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クラシックだけでしょうね、こうした入門書があるのは。
ロックでも名盤シリーズみたいなのはあるけど、「はじめてのロック」」とか「はじめてのジャズ」はないよね。
そんなに聴いてもらえないものなのかなぁ。普段耳にはしているでしょうに。ところで本書だけど、著者の「毒」が結構効いてる。ボクにはいやらしかったな。ちょっと「上から目線」すぎるよ。
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この手の本は何度か読んだが、そんなにはまらず現在に至る。一方、クラシック好きは身近にいて楽しそうだし、興味はある。そんな恒にあって満たされないニーズで読んでみた。きっかけは書評。
はじめに、おわりに、に本書の特徴が凝視されている。入門書や魅力を説く内容でなく、俯瞰的にクラシックをとらえて、面白さがわかるようなコンパスのような内容を目指したとのこと。クラシックでない、釣りの著者の体験が紹介されており、コツをつかめば沼にはまるという例えはその後の内容を読み方につながった。
曲の種類から作曲家、楽器、演奏者の概説、おすすめ曲、世間一般の評価と著者の評価と、客観的つつ、著者の言葉も感じられる。
クラシック音楽だけでなく、西洋絵画も教会や歴史を理解しなければ、深く味わえないという内容からも、今までのとっつきにくさの理由がクリアになった。
本書では、音楽を聴いたときの表現法がいろいろとあり、それが斬新で刺激的だった。食事の表現と同じように、わかると価値観も広がると思う。
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取り上げない名前に個性が出てる。
テレマン、コレッリ
ワルター、トスカニーニ、クレンペラー
ベーム、ヴァント
ジュリーニ、アバド、シノーポリ、シャイー
ギレリス、ブレンデル、アシュケナージ
シェリング、グリュミオー
クレーメル
逆に、作曲家をリュリとラモーで始める当たりが「歴史観」なのかな。
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クラシック初心者のために、著者が遠慮のない文章でそれを解説していく。
前半はクラシックの歴史や基礎知識が述べられ、後半に時代ごとの辞典という構成だ。初心者に特に参考になるのが後半だろう。紹介されている曲をyoutubeやサブスクで調べながら読み進めれば、聴いたことがある曲がたくさん出てきて多くの発見ができるだろう。
個人的な注文として、「〜短調」の意味も記載していただけるとよかった。オペラ編もあるようなので、いずれそちらも読むつもりである。