紙の本
ますますハードボイルド風に。
2023/03/05 16:48
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
お草さんの物語はもう何作目なんだろか?シリーズ1作目から読み続け、最初は、日常の中に潜む事件がテーマだったのが、近ごろ、どんどんハードボイルド風になってくなぁ...と。本書はタイトルが美しいから油断するけど、帯には、殺人とか逃避行とか。そして、読みだしたら、ホントにとんでもない事件に巻き込まれてしまった!
落ち着いた思考と度胸と、仲間の手助けで、どんな風に解決されてゆくのかがいちばんの読みどころ。
紙の本
お草さん巻き込まれる。
2023/01/01 21:47
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都出張へ行くんだけど、東京駅に行く前に寄り道。その辺からお草さんは何事かに巻き込まれつつあります。
そして、品川駅で流血事件が。わけが分かんないうちに男児を託されます。
お草さん、京都に着けるのか!?
今回、ちょっとヤバい組織がらみ。これから先のお話に影響してくるのか?楽しみ。
紙の本
どんな人なわけ?
2023/06/25 11:46
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
お草さんって、どんな人なわけ?
犯罪者とカ政治家とカと知り合いなんだね。
毎回毎回、実は知り合いでしたっていう人が出てきて。
今回なんて、言っちゃうと、自分が犯罪の片棒担いでるからね。
紙の本
今回はなぜかイマイチ
2022/12/01 11:07
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
お草さんが命を狙われている子どもを守るために逃避行?
今回のお話は何故かイマイチに感じました。
ハードボイルドすぎた?
お草さんの視点だけでなく、一ノ瀬の視点が多かった事もあるのかもしれない。
一ノ瀬氏は同性同士の恋愛のもつれに巻き込まれていたが、今の時勢を取り入れたのかなという感じ。
一ノ瀬氏は放浪癖があり、一つの場所に腰を落ち着ける生き方はしんどそう。
久美ちゃんも一ノ瀬氏を縛るのは本意では無さそう。
牛停さんの生き方を久美ちゃんは選びそうな気がする。共に生きるけど、籍はいれない、というような。それもまた、今ふうですね。
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【シリーズもついに第10弾!】殺された知人、生前の約束と怪しげな現金、最凶の男――。お草は事件の全貌が分からないまま、追われる少年と逃避行を続けることに。
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ずっと読み続けているシリーズですが、
いやいや、お草さん!もうコーヒー豆と和食器を扱うお店のおばあさんどころじゃなくなってますやん!
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大好きな「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ。
ただし今回は今までとはかなり違ってびっくり。
違うというより、ハードボイルド過ぎ!!
こういう世界もあるのかも知れないけど、お草さんが首を突っ込んでいいわけないでしょ。
一ノ瀬さん、久美ちゃん、寺田さんと一緒に心配でハラハラのし通しでした。
まあお草さんなら、ああいう行動をしそうではありますが…。
いつもはいろんな事件や、やりきれない感情がもつれても、小蔵屋でお草さんが入れる珈琲の香りが皆を包んでくれる感じがあって、そこが好きなのです。
今回は事件の当事者達が小蔵屋に来たことがない人達であること、その事件があまりに重く暗い事件だったため、珈琲の香りがあまり感じられなくて、それが少し残念でした。
「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズファンとしては、次回はもう少し身近な出来事でのお草さんの活躍を期待します。
そして、一ノ瀬さんと久美ちゃんの良い進展にも期待です。
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本を手にして、えっ?お草さんが少年と逃亡?何で?
と、疑問を解決すべく読み始めたら、止まりませんでした。そりゃあ、お草さんの周りでは何時も何かしらが起こりますが、ここまで来ると単なる事件ではありません。何でこんなことに巻き込まれるの?どうやって、無事に逃げ切るの?
お草さんの仲間と知り合いとその知り合いと、と繋がって助けられて、何とか逃げ切って。ホッとしたのもつかの間、えっ?こんな結末?
まぁ全て丸く収まった?から良かったけど、お草さんも友達なくさなくて済んだし。
それにしても、みんな無事で良かった。
次は何が起きるのでしょうか?出たばかり、読んだばかりなのに、次がとても楽しみです。
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#紅雲町珈琲屋こよみ
#薔薇色に染まる頃
シリーズ中断トツでキナ臭い話だったような
後味がいいのか悪いのか
ただ、登場人物達皆が心穏やかに過ごせますように
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いつもの珈琲と和食器の小蔵屋のお草さんが、スーパーアクティブお婆さんになってる。
キョウカさんとジュンの姿がいまいちイメージできず、最後まで感情移入できないままに終わってしまった。
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コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋(こくらや)」を営む、お草さんの周りで起きるあれこれの、第10弾。
周りで起きる、というか、お草さんが自ら事件に首を突っ込むというか・・・
今回は巻き込まれたのかも知れないが、その発端となり、彼らと関わりを持つに至った出来事は、やはりお草さんのお節介が原因だったと思う。
杉浦草(すぎうら そう)、多分70代。
老女が巻き込まれていい事件じゃない。全く、心配かけすぎ!
