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紙の本
生活保護の誤解も多いが、制度を知るにはまずこれ
2022/09/02 20:28
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投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
「生活保護のてびき」という書名からして、実務家向きかといえばそうでもない。まずは、生活保護制度の概要を知るには、この一冊からというもの。
第1は、生活保護制度のあらましで、制度の目的や4つの原理の解説でその権利性を明らかにする。戦後の経過から見ると、どう変化しているかがグラフ等でわかりやすくなっており面白い。扶養義務や公的年金との関係、生活困窮者自立支援制度を解説する一口メモも有用である。
第2は、保護とはどのようなものかと題し、8種類の扶助、保護施設等を解説する。生活保護は収入があれば一切ないと思い込んでいる人も多いのではないだろうか。必ずしもそうでないことがよくわかる。保護を受けるのは申請が必須であるが、権利性があるからこそという。
第3は、保護の要否判定の仕方、第4は、被保護者の権利と義務、第5は、生活保護制度における最低生活費の算出方法、第6は、収入認定額の計算の仕方となる。
資料も含めて70ページを超えるコンパクトなものなので、一度は読んでみた方がいい本である。
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