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投稿者:シュウハオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資をする上での知識(目標の設定、自分に合った投資スタイル、投資に関わる心理学など)を名著を引用して示してくれます。どの投資本を読んだらいいか悩む人にお勧め。注意点はNISAについては、2024年に新NISAに変わってルールも変わっています。
巻末の名著リストも興味深いものばかり。学びを深めていくにもうってつけです。
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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
名著200冊のエッセンスが詰まっています。
結局は、コア・サテライト戦略で、コア部分で確実に増やすというところでしょうか。
そのような資産形成を行いたいと思います。
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2022年45冊目。352ページ、累計12,694ページ。満足度★★★★☆
大学時代からゼミ仲間で投資本を読んでいたという「投資本オタク」(私もその範疇です)が、これまで読んできた本のエッセンスを伝える本
初心者にはガイドになるとともに、私の様に過去に何百冊の投資本を読んできた人には「おさらい」になる。
巻末「お金の名著リスト」で紹介された本は私もかなり読了
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投資のエッセンスが凝縮された本。投資の名著は多数あるけど、数ある投資本で述べられた知識がもれなく掲載されているため、この一冊で十分であるくらいの内容の濃さであった。
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著者は投資関係の名著を200冊読破したという。その中で語られている投資の正解とは・
これらの名著は何度でも繰り返し読んでおくべきなのだが、一回読んでそれっきりというものが殆どだ。再確認は重要。
オニール:株価が高くなりすぎてリスクが高そうな銘柄は更に上昇し、株価が低く割安に見える銘柄は更に値下がりする。
私はこの教えが結構重要と考えている。売却タイミングは難しいが…。もちろんバリュー投資で成功した人も沢山いるが、私には合わなかった。
投資対象を米国だけに絞るのは、現在は危険な選択。米国株の世界シェアは今世紀の半ばまでに18%以下に低下する見込み。(現在は44%)
人間は過去に何回も投資バブルを経験しておきながら、「今回は違う」(投資で最も高くつくフレーズ)と考えてしまう。乗り遅れていることが明白なら次を待つ。
とは言え、これが難しい。米国株や中国などここ数年(中国で云えばここ10年以上前から)バブルだと主張する論調が大量に出ているが、現時点で崩壊したとは言えないだろう。
個別に見れば半導体関連株など、ここ5年で急騰しているが、これは「今回の半導体需要は別次元」というのが一般的だ。まさに「今回は違う」のだが、これからどうなるか…。サムスン電子半導体部門1~3月期14年振りの赤字の報道を聞く。
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2023/04/19:読了
良い本だった。ただし初心者は少しきついかもしれない。
これからNISAを始めるような人達は、「山崎元と水瀬ケンイチ」さんたちの『ほったらかし投資術』を読んで少し投資の経験を積んでから、この本を読めば、なぜほったらかし投資をすすめるのか、良く理解できると思う。
この本の「はじめに」に
-私の導き出した結論はお話しするけれども、「投資に、万人に当てはまる絶対の答えはない」という考えのもと、読者の皆さんが多面的な視点で投資に向き合い、自分で情報を取捨選択できるように書いたつもり
-その結果、本書は投資初心者の方には少し難しく感じられることがあるかもしれません。
とあり、その通りの本だと思った。
単に名著のエッセンスを抜き書きしたようなものでなく、本の構成もきちんと金融知識を全体的に捉えることができるようになっていて、とても良い本だと思う。
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投資系YouTuberの著者がお金について書かれた本のエッセンスをまとめて自身の考えを書いた一冊。
日本の投資の現状やお金持ちの思考、FIREに達成するための方法
長期投資についてやインデックスファンド、高配当銘柄についての事実なども知ることができました。
アセットアロケーションの考え方や暴落時の対応、リバランスなどの銘柄の構成についてやNISAやiDeCoといった非課税制度の使い方など投資についてざっくりと満遍なく勉強できました。
また、行動経済学からみる投資における人間心理バランスシートを使っての銘柄選択は参考になりました。