今回はすこぶる犯罪性が高く、本当にヒヤヒヤものでした。
2時間ドラマになりそうなサスペンス。
非道な父親の元に生まれてなんとか生き抜いてきた男の、これは報復なのかな。
壮絶でした。
それと並行して描かれる、牛亭さんや、久実と一ノ瀬のカップル。
人と人の関わり方は一対一ではなく、人はそれぞれ家族や事情や係累を抱えている。
個人だけではなく、その背景とどのくらい関わるのか、関わらないのか。
簡単には語り尽くせないことである。
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えっ?私お草さんのシリーズ読んでるんだよね??って途中で思うくらい、シリーズ中では少し異質なお話だったかなと思います。最後、「薔薇色に染まる」のは良かったけど、いろいろ、結構もやもやするな…。そのもやもやこそが、作者が持たせたい感情なのかもしれないけど。
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【目次】第一章 長い約束/第二章 メジャーと竹尺/第三章 湖に降る/第四章 神様の羅針盤、くまの寝息/第五章
薔薇色に染まる頃
小蔵屋シリーズ10作目。
このシリーズは、登場人物や設定のわりには、ブラックな話が多いように思うのだが、本作はもう一段降りた感じ。裏社会との接点はささいなところにあるようで、怖い。小説なら探偵や警察官の知り合いがいる仲間の存在に助けられるわけだが、現実はそう都合よくは運ばない。
草さんが年を取るにつれ、経験することがハードになっていくような……
手放しでハッピーエンドとはいえないけれど、ベターな結末ではある。ほろ苦い読後感。
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久しぶりのレビューです。今後もペースはボチボチですが、よろしければお付き合い下さい。
〈紅雲町珈琲屋こよみ〉シリーズ最新作。もう何作目になるのだろうか。
今回はシリーズ中、最もサスペンスな話だった。
何しろお草さんが新幹線で出会った少年と逃避行をすることになるのだ。
お草さんとしては人助け、だが報道では高齢女性による少年連れ去り事件として扱われている。
少年の味方であろう関係者たちが次々と姿を消す中で、お草さんは少年を追う者や警察から逃れて少年を救うことが出来るのか。
これまでもちょっとした立ち回りや冒険はあったが、今回はその比ではない。
だが一方でお草さんの味方もまた沢山いて、小蔵屋の久実とその彼氏・一ノ瀬、配送業者の寺田にお草さんの親友・由紀乃、器作家の丹山。
また古い伝手を辿れば大物もいるらしい。お草さんの人脈の広さに改めて驚く。
お草さんだけでなく、一ノ瀬の人脈もなかなかハードだ。探偵事務所を営む辺見なる人物は、彼の物語だけでも一冊出来上がりそうなほどハードボイルドだ。
これだけの味方があって彼らがどんな活躍をするのかと思えば、意外な顛末。
それもそうだ、これは〈紅雲町珈琲屋こよみ〉でありハードボイルドやサスペンスではない。
冒頭と最後に出てきた〈牛亭〉『夫婦』の関係、久実と一ノ瀬の関係、辺見のアレコレ、そして少年ジュンとキョウカ、ユージンの境遇。
この作品で描かれたのは、様々な人間関係や人生。
一見平凡で幸せそうな家庭や家族にも様々な物語があり、さすがのお草さんでも踏み込めない親子関係もある。
大人たちに愛され守られて安心して伸び伸び育つ年頃のジュンが、お草さんが想像もつかない人生を送りお草さんが知らないことを沢山知っている。
自分が一生関わることがないだろうこんなハードなことが、実はごく身近にあったりする。
取り戻した帯留を持って、アンティークショップから真っ直ぐ帰れば良いものを、いつものお節介で寄り道をしたがために巻き込まれたお草さんはともかく、本来行くべき道を一本間違えただけでそういうこともあるかも知れない。
ただシリーズとしてはあまりに異質だったのと、結末がああだったので、読後感としては拍子抜けだったのが残念。
今後も辺見は出てくるのだろうか。彼もまた紅雲町シリーズとしては異質だけど。
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紅雲町珈琲屋こよみ、お草さんのシリーズも10作目。
今回のお話は、シリーズで一番アクティブで、敵(ヴィラン)が出てくるというか…。でもなぁ、正直これをお草さんでやらなくてもいいように思うんだけど。
風味が変わっただけで評価を下げるのは、固定ファンの悪癖なんだろうけど、こんな寄り道より一の瀬と久美さんの展開とか、前作まで張ってきた伏線を回収するなり、張りなおすなりを読みたかったなぁ。
わがまま言うてすみません。