に書いている本だ。もう少し抽象化してほしかった。読者想定としては、本書の読後「抽象化すげー、明日からやろう」という人だろう。残念ながら、私はマーケの対象になっていなかった。
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商品価値が、①機能的価値、②情緒的価値、③サービス価値から構成されており、②、③を構築するための手段としてアーキテクト思考が求められているという基本に立ち戻らせてくれた。
ただ、STEP2の座標軸設定の考え方はこれでいいのだろうか?発想が小さくなってしまうリスクを感じた。
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「具体と抽象」の実践論。実際のビジネスで具体と抽象を往復する思考法をどのように用いるのか、ビジネスフレームワークはどのような目的で用いるべきなのかをよく理解できる。
単なるノウハウ本とは違い、地に足がついている印象。
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アーキテクト思考とはどんなものかの説明としては大変良くできているし、必要性もわかった。どうやって考えるかは、わからんものだということも、わかった。さて困った。
一日ひとつ定期的にアウトプットすることでそっちの方向に行くというんだが、、、。レベルが違いすぎる。
ベトナムのTHミルクはわかりやすかった。
何もないところに場をつくる。ゼロから自主的に始める。特定の目的をもって全体構想をゼロベースで作りあげる。勘所を構造的に読み解くためのフレームワーク。仮に目的を立てる。軸を設定する。集約によってコストの共有化削減ができるかどうかという設定。
ボトルネックを見つけることで本質的な打ち手を見つけることができる。
ASISとTOBEで問題と解決策のセットを同じプロセスと資源の2軸上で表現。時間経過を3軸目に。
サンプル事象の抽出、サンプル事象からの属性の抽出、軸の抽出の3段階。
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対症療法的にその場しのぎの問題解決策を策定または実施するだけでなく、ものごとを俯瞰し抽象化した上で根本的な原因は何なのかを発見することが重要だとわかった。会社や職場でもそうだが既成概念にとらわれて真新しい方策を打ち出せない人に、タメになる内容。
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細谷氏本。思考の枠を広げるべく読書。
メモ
・アーキテクト思考とは抽象化してゼロベースで全体構想を考えることだが、三現主義と呼ばれる現場現物現実というものづくり思考とある意味対照をなす。
・アーキテクトは場を設定する
・アーキテクトは物議を醸す。
コンセプトを決め、的を絞るため。
ただ、中長期ではターゲットを確実に満足させることにつながる。
・アーキテクトは一人で考える。抽象度が高い構想策定であるため
・アーキテクトは美しさにこだわる。簡潔さ、構造的な美しさ。
・アーキテクトは全体から考える。全体の統一性を重視する
・アーキテクトは仮説をまずたてる。
・アーキテクトはつながりをみる。関係、構造といった関係性。
・フレームワークで全体像をおさえる。
優先順位づけ、アクセントづけ、全体像をおさえる、具体と抽象の往復
・全体構想の5ステップ
バイアスのリセット
具体的事象観察
座標軸設定
構造抽出・モデル化
構想具体化
・座標軸設定は視野を広げるということ。
俯瞰と抽象度上げを通して事象を観察するということ。
・第一原理から考える。自らでフレームワークを考える。
・ウーバーとごジェっくの相違点
労働者品質ばらつきの部分。
ドライバー品質担保に向けた教育充実、いーコマース代引成立のためにドライバーに商品販売、データをもとに空中戦へ。
・ボトルネックは何かを見つけることで本質的な打ち手を見つけることができる。
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具体と抽象
「具体」とは、五感で感じられ、直接目に見えるもの
「抽象」とは、実態とは剥離した概念のような人間が頭の中で生み出したもの
この本の中で特に刺激的だった一文。してはいけないことは、顧客に「どんな○○が欲しいのか?」を質問すること。
→自動車を普及させたヘンリーフォード
もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。」と。
交通手段が馬車だった時代、自動車を知らない人々は、早い馬を求め、「自動車をつくってくれ」とは言わない。お客さんが欲しいと言う物ではなく、自分が欲しい物、お客さんに欲しいと思わせるものを自分で考えることが重要だと考えます。
映画監督の小津安二郎氏の言葉に「どうでもいいことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術は自分に従う。」
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過去に細谷さんの著書を読んでいるためスラスラ読める。重複している内容も多いが東南アジアの事例にフレームワークを添えて說明されていて実践イメージが持ちやすかった。
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指導に行き詰まったら再読。将来有望な若者には薦める。
過去の同僚を思い浮かべると、読んでも腹落ちしない、理解できない人は一定数いると思う。というか多い。この本の価値は、読み手の考え方のスタンスや嗜好によって大きく異なるということ。
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自分が大好きなジャンル。思考系の本。前半は良いです!後半は若干の飽き。「ボーリングのピンモデル」「川の上流と下流モデル」はイメージしやすくて分かりやすかった!タスクの入り口で、1人でうーんと悩んで、ビックピクチャーを描くことって重要なんだ、大切な役割なんだ、と勇気付けられる。「まずはブレストしようぜっ!」と群れる傾向があるが、これに一石!
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分かりやすく書いているようで、分かりにくい。なぜなら新しい考え方を伝えようとしているから。
具体と抽象。
専門とarchitect。
木を細部まで捉えると考え方が硬直するから、抽象で見よう。木(植物、物質、燃える、加工しやすい、生き物、生態系の一つなどなど)そうすれば前例に捕らわれない新しい考え方が生まれる。というようなことかな?