投稿元:
レビューを見る
ちょっと読むのに時間かけ過ぎた。もっと早く飛ばし読みすれば良かった。すでに知っている内容を丁寧に纏めて文字にしているのに釣られて読み進めてしまった。もっと奥深さや違った発想を期待していたが、過度な期待だった。だったらもう少し読みやすく端的に書いてくれれば良かった内容だ。それにしてもトランプの話題いる?
投稿元:
レビューを見る
ランダム性とフィードバックによって不確実が増幅される。
アービングフィッシャーは暗黒の木曜日を予測できなかった。
不確実性を除去することは、リスクを取らないことと同義。
予測できないことも予測しようとする=決定論的な感覚。量子力学からは誤りとされている。ラプラスの悪魔。
大きな株価変動は、正規分布より頻繁に起きる。
べき分布=地震の大きさと頻度、所得の分布。
売りが売りを呼ぶ、ことで加速する=フィードバック
自己抑制的なフィードバックもある。相場の安定に寄与。水と氷の相転移と同じ。転換するには一定のエネルギーが必要。
音楽が鳴っている間は踊り続けよう。
暗黒の木曜日は3年後まで下げた。日本のバブルは2003年まで13年間下げた。リーマンショックは、1年6ヶ月。
HFTで2010年に数分間の間に9%下げた。
経済成長が経済成長を生む。テイクオフのあと。
秦帝国の陳勝呉広の乱。帳楚という国ができるまでに広がったが、あっという間に離散した。
自己奉仕バイアス=うまくいったのは自分のおかげ、失敗は他人のせい。という偏った考え方。
不確実性を生き抜くには、成功を過大視しない、過信しない、予想が外れても破滅的な状況にならないように注意を怠らない。
サンクコスト=シャープの亀山工場、堺工場。
GMのアルフレッドスローンは、反対意見がついていない議案は採用しなかった。
予測は外れて当たり前。コンセンサスが得やすい予測は外れやすい。
予測できないことを予測で対処しようとする考え方がそもそも間違い。
大きな失敗を避けるには小さな失敗を許容する必要がある。
投稿元:
レビューを見る
評価が低いが…
本書で耳タコレベルで何度も言っているように不確実性に対してそれ以上もそれ以下もなくて、常にそれはランダムなのだから“自分が”いかにそれに対処するかでしかない。
もっと深いことを知りたいなどと評している人はたぶん投資でガチで聖杯を探している人だと思う。
私はそんなものはないというスタンスなのでこれ以上そうした方々へはなし。
本書の感想としてはトレーダーならば必読の書だと思う。
十人十色リスク値が違う以上、万人にフィットするものなど存在するわけがない。
だからこうした“基礎レベル”を耳タコで解説している書籍が重要となってくる。
これ以上説明しようのない事象に対して正解を求めることはナンセンス。
投稿元:
レビューを見る
書店でオススメされていたので気になり拝読した。
良くも悪くも題名にある通り、超入門書。
世の中の不確実性について、確率論のようなランダム性やフィードバックの観点から述べられていた。様々な具体例を挙げられており、分かりやすく解説されていた。
良く言えば丁寧、悪く言えば同じような事を別の事例で繰り返している印象で、個人的には物足りなく感じた。
投稿元:
レビューを見る
投資に興味ある人が不確実性理解の入門として使うなら悪くないです。
しかし、幅広く書こうとしすぎて、標準偏差や分散すらまともに記載しておらず、あっさりしすぎています。
過去の有名おもしろ事例の紹介が多いため、この本だけでは「雰囲気で分かった気になるけど、実際は理解していない」状態かも。
巻末にあるブックガイドはその分野の良書かつ読みやすい本を取り揃えているため、興味を持った部分だけでも参照したほうが良いですね。
投稿元:
レビューを見る
世の中の不確実性を、主にランダム性とフィードバックという面から論じており、超入門というだけあってとても分かりやすく簡潔に説明がされていると思う。
事前にランダム性などが書かれている「ブラックスワン」と認知バイアスやヒューリスティックなどが書かれている「ファスト&スロー」を読んでいたので、その要諦を上手くまとめた書籍という印象で、その2冊の復習のように読めたことは私の中では大きかったが、その2冊を読む前に予習という形で読んでもよいかもしれない。
また、不確実性にどのように対処していくかにも書かれており、その点もとても示唆に富む内容だった。
同一著者による「確率論的思考」も合わせて読むと良いかもしれない。
個人的メモ
・未来=すでに起きた未来+不確実性
・カオス理論
因果関係に沿っているはずなのに予測不能なふるまいをすること
・自己増幅フィードバック
フィードバックループ
・長期思考とリスクの限定
投稿元:
レビューを見る
なぜ世の中は不確実なのか、投資を題材に確率論と人間心理から解説する良書。入門的な内容で、初心者の自分にもわかりやすくてちょうどよかった。
投資でよく語られる「長期分散」がなぜ有効なのかとても腑に落ちた。また偶然にも『失敗の科学』や『サイコロジーオブマネー』と合わせて読んだことで、解像度も高まったのでよかった。