紙の本
一万円選書の先駆けの書店の話です
2022/08/20 20:17
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投稿者:hide3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、NHKの番組でも取り上げられた事があり、それ以来気になっていた書店のこれまでの歴史と、おすすめの本の紹介が半々という感じです。
書店業界の厳しさについても書かれており、最近、電子書籍を読む事も多いのですが、紙の本を書店で買う事も続けていきたいと思いました。
紙の本
店主の人柄と限りない本への愛着に、温かい気持ちになる
2022/06/23 23:11
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「お客に合った本を万円分選んでくれる」という程度の知識はあったものの、ここまで読者のことを考えて心を込めて選書されているとは知りませんでした。事前アンケート(文書名が違ったかも知れません)に記載された読者のこれまでの人生を読み込み、より喜んでもらえるように懸命に本を選ぶ筆者の温かさとひたむきさに感動しました。私も是非選んで頂きたいと思いましたが、選書に時間がかかるので、1ヶ月5名限定とのこと。まさに究極のブックソムリエです。このような事ができるのは、読者を想う熱い気持ちと引き出しの多さのなせる技。読書好きのhontoファンにも是非読んで頂きたいと思います。
お店の選書は競争率が高そうですが、ご安心を。膨大なブックリストが付いていて、そこから自分で選書できます。
紙の本
『一万円選書』
2022/03/04 22:07
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「一万円選書」で知られる北海道砂川市にある「いわた書店」
祖父母の代から受け継いできた書店の歴史、自身の半生と、ブレイクして経営難を救った「一万円選書」の極意までを店主が語り下ろす
「一万円選書」を疑似体験できるほか、じっさいに購入した読者とのやりとりも収録
副題は「北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語」
紹介されている数々の本はどれも手にしてみたいものばかり
“あなたのための一冊”が奇跡を起こすかもしれない
《本屋に来られるお客さんを、僕らは「消費者」とは言いません。あくまでも「読者」です。本は消費されるのではなく読まれるべきものなのです。》──「おわりに」より
「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも紹介された書店主による反骨の本屋本、2021年12月刊
*「一万円選書」とは、特製「選書カルテ」をもとに購入者にあった1万円分の本を選書して届けるもの
現在は年1回の募集に3700人が応募、月に100人ずつ受け入れている
紙の本
本好きに贈る
2022/01/16 22:00
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投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアでも取り上げられるようになった「一万円選書」のいわた書店の店主の方の本です。
今は1年間で7日間しか「一万円選書」を募集しておらず、私はいつもタイミング悪く応募したことはないのですが、たまたま縁あっていわた書店に訪問したことがあります。
砂川市は、札幌と旭川のちょうど間くらいにあり、街自体はなんてことない田舎町です。
そんな砂川市にあるいわた書店も、書店自体は、なんてことない小さな町の本屋という佇まいだったのですが、そこが「一万円選書」で世界を広げ、ビジネス的にも成功しているのですから、世の中わからないものです。
他人のお薦めの本って、いいですよね。
自分の興味のある範囲だけだと、どんどん世界が狭くなってしまうので、あまり自分の趣味と合わない本でも、他人のお薦めの本を読んでみると、新しい発見があったりします。
巻末にはブックリストが付いており、リストを眺めるだけでも楽しいです。
本好きに贈る一冊です。
紙の本
本屋さんが個人的に選書してくれる取組、広まってほしい!
2022/01/11 12:34
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投稿者:きり - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道の小さな町にある書店主が始めた一万円選書。厳しい書店経営のなかでたどり着いた取組とのことで、一読者として興味津々。全ておまかせではなく自分も自分の気持ちに向き合って一緒に新しい本と出会うような感じが素敵。
本は消耗品ではなく体験であり人の中に残るものという著者の考えにも共感しました。その体験を、本を薦めることで他の人とも共有できたり教えあったりもできて更に広がる。読書の喜びや可能性を改めて認識することができました。
日本各地で色んな得意分野や好みの書店員さんがこのサービスをやってくれたらなあ。本の料金以外にサービス料だってもちろんお支払いします!
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P69で紹介されている「カーテンコール!」の著者加納朋子さんは、私が一番好きな作家さんです。ある日加納さんの「カーテンコール!」が本屋で平積みされていて、あまり見かけない光景だったので何事だ?と。
ネットで検索して、一万円選書のことや、岩田徹さんのこと、岩田さんが「カーテンコール!」をテレビで紹介していたことを知りました。
加納さんの一ファンとして、本当に嬉しかったのです。
この本では加納さんが、表紙にメッセージを寄せられています。
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北海道いわた書店の店主である岩田徹さんの〝一万円選書〟のことはテレビで観て興味がありましたが、こうして書籍として岩田さんの思いやおすすめ本を知ることができて嬉しいです。
読みたい本がたくさんできてしまい、積ん読本を読むか紹介されていた本を読むか悩みます。
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カルテに沿ってその人にあった本を選書する、なんて素敵なお仕事なんだろう!!
