投稿元:
レビューを見る
少し難しい話が多かったけれど、クレヨン王国の短編集ってとても好き。短いのにけっこう深く、しんみりしんみりする。きつねおやじ、チューリップ、おそまるくん、キキとココ。色とりどりの独特な世界。
投稿元:
レビューを見る
7つの短編が収録されている本。もともとはNHKの子供向け番組のために書かれたお話が元になっているそうです。この本の中の「小さなアジのいのり」というお話が私は大好き。
アジのキラキチの純心が、汚い私の心を少しだけキレイにしてくれたような気がする(笑)。
このお話だけは何度も読みたい、と思ってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
アイスクリーム好きのオウムが可愛くて1番好き。
幼稚園で流行っているゲームが面白かった。
「極楽いき、発車、オーライでございます。」
「地獄へ落ちろ!」
勉強するゴイサギくんの挿絵も、この本を読んでいたりして面白かった。
全体的にふふっとなる可愛らしさのある話が多いのだが、少し物足りなかった。
きつねオヤジはおやじあるあるだった。
年相応の相手と付き合えばいいのに、若い娘とまともに付き合えると思い込み、同い年の異性を女として見ない。ストーカーや脅迫に走らない分、良心的。
投稿元:
レビューを見る
デパートの食堂が舞台の不思議なお話かと思いきや、食べ物を題材とした7編の短編集。どの話もクレヨン王国らしくて好きだが、『フルーツ仙人と、ふつうの医者』『はやまるくん おそまるくん』『小さなアジのいのり』が良い。『キツネおやじの店じまい』は小学生の時に読みたかった。幼いなりに感じることが何だったのか気になって仕方ない。小学生には理解できないとは思わないなぁ。
児童文学だが、勧善懲悪のわかりやすい構図に単純なハッピーエンドの話は多くない。このほろ苦さこそがクレヨン王国シリーズの持ち味だ。