読みやすい外山さんの文章
2023/01/23 21:56
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が外山さんの文章を初めて読んだのは中学生時代。「ゆっくり急げ」という言葉が心に響いた。
外山さんの文章は読tみやすい。テンポがいい。小難しいことを書くことは少ないが知的で興味を引く。
本書で取り上げていることの中に手紙やはがきといった現代では疎遠になりつつあるテーマに時代を
感じつつも、いざ手紙を書く機会が有った際には是非参考にしたいと思った。
本書を読んでいると外山さんが文章を書くことが本当に好きで大切にしていることが伝わってくる。
非常に優れたテキストになる本だ。
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読むと、文章をメキメキと書きたくなる。
書きたくなったので、実際にコレを書いているところだ。
読みやすい文章は、同じ言葉を繰り返さないらしい。
もうすでに「書く」を三回も使ってしまったことに気付く。
そして、文章を書くことは、
ピアノのように毎日練習しなければ上達しないとのこと。
これまで文章を書くのは、何かの提出を迫られた時で、
練習ではなく、常に本番だったように思う。
確かに、上達するには練習あるのみと、
言われれば、当たり前のことだが、
妙に納得させられた。
ところで、冒頭の「メキメキ」の使い方は、
実は間違っているのではないかと思うのだが、
残念ながら適した単語が見つからないので、
文章力以前に、日本語の勉強が必要なのかもしれない。
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短い文章がきりりとかけてはじめて、ものが書けるということになる。
本当に書きたいことがはっきりしてくるには、時間がかかるということだけは忘れない。
熟したテーマは向こうからやってくる。
書くことに自信のない人ほど時間をかけてあれこれ考えすぎる傾向がある。思い切って速く書いてみると、吹っ切れて、新しい文章が書ける。
論文を書くというのはパラグラフを重ねて書く。
文章を上達するには、とにかく書いてみること。思ったことをどんどん書いていく。
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ひとつの章が短くてさくさく読むことができた。
なるほど、と思ったことは
・思いついたときに勢いに任せて書く
・ネタは人に話すな
・文章の中で同じ言い回しは使うな
・一文は短く、解りやすくする
・文章は寝かせてから見直す
・とにかく書くこと
ネタの話は経験があるので共感できた。
ひたすら書いていこうと思う。
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仕事で文章の書き方をダメ出しされ、
「伝わる、分かりやすい」文章とは何か、どうしたら書けるようになるのか、
それをかなり悩んだときに出合った一冊。
分かっていたようで実は理解していなかった、文章をつくる作業のこと、
コツを伝授していただいた気分です。
文章の書き方、読み方を改めて考え直した一冊。
そして、日本語が難しく、でも楽しいと教えてくれた一冊。
図書館、ありがとう!!
やっぱり本がすき♪
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手紙の作法について、とても勉強になった。
文書を上手く書けるようになりたければ、何度も書いて、見直すしかないということかな。
もう一度読んで、身体に覚えこまそうと思うん。
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エッセイあるいは雑誌や新聞の記事のための本。小説にも応用はきくとはおもうけど。
たゆまず書かないと退歩すると書かれていて、そうですね/(^q^)\って感じ。
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①話は途中から
「三日前にね、ホテルのロビーでぼんやりしててね、カバンを取られてしまった。全くひどい目にあったよ」
↓
「ひどい目にあったよ」
どうしたの
「カバンをとられてね」
いつ?
「3日前」
どこで?
「ホテルのロビー」
②文章を書いたらあとで表題をつけるようにすると、テーマ・真ん中がブレない。平家物語はよい例。
③「読書百遍、意自ら通ず」
名文を素読する。古典の文章は音調が快く、訳がわからなくても文句が耳にの残り、自然とそれが唇に上がって来て、折に触れ機に臨んで繰り返し思い出し、そのうち意味もわかってくる。
④なるべくセンテンスを短く。ついつなぎの言葉を頭にかぶせた文章になりがち。前後の文章の結びつける論理的接続詞を乱用しない。
「なぜ”東京”がダメで、”京都”なのであろうか。これは観光のことではない。なぜノーベル賞は京都なのかという問題である。というのは、こんどノーベル化学賞を受けた〜もそうだし、〜、〜、〜など化学関係の受賞者は、いずれも三高ないし京大で学問をはぐくんでいる。しかし経済大国の首都東京は、そいういう人材を生み出していない。これには世界に誇る独創的研究を育てにくい理由でもあるのだろうか」
↓
「なぜ”東京”がダメで、”京都”なのであろうか。これは観光のことではない。なぜノーベル賞は京都なのかという問題である。というのは、こんどノーベル化学賞を受けた〜もそうだし、〜、〜、〜など化学関係の受賞者は、いずれも三高ないし京大で学問をはぐくんでいる。しかし経済大国の首都東京は、そいういう人材を生み出していない。これには世界に誇る独創的研究を育てにくい理由でもあるのだろうか」
⑤飾り言葉を削ぐ
「四月。目に映るものみなすべてが新鮮であった。学生にとっての一年は確かに四月から始まるのだから、当然といえばそれまでだが、あれほど夢見ていた世界の扉を自分で押し開けたという実感で、以前とは比べられないほどの輝きを放っていた」
↓
「四月。目に映るものみがな新鮮であった。学生の一年は四月から始まるのだから、当然かもしれないが、夢見ていた世界の扉を自分で押し開けたという実感があって、まわりがこれまでとは違う輝きを放っていた」
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文章の書き方How to本だが、普通にエッセイとして面白かった。
いろんな文も紹介されていて、いい文、悪い文がわかりやすい。
なにかをいただいたら封書でお礼
結婚式の返信は即日
会費のあるものを欠席したらあとで会費を送付。でられなさそうなら欠席とだすこと
手紙には受け取った側が嬉しい、楽しい情景が浮かぶことを書くのが手紙というもの
署名は肉筆が建前、原則
差しだしにんの名前だけあけて、自署する
おすすめ辞典
ポケットオックスフォード辞典pod
新明解国語辞典
福原山岸 ローマ字びき国語辞典
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この人は、文章を書く技術はあるのだが、その技術を書くことがない。それよりも、やり方や、トレーニングの仕方について、完結に書いてある。
だから、この本を読んで、文章が上手くなるわけではなく、書くための練習方法を教えてくれる本だ。
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タイトルの通り「かくチカラ」を養う上での注意事項が述べられている。
エッセイとしてわかりやすく説明されており、文章を書く際のポイントが明確になる。
意識しないと漢字すら書かない日もある。
年賀状も書かなくなった。
パソコンやスマホなどのデバイスはつながりやすくはしたが、つながりを希薄にしたようだ。
報告書、提案書、メールなど相手をイメージして書き方を意識しよう。