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紙の本
休暇旅行が、命がけの大冒険に!?
2005/02/22 00:08
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
風の丘のルルー・シリーズ第7話。
魔女の子ルルーは久しぶりに休暇をとり、くまのぬいぐるみのペルタといっしょに、南の星号という大きな客船にのって、旅行に出ることに…。
行きさきは、おそろしい人魚たちが呪いの歌をうたい、船乗りたちを海にひきずりこむと、うわさされる百の島の海。
休暇旅行が、命がけの大冒険に!?
客船で出会ったさまざまな乗客たち。
女優アナイス・ブルーローズ、奇術師イルバチオ、医師エルネスト、看護士ハニー、作家をめざすジェーンなどなど。
その中の数名は、なんと、エメラルドの島の緑の館にすむという伝説の魔法使いからの「招待状」をもつ、魔法使いの子孫だったのです。
死期のせまった魔法使いが、遺産をゆずりたいと願い、呼び集めた子孫たち。
それぞれの想いをかかえ、やってきた子孫たちの心の、オモテとウラ。
ルルーは、何度も危険な目にあい、悩みながらも、人を信じることの大切さと、受けつがれてゆくいくつもの「思い」を感じとっていきます。
小学校中学年むけのシリーズなので、あっという間に読み終わってしまうのですが、このシリーズを通じて根底に流れているのは、人を信じる心、誰かを思いやるやさしい心、だと思います。
それらは、心がやさしいというだけでは続かない気持ちなのだ、と、このシリーズを読んでいると、いつも思います。
裏切られ傷つくことも山のようにあるし、自分自身が倒れそうに苦しいことだって、ある。
そんな中でも、他の誰かのことを思いやる、というのは、自分自身が強くなければ、やはりむずかしいことだと思うから。
そんなことも考えさせてくれて、でも、やっぱりワクワクドキドキがいっぱいつまった冒険物語。
親子で一緒に楽しんで欲しいシリーズです。
うたたね通信社 にもお越しくださいね。
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