読む人によって参考になる部分は変わると感じ
そこから自身の投資に対する考えを固めていく為の一冊だと感じました。
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【投資の正解】
お金にまつわる著書はたくさんありますが、この著者であるタザキさんは名著200冊を読破して、そこから得られた知識に基づく一つの結論を記されています。
私も長い期間にわたり証券業界におりますので、これまで様々な著書や情報を取捨選択してきましたが、この著書では第4章となる「欲望をコントロールする人間心理の理」から一つの正解らしきものを発見しました。
ヒントとしては直感による不合理にどう向き合えるか、人は喜びよりも損失を大きく評価することがどういう行動を取るか、だと理解できました。
お金の世界だけでなく、何事においても合理的な判断を下す際の様々な雑音などから的確な選択をすることは簡単なようで実は難しいということを踏まえて日々生きていこうと思いました。
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投資本を多く読んでいる方による投資本。
最近はインデックス投資に投資しようと謳っている人が多い印象だけど、決してそれが一番いいというわけでもないというように、バランスよく、かつ分かりやすく書かれてあるように思った。
この本でいいと思ったのが、「成功者が書く本には「生存者バイアス」が働いていると考えるべきです」という前提で書かれてあること。これは本当にそうだろうなと思う。
逆に、投資に失敗した人の本は出回らないだろうし、書かれてあったとしても読まれないだろうしね。
ちょっと驚いたのが、「今の日本はお金を海外に投資して、「不労所得」を得ている状態」という記載。海外に工場作ったりしているという話はよく聞くけど、貿易収支以上に多いのは意外だった。
しかも、日本は世界最大の対外純資産国(海外に保有している資産額から負債を差し引いた額)らしい。全然知らなかった。税金対策とかそういうことなんだろうか。それにしても、世界最大というのは意外(しかも30年以上ずっと1位らしい)
後、つみたてNISAの対象投資信託は、開始から3年経った時点ですべて含み益ということも書いてあって驚いた。つみたてNISAって国が厳選しているだけあって、優良な投資信託が多いということなんだろうなぁ。
なお、人が亡くなる間際に後悔することについて、男性の1位が「働きすぎなければ良かった」らしい。自分は今のところ、働きすぎてるわけじゃないけど、上司がこうやって後悔しそうな気がしてならない。
誰かが休日出勤が必要な時でも、上司だけが出勤していたりしてるし。もっとうまい具合に、振り分けできないものかとは思うのだけど、自分自身も積極的に働きたいわけではないので、それに甘えてしまっている…。
SBI証券が米国株式・ETFの定期買付サービスをやっているのは知らなかった。税金面で面倒そうなイメージがあって買ってなかったけど、ちょっと調べてみようかなと思う。
後、「おわりに」で書いてあったけど、投資は「目的」ではなく「手段」というのは本当そうだろうなと思う。
投資して資産が増えただけ増えて亡くなるのも、それはそれで後悔するだろうし。
その後に書いてあったけど、お金のことを気にしない生活はできるようになりたいと思う。
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投資のフェーズで向き不向きがあります。「資産形成期」にはキャピタルゲインを、「資産活用期」にはインカムゲインを重視するのが良いでしょう。
⇨まだインデックスの投資信託がいいかな。
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コア・サテライト投資、米国株投資、インデックスファンドなどの基本的な用語が分からない株式投資初心者用の本だと思います。
NISAなどの税制優遇についても触れていますが、税金の知識がない方には難しいと思います。
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目的
本当に自分にバリュー投資が向いているのか自信がないので、他にどのような投資があるのか知りたかったので、この本を選んだ。
また著者は、お金の本を200冊以上読んでいたので、投資以外のことも勉強できると思ったので。
感想
まず投資を始める前にとても参考になった本。まず投資とは何か、またどのような投資方法があるか、リスクヘッジの仕方がわかりやすく書かれていた。自分は、コア・サテライト投資をしようと思う。
コアは今まで通りS&P500のインデックス投資を継続する。しかし、この本では、米国経済より全世界株投資を推奨していた。
サテライトは、個別株投資と不動産投資、仮想通貨に分散する予定。
また、売却手数料をかけずにできるノーセルリバランスで定期リバランスをしつつ、大きく変動した場合のみレンジリバランスを盛り込むというアレンジを目指す。
