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養老先生節が満載です。戦中を知る論客としていつまでも長生きして頂きたい。最後のまるのお話しは温かいです
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「ああすれば、こうなる」とはならないからおもしろい、と思う。なかなか思うようにならない、それが自然のなせる業で、何でもかんでも思い通りになるとかえってこわい。うちの家の前は土のままである。春にはホトケノザが咲き、夏にはカタバミが咲く。冬場もなんだかつる性の植物が小さな花をつけている。おそらくいろいろな菌もいることだろう。そのためかどうかわからないが、我が家の家族はかぜをひくことが少ない、と思う。養老先生が病院にかかったという話は他でも読んで知っていた。しかし、それほど重いとは思っていなかった。だから最近は元気がなかったのか。でももう80歳代も半ば、致し方ないのだろうなあ。うちの両親も80歳代後半に入って病院に入ったら、結局裏の出口からしか出られなかった。母親は、3軒ほど転々とした上での話。最後はたくさんチューブをさされたりしてかわいそうなことをしたと反省している。まるはどこで死ぬつもりだったのか。それを見つけて病院に連れて行ってしまったのは飼い主のエゴか。しかし、養老先生の猫っかわいがりようは本書を読んでよく伝わってきた。2人称の死について気になっていることがある。長く一緒に仕事をしていた。その後、離れていて、聞くと病気が見つかってかなり大きな手術をしたとのこと。その後一度だけリモート飲み会をしたのだが、それからの様子が聞けないでいる。再発したりしていなければよいが、連絡を取って何かがわかってしまうのがこわい。2人称の死であっても知らないままで何十年とたてば、その間はその人は僕の中で生き続ける。頻繁にSNSなどに書き込みをしていた人がぷっつりと途絶えるとそれも心配である。まあでも、単に面倒なだけかもしれない。自分の中のブームが去っただけかもしれない。自分も似たり寄ったりだし。ところで、今回はいろいろと本の引用があったように思う。いままではそういうのがなかったような気がしている。アイデアはみんな養老先生のオリジナルかと思いきや、もちろんそれはいろいろと読んだ上で自分の中で消化吸収して話されていることなのだろう。だれのアイデアかなんてわからない、だからプライオリティとかあまり気にしない、というようなことをどこかで読んだ記憶もある。僕もだいたい誰かの受け売りであることが多い。40%くらいが養老先生だろうか。あとは森毅、梅棹忠夫、河合隼雄、内田樹あたりだろうか。壁シリーズ、「自分の壁」だけなかったので、この機会に買いそろえた。そして、なぜか「死の壁」のレビューは見つからない。
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本の紹介がいくつもされていて、
もっと本を読みたくなる本であった
養老孟司さんが
コロナ禍に際して、ALS患者への嘱託殺人について、医療について
綴っている
愛猫まるの死は、猫好きの私にとっては、読んでて悲しくなりました
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バカの壁を読んでとても感動して、養老先生の本を読むようになって何年になったのかなと。今、ググッてみて2003年だったと確認しました。まるは、19歳とのことですから、バカの壁が出る頃、やってきた。
もう一度、バカの壁を読んでみようかと思ってます。
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なぜ最後にネコの話?と思いながら読み進めたが、このネコ(まる)の話がいちばん心に残った。
最終ページに掲載された写真も良かった。
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以前、バカの壁、死の壁も読んだのでこちらも読むべしと思い購入。学者の書く内容は時に難解だったが、こんなに偉い方なのにすごく冗談めいて、またへりくだった書き方が入り混じっており、読んでいく上での壁・抵抗がなくなるので、さすがだと思う。
以下思ったことの備忘メモ:
理解と解釈の違い。理解は向こうからやってくる感覚系、解釈はこちら都合の運動系。なるほどと思うとともに、では「これはどう解釈したら良いですか」と相手に聞くのらはおかしいのだな、と思う。
戦中世代の方は、戦争の記憶が今に至るまで自身の中身の大部分を占めている、相当な経験だったんだなと、改めて思う。我々の世代には同様の強烈な経験は、東日本大震災や今のコロナ騒ぎが考えられるが、恐らくそれには及ばないレベルなのだろうと思う。
日本人は記紀の頃から「こうなる」といういわば結果を重視してきた。どうしたからこうなった、という原因よりも結果。創ることより「なる」が大事。ここから思うことは、日本の今の教育が与えられた問題に対してこうなったという回答を重視していること。もう一つは責任を取らない和の考えと繋がっているのだなという事。しかし、だからといって変わる事が出来ない訳ではないはず、と思う。
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養老孟司先生による「バカの壁」シリーズの最新エッセイ作。84歳になった養老先生が日々過ごしていく上で起こる出来事や、家族、2020年に亡くなった愛猫の「まる」を通して、生きる価値はどこにあるのかという人間論が語られる。コロナ禍のソーシャルディスタンスがもたらす心の壁や、AIについての独自解釈もあって面白い。内容については、哲学的要素が濃いので分かり辛い部分もあるかなと。
