紙の本
地政学はじめての一冊に
2022/02/28 13:20
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TT - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすく、面白かった。
ガリ勉の男の子と、勉強嫌いなその妹が、謎の男から地球儀を使って地政学について学ぶストーリー。
なぜ戦争をしたがるのか?なぜ大きな国なのにさらに領土を広げようとするのか?そういった問題には、民族問題や貿易、温暖化問題なども関係していて、地球儀が丸いように世界の物事は繋がっているんだなぁと実感。
よくある地政学の本だと、国と国同士の話なのでどうしても話が大きくなってしまい、自分自身の問題として捉えにくいですが、この本は子供が主人公なこともあり、平和のために一人一人に何ができるのか考えるきっかけになりそうです。
電子書籍
すでに40ですが
2022/10/12 21:19
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tatenushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
国際情勢にある背景を、そういう見方をすれば納得できると、とてもわかり易く書かれています。是非沢山の若い世代に読まれて欲しいです。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎の古物商の店主と、高校生と中学生の兄妹によるやりとりを中心としたストーリー仕立てで、最新の国際情勢や地政学を一気に学べる良著です。私は海外駐在3年のサラリーマンですが、欧米のビジネスパートナーと接すると、彼らは若いうちから地政学を考えながら生き方やビジネス戦略を練るという考え方の癖がついていると感じます。日本人がこの点で弱いのは、大学までの学業で安全保障も交えた地政学のリアリズムを学ぶ機会が少ないからだと思います。
紙の本
大人も勉強になります
2022/12/29 21:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マンゴー大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供にと思って購入しましたが、大人の私でも知らなかった事が書かれていて、勉強になりました。一気に読めるので、子供が読み始める前の晩に読んでしまいました。子供にも考える習慣をつけさせたいです。
紙の本
大人も読むべき
2022/12/09 13:16
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投稿者:うみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
13歳からの〜なんて書いてあるが、大人こそ読むべき1冊!ニュースを見ていてもわかったふりしていたことも、ようやく理解できた。子供向けのやさしい表現の本ではない。大人こそ読んでほしい
電子書籍
わかりやすい
2022/09/02 22:36
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投稿者:たぬぱん - この投稿者のレビュー一覧を見る
地政学という分野を知らず大人になっていました。
世界で起きることの意味が分かりやすくかかれています。
紙の本
大人でも勉強になる
2022/06/24 06:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「13歳から」という題名だが、大人でも知らなかった事が大変多く勉強になった。
パクス・アメリカーナ(アメリカによる平和)とも言われた時代が変わろうとしている時代。
これから生きる若者は「地政学」を意識しないといけなくなっていると思う。
海賊と二人の兄妹との会話で地政学をわかりやすく解説されている
電子書籍
面白い
2023/04/10 08:15
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投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
この文章に出会えただけで、1万5000円の価値を感じた。。
これまでにマネー本をたくさん読んできた人であれば、本書には既知の内容も多いはずだ。 それはそれで構わないが、結局はそれらの知識をどのように取捨選択し、どのようにして文脈に溶け込ますことができるのかで著書の力量が決まるのだ。
紙の本
Geopolitik
2023/04/25 18:20
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンティークショップのオーナー、見た目そのまま通称「カイゾク」から学ぶ地政学・世界情勢。中高生はもとより一般にも基本的な知識から知ることが出来る一冊です。
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帯に書かれていた糸井重里さんの「一気に読了、たくさんの人におすすめしたい」の通りの本でした。これは、大人こそ読むべき本でした。今後、地政学を学びたいとさえ思いました。お薦めの一冊です。中国の指導者にも読んでほしい笑
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地政学についての教養を身につけるには大人にもぴったりな一冊。中高生向けに読みやすい対話形式でストーリー展開し、大変読みやすいです。