また、株に関する配当控除や損益計算書やキャッシュフロー計算書についても勉強しなければならない。
内容
老後2000万円問題
金融庁の報告では以下の前提で試算された数字に過ぎない
・夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である
・公的年金等の受給額が19万1880円/月
・毎月の支出が26万3718円/月
・30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である場合の不足額
投資は「プライムサムゲーム」
プライムサムゲームとは、ゲーム参加者の利得合計がプラスになるゲーム
2018年に始まったつみたてNISA制度は、開始から3年経った2021年7月、対象投資信託の全てが含み益になる
「収入>支出」を保ち、標準的な投資へお金を回し続けている
投資元本を確保できるのは単純に収入が多い人ではない。自己の心理をコントロールし、冷静に予算管理できる人。
お金持ちの8割以上は、自力で成功した勉強家
多くの億万長者はプロにアドバイスを求めるより「自分が独学で研究したこと」の方が蓄財の上で役に立つと認識している
お金を使う時には今の金額だけではなく、その金額の「将来価値」を捨ててまで欲しいかどうかを検討材料にする
税金を考えて運用資金を選ぶ
日本の株式や投資信託は、配当控除を使って最大で5%まで税金を減らすことができる。
適度に取り崩しながら運用をするのが「幸福度の最大化」
資産と考えられている住宅や車は、配当や利子を与えてくれず、むしろ税金、駐車場代、車検代、修理代など、維持費がかかり続けるものは負債
住宅ローンの利用価値
個人が投資のために借りられる唯一といっていい借金が、住宅ローン
もし、ローンを組んで家を買う人は、株式を中心にした資産形成を先にすべき。
若いうちから計画的に資産形成をすれば、金融資産からインカムゲインで家賃を支払うという選択肢もある。
投資は「敗者のゲーム」
理由は、ミスを少なくする方が、結果的に勝ちやすい
ミスを少なくするとは、資金を移動するほど、ミスが発生する確率が高まる。
ここでのミスとは
①タイミングのミス
②移動先でのミス
③投資期間のミス
短期時に見れば、マイナスサムゲーム
長期的に見れば、プラスサムゲーム
投資をする際、手数料を気にしないことがいかに愚か
投資信託の商品は、①買い付け手数料②信託報酬③売却手数料
①と③はスポットでかかる費用
複利の効果
「長期投資はリスクを増やすのか❓減らすのか❓」
発生確率をリスクとするなら、短期投資の方が、リスクは高くなり、潜在的な損失額の大きさをリスクとするなら、長期投資の方がリスクが高い
しかし、複利を加えるとリスクを変えずに平均リターンが収益率が高くなる。(P111参照)
キャピタルゲインとは、値上がり益
キャピタルゲインとは、保有中にもらえる利子や配当
若く時間もある「資産形成期」はキャピタルゲインを伸ばすのが最優先
引退時期が近づいてきたら配当資産に切り替える
まずまずの企業をとびきり安く買うよりも、とびきり良い企業をまずまずの価格で買う方がはるかに良い
割安銘柄の分析だけではなく、それに加え成長性も加味するよう
資産配分のリバランスをすることによって、必ずリスクを減らすことができる。自分のニーズと性格に合った資産配分比率をキープできる
リバランス方法は、「売却➕買い増し」が一般的だが、「買い増しのみ」でリバランスする方法もある。
このことを、「ノーセルリバランス」という
リバランスにも「定期リバランス」と「レンジリバランス」がある。
定期リバランスは、一般的に1年に1回。
レンジリバランスは、資金配分の実績をチェックし、基本方針とのずれを修正する。
この本では、売却手数料をかけずにできるノーセルリバランスで定期リバランスを推奨している。大きく変動した場合のみレンジリバランスを盛り込むというアレンジもあり‼️
インデックス運用にオリジナリティを加える
コア・サテライト投資とは、コア(中核)でパッシブ運用(インデックス投資)で得られるリターンを狙い、サテライト(衛星)で、個別株、不動産、仮想通貨でアクティブなリターンを狙う手法。
インデックス運用で確実に市場平均をとりつつ、決められた予算内でテンバガーを狙うようなアクティブ運用を行えば、リスクを限定的にできる。
この投資のいいところは、比率を変えることでリスク許容度を調整しやすい
損切りのルール
入る前に、どこで出るかを決めておくことだ。ーーブルース・コフナー
買った理由が崩れた時に損切りする
購入に至るまでの経緯や自分なりの分析、損切りすべきラインなどを購入時にメモしておくことで、後からバイアスのかかった状態でルールを変更することもなくなるから
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楽天デジタル版を読む。お金の名著200冊を目的ごとに分類して、秩序だって解説されている。バイブル的に使えそう。
述べられている事も、よく練り込んだ話ばかりで手元に置きたい一冊だと思う。