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立花隆の知の旅は終わらないを読み終わったら
読むために購入。
まいにち養老先生、ときどき…
まるを思い出す
の番組のファンなので、番組でも紹介されていた本書を購読しない手はない。
月刊新潮で先行して読んでいたのと、番組でまるの状況を知っていたのとで、事前にある程度の内容は予測できていたけど、養老孟司ファンとしては、購読すべき。
最後の一行で、まだまだ新作が期待できるので、自作も鶴首して待っています。
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長距離移動時に往復で読了。
気軽に読めて、知的で色々と考えさせてくれる本。
コロナ、五輪、入院、自殺、日本、中国、そして猫のまる等ついて思う事を綴っています。
特に最近(昔からか)養老先生は対人の仕事をするより、対物の仕事をすることを薦めておられるのですが、中々現実には難しい(自分もずっと虫取りしたい)。確かに対人ばかりの仕事は、神経がすり減るでしょう。
第5章『自殺する人とどう接するか』
については養老先生の実体験に基いた、一つの解決方法が書かれています。
お時間のある方はお薦めします。
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心筋梗塞で入院され、1937年(昭和12年)生まれで85歳になられる養老先生。壁シリーズは、買ってほとんど読みました。4人生とはそんなもの と 7コロナ下の日常 が個人的には良い内容でした...
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「人生そのものが不要不急」という考え方が好きです。コロナ禍前まで、普通にやってきたことは何だったんだと思います。満員電車も人によっては結果として、不要不急かもしれません。
また著者の養老孟司さんの年齢も考えれば、死というものを意識するかもしれませんが、年齢に限らず、「夜には死ぬという前提で毎日を始める」ことも必要かなと感じました。
猫のまるのことなど、本人は興味がないと言っている政治や経済の話題まで、本当に守備範囲が広い人だと思いました。
まるの死の様に、死というものは当然のことかもしれないけど、やっぱり身近な人や生き物が亡くなるのは、辛いですよね。
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これまで合理化、効率化、経済の象徴としての「都市」で生きようとしてきましたが、この本を読み終えて「都市」以外で生きる道も模索する必要があると考えさせられました。
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「人間関係で社会的に適切な距離を上手にとることができない」という養老先生の、虫への愛情とまるが亡くなった悲しみがひしひしと伝わってくる本でした。これからも先生の言いたいことをずっと書き続けて欲しいです。
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『そのエネルギーがなぜ必要なのかというなら「意識という秩序活動」が要求するからである』―『1 人生は不要不急か』
養老先生の著書の感想を書くのはいつも難しいけれど、今回は輪をかけて言葉が出てこない感がある。それは、いつにもましてここに書かれている事柄が人生観、いや死生観に基づくものだと感じるからなのかも知れない。
半ば諦観のような響きのする言葉が並ぶようである。けれどそれが養老孟司の養老孟司たる所以。次から次への湧いてくる問題の種に意識が向かうからこその立ち位置なのだろう。養老先生には既に「遺言」という著書があるけれど、こちらもまた残しておきたい言葉の数々という位置付けなのかと想像する。
人生は河のようだと先人たちは繰り返し言う。「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず」。その言葉の意味は飲み込めても、翻ってそれを自分の人生として眺め達観することはできるのか。先達の悟りのような境地の言葉を一つひとつ解剖して現代的な知識から(例えば動的平衡などという概念で)再構築するのが養老先生の特徴の一つであろうと思うけれど、最後に解脱することへの微かな躊躇のようなものが、達観、諦観の裏に見え隠れする。
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世間は変化を嫌う。電車の時刻は遅れるなかれ、食品・ガソリンの値上げは反対、究極自身は歳と取りたくない死にたくない。でもそうはいかない、だってワガママな言い分は誰かを犠牲にしている。都合の良いことばかり考えていると、知らぬ間に都合よくされている。そんなことないよ、誰がそんなワガママな仕打ちをするの、そんなことされた憶えもないからね。それが "都合良いこと" なんです。だってさっきワガママ言ってたでしょ、回り回ってワガママ言われてるの気づいてない?みんなあなたのワガママなんて聞く耳持ってません。だったら、周りの人を助けましょうよ。そうすれば困った時に助けてくれる。互いに助け合う、これが社会の基本。無料だからといって貪ろうとする行動は卑しいよね。何の事かって?アベノマスクに決まってるよ、あんなもんワガママの塊。都合の良いことしか考えない安倍シンゾーはワガママの権化。