技術の進歩もあって、あらゆる面で時間と場所の制約が少なくなったとは言え、国の地理的な特徴や特性も、その土地にあった過去の歴史も、それらはまったく変わることはなく、それらが影響して今がありこれからも影響するんだということを知っておくことの重要性を感じました。
世界の人々が同じ未来の景色を見ているとは限らないという事実を改めて知ることで「世界の中心はどこにあるのか?」を考えるきっかけを与えてくれます。
こうした知識を共有して理解できるのも人類の強さです。
地政学を知ると、ひとつの絶対的な正解があるわけではない世界に私たちがなんとか生きているということや、絶妙なバランスの中でなんとか我々はかろうじて生存しているということを知ることになると思います。歴史を学ぶことの大切さ、相互理解の大切さ、異文化へのリスペクトの大切さも。
たくさんの気づきやきっかけを与えてくれる一冊だと思いました。
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13歳からの地政学:カイゾクとの地球儀航海
著作者:田中孝幸
発行者:東洋経済新報社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
facecollabo home Booklog
https://facecollabo.jimdofree.com/
子供も大人も知っておきたい世界の仕組み「地政学」がわかれば歴史問題の本質が見えてくる。
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設定に納得がいかなかったけど~†世界の貿易はほとんどが海を経由し,海を支配するアメリカが世界のしきり役になっている。このためアメリカのドルが世界中の貿易の大半で使われている†アメリカは自国通貨で外国から物を買うことができるので,豊かになっている†世界のほとんどのデータは海底を経由し,海の支配は情報をおさえることにつながる†情報はたくさん集めても,分析して使わなければ持っていないのに等しい†経済成長の度合いは人口と技術の伸びによって決まる†核兵器は①原子力潜水艦②海中からミサイルを発射する能力③深くて安心な海,の3つをそろえてはじめて最強のアイテムになる†中国は③である南シナ海を支配し,アメリカと対等になることを目指している†遠くの国と仲良くして近くの国の脅威に対応する「遠交近攻」は地政学の横道である†日本がアメリカと同盟を組んで,中国に対する立場を強めようとするのも遠交近攻の一環である†長い陸続きの国境は管理が難しく,領土を守るのにも大きな困難がともなう†中国など多くの大国の侵略的な行動には,自国を守ろうとする心理が強く働いている†少数民族を多く抱える大国は,独立や反政府ぬ語気をいつも必死におさえこもうとしている†選挙を行う利点は,暴力や流血なしに政権を変えられることにある†戦争に勝ったカリスマでなければ,選挙なしにリーダーであり続けることのは難しい†小国は遠交近攻で近くの大国に圧倒されないように,必死でバランスをとっている†伝統ある王家には,国民を1つにまとめて協力し合えるようにする力がある†多くの国では,王様と政治家は多忙な国の代表としての仕事をワークシェアしている†通常,国が分裂すると一般市民の生活は苦しくなる†アフリカが貧しい最大の原因は,お金が欧米などに大量に流れ出ているためである†アフリカの政治家が国民のお金を着服するのは,国境となった境界線が無理やり惹かれたことも背景にある†民族や部族の争いが多い国では選挙を行っても国内は安定せず,発展しにくい†多民族国家でもシンガポールのように,同じ国民としての意識を高めて豊かになった例もある†アメリカが超大国となったのは,地理的条件に恵まれていることが大きい†大国は他の国に目が向きにくく,無知からテロや戦争を引き起こしてしまうことがある†朝鮮半島のように大国に囲まれた土地は争いに巻き込まれやすく,独立を保つのが難しい†日本が敗戦を天災のようにとらえたのは,復興のための知恵だったが,マイナス面もあった†黒人差別などの社会問題が残る限り,関連するネガティブな歴史は蒸し返され続ける†内向きな中国は外国との付き合いに慣れていないため,世界中でトラブルを起こしている†無料で得られるネット上の情報にはうそも多く,信頼性を確認するのは難しい†地球温暖化を天然資源の開発を助けるとしてポジティブにとらえる国もある†歴史上,強い大国は自らが中心であるという世界観を他国に受け入れさせてきた†~†は各章末のまとめの引き写し。登場するのは高校1年の大樹と妹の中1の杏とアンティークショップの隻眼のカイゾクと謎の白人と初老の男性,何様?
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面白い本でした。
知ってる内容も多々ありましたが、自分が13歳の時には、ここまで知らなかったように思います。
地政学というとおり、地理、経済、歴史、政治の繋がりがわかりやすく書かれています。
中学生にとっては、このようなダイナミックな世界の動きを知れることが今後の興味に繋がっていくんじゃないかなと思いました。
大人にとっても、良書だと思います。
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★分かりやすくという需要★子ども2人に教える先生役、というよくある構成で、まさに時流に乗って地政学を語る。物語としての展開はほぼなく、伝えたい内容を7つに分けて簡潔に説明。まとめまでついていて、シンプルに分かりやすいのが売れた秘訣か。
地図ではなく地球儀を素材とすることで、世界の距離感を見直させたのがキモ。核ミサイルがどこにあるのか、潜水艦とセットで初めて意味を持つ、日本は思っている以上に大国で世界でも数少ない侵略した側の国、など、改めてなるほどと思うことも。
カイゾクの秘密を明かしていないのは続編を狙っているからなのか。にしても謎解きはちょっと不完全燃焼。