本の中には岩田さんがよく選ぶ本がたくさん紹介されていました。昔の既刊本から最近発売された本まで掲載されていて、最新の本も追われているのがわかります。
今年は一万円選書に応募したので当選するといいなぁ。当選することを願いつつ、まずは紹介されてた本を読んでみようと思いました。
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どのようにして、一万円選書が始まったのか。
すでに、メディアで紹介されている内容のようだが、店主の岩田さんの人なりや矜持、生き方が文字となって伝わってくる。
同じ本でも人によって感じ方や捉え方が違うように、選ぶ人が違えば「選書カルテ」が同じでもきっと違う本が送られてくるのだろうな。
一万円選書を申し込む人は、選書カルテを通して自己と対話していく。その時の悩みだとか、不安だとか、そんな気持ちが自己開示をへて前向きなものへと変わっていくのかもしれない。
本書の中には、実際に一万円選書に選んでいる本の紹介や、申し込みをした人と店主のメールでのやり取りも掲載されている。
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一万円選書が軌道に乗るまでの岩田店長のお話と、実際にどんな人にどんな本をおすすめしているのかを紹介してもらっている。
一万円選書を知ってから、ずっと応募してみたいと思っていたけど、毎回高倍率で当選は難しそうなので諦めていた。でも今回、具体的な選書の例があったので、自分なりにこれ読んでみようかなと言うのが2〜3冊見つけることができてよかった。
それにしても、本好きからすると一万円選書をライフワークにされていることが羨ましく感じる。純粋に楽しそうだし(日々の努力や苦労はもちろんあると思うが)、そこまで人気なのはそれだけ必要としている人がいると言うことなので、仕事としての意義も大きい。
このアイデアを思い付いたこと、すぐに人気にならなくても本の力を信じ、やめずに続けてこられたのはすごいと思う。
また、このアイデアをぜひ他の書店にも取り入れてほしいという言葉には驚いた。自分だったらそんなこと言えないと思う。いかに今後の出版書籍業界に対して、責任感と愛情を持っておられるかを感じた。
岩田店長や娘さんのように、色んな方法で本と読者との出会いを作ろうと模索している人がいる。わたしもネット通販とか大型書店だけではなく、できるだけ多くの手段で本との出会いができるように、アンテナ張っておきたいなと思えた。
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北海道砂川市にある『いわた書店』の物語。40坪の店内、70歳の店主、読了1万冊。
抽選に当たると応募した人の読書歴やこれまでの半生を記録したカルテをもとに店主の岩田徹さんが1万円の予算で選書をしてくれるというサービス。ある年では3701名の応募があったそうで、毎月100人抽選してサービスを提供しているそうです。仕事時間のうち中休中で本を選定して送付するそうです。
爆発的人気になったきっかけは、2014年「アレはスゴかった!!」 、2018年「NHKプロフェッショナルで特集」
自分でやる意志としては、身近な人でない、遠い書店のオヤジにだからこそ言えることがある。とのこと。
この1万円選書にこれから応募しよう、とか、応募し続けようと考えてる方は読むのを避けた方がおもしろいと思われる。この本には、この方が選書する具体的な作品名が登場しているので、知らない方が面白いというもんだ。半数以上の当選者に紹介している本も含まれているので、来る確率が高い本は観るのを避けたい。
終盤は娘さんの活動が書かれているが、サービスの付加価値の広げ方が面白いなと感じた。
この話と以下はかなり似ているので、こちらもオススメです。
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 花田菜々子
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今年初めて一万円選書に応募し、
12月の枠で幸運にも当選しました。
店主のいわたさんがどのような気持ちで私の書いた選書カルテを読むのか。そこからどういう過程を経て選書してくださるのか。この本に全てが詰まってました。
カルテを書きながら、
「あぁ自分はこんなにも頑張って生きてきたんだなぁ」と思いました。そして誰かに「頑張ったね」って言って欲しいのだと。
そんな私にいわたさんがどんな本を選んでくださるのかこの本を読んでさらに楽しみになりました。
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いいなあー
一万円選書、私も選んで欲しい。
①結局、「答え」はその人の中にしかない。自分で見つけるしかないんです。
→そうなのよね。そうなのよね。
みんなわかって欲しいんだと思う、自分のことを。
②僕はやっぱり、目の前にいる人に集中したいんですね。
→スマホ、タブレットばっかりいじってるもんね。それがだめだとは思わないけれど、それだけじゃ、やっぱり、ね。
目の前の人と向き合いたいけど、できない。
もしかしたら、そんな人も多いのかもよ。
③後半の沢山の本!!!
読みます。
プロフェッショナル仕事の流儀も観ました。朝、室内バイクに乗りながら読書をしてるのをみて、いいなあって思った(単純)そして、孫と遊ぶ姿を見て、ちょっと泣けました。
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ブクログのブク友さんのレビューなどで「一万円選書」ということをやっている書店が北海道にあることを知り面白そうだと思っていました。
それで、応募してみたいなとは思ったものの1カ月に3000人以上の応募から抽選で選ばれるというのは至難の技だし、心配事として、既読の本が送られてくるのではとも思っていました。
それで、この本が発売されまずは読んでみましたが、送る前にチェックするので、既読の本が送られる心配はないことがわかりました。
でも、3000人からの抽選に当たるのは大変だし、当たった人は与えられたカルテをかなり詳しく(自分について)書かないといけないみたいで私はちょっと面倒だなと思いました。
でも、いわた書店の岩田さんがどんな本を選んでいるかのリストをかなり詳しく(こういう人にはこんな本など)この本に書いて載せてくれているので、その中から自分に合いそうな本を選んでまずは読んでみようと思いました。
ブックリストを最初見たときは、既読やタイトルの有名なものばかりが多い気がしましたが、しっかり目を通すと未読で、全然知らなかった面白そうな本もたくさんあり、しっかりメモしました。
冬は図書館に行くのが大変なので、早速文庫から買って読もうと思い嬉しくなりました。
岩田さん、もっとブックリストをたくさん書いて出版してくだされば買うのでまたよろしくお願いします。
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岩田さんの温かい人柄が十分に伝わる、そんな素敵な本でした。苦労をたくさんした分、発する言葉全てが力強く自信に満ち溢れている。
「売れ筋の本を売るのではなく、自分の好きな本を売る」
ネットで簡単に本を買える、そしてスマホで読めるようになった今、とても貴重な本屋の在り方だと思う。