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●なぜ気になったか
第4の波は「AI&スマホ革命」。生成系AIが話題になり始めた今、IT革命の次はAI革命であると確信する。その本質を教えてくれる本書、読まずにいることはできない
●読了感想
期待していたほど深掘りされた知見は得られなかったし、日本の将来にはさらなる絶望を感じさせられた。思わぬところで日本人の強みが発揮されて状況好転!、が起きることを願うばかり
#第4の波 大前流「21世紀型経済理論」
#大前研一
23/2/28出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
https://amzn.to/3Ymqmh3
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農業革命、産業革命、情報革命、3つの革命の次に来ている今は、AI&スマホ革命である。
日本人の生産性の低さ、それと同時に世界に遅れをとっている平均給与。工業化に一気に乗ったがために、情報革命で完全に乗り遅れて、重厚長大な産業が牛耳ったから、他の伸びている国がとっているような機動的な体制がとれなかった。
これからくる第四の波は一体何か。例えば、弁護士は、AIが取って代わる。会計士も、AIがチェックしてOKが出れば申請だ。薬剤師ももはやいらない。こうなってくると、監督庁のお墨付きで、人がやらないといけないとしていた専売特許を奪い取っていくことを意味する。
また、本書では、大きな視点として日本という国の問題点と、解決策を提示している点で非常にユニークだと思う。読んだ本でも、正直問題点だけはいくらでもあげているが、後付けで文句をいう、どちらかというと炎上斡旋系で心地よい、耳障りの良い主張プラス、批判という合わせ技は本当に辟易しているので、素晴らしいなと思う。特に、リスキリングというよりも、よりITスキル、AI関連、感性に近い成長と人材不足が問題点で、それを育てることをしていないことにあるというところだ。教育しかり、省庁の構成や国の取り組みがいかに無意味で、無駄になっているか、複雑な大臣構成などを示しながら、どうしようもない現実をうつす。一方で、どうにかしたら、日本はまだ浮上できる。それを具体的に示しているのが、権限や情報の次の産業にお金と人材が流れるようにすること、地方でも独自に呼び込み、育てることができるということ、スマホで事業構想ができること、海外各国で起きている変化を体験し見てきたこと、それらが日本を変えていく。力強いメッセージであり、これを大前氏自身が生きているうちにはみることはできないかも、と思いながらも伝えてくれていることを強く感じる。大前氏の次、日本を次のステップへ。日本として、知識と経験を持ち寄る必要がある。
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期待して読んだが、大きな発見は無かった。
ただ、一気に読み進めた。
おもしろかった。
大局的な見方、考え方が出来た。
さすが大前氏だと思った。
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ブレない=著作の主張は大体同じですが、日本に対する危機感はすごいですよね。そして、何よりも一人一人、ちゃんと考えて生きていかないと行けない、と思わされます。。
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久々の大前さんの著書を読みましたが、何十年経とうとも今の最先端を体験して自分の言葉で話す力は年齢は関係なく興味を持つと言うことを体現していますね。 私も行動しないと!
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情報化後の社会では、過去の実績を重視する「選択と集中」や「総合型」ではなく「スパイク型企業」が成功する。GAFAMのような、他を圧倒する一芸を磨く企業。
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AIを生み出す人に莫大なお金が集まる。AIにできないエッセンシャルワークは残る。エッセンシャルワークには、看護や介護だけでなく、人を楽しませるという意味で芸術や寿司屋などの分野も残っていく。
一方で、第3の波である情報化社会によって生み出された、大量のホワイトカラーは、不要になる。士業も、記憶をして正しい答えを出すだけだから不要。すでに、エストニアは、税理士の仕事がなくなっている。
日本は、第3の波にも乗り切れず、いまだ大量生産を効率よくやる段階にとどまっている。第4の波に乗るために、さまざまな政策実施が必要。
偏差値教育で、工業化社会に適用した子供を育てても仕方ない。構想力や発想力が必要。あるいは、エッセンシャルワークのための実学。
高齢者が金を使いたくない環境がある。最低保障を充実させて、高齢者にお金を使ってもらえるようにする。
サラリーマンの経費を増やして、投資を呼び起こす。
スパイク型企業をつくる。満遍なく勝負では勝てない。尖った強みが、生き残る会社の鍵。たぶん、人も同じ。何で尖るのか、決めて動かないと大変なことになりそうといういつもの不安が増してくる。。。
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最近読んだ本の中では、一番内容的に面白く、スラスラ読めた。世界の経済情勢と日本企業の衰退、世界と日本の賃金格差、アメリカ利上げの狙い、日本人の将来不安の理由、尖らせる経営戦略「スパイク型」、ユニクロ、NTTの話、子供からスマホを取り上げるのではなくスマホを使って新しい事をさせる等、内容盛りだくさんで、大変な為になった。
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第一の波「農業革命」第二の波「産業革命」第三の波「情報革命」第四の波「AI、スマホ革命」
日本は第三の波にすら乗れてない。
大前氏の21の提言。今の政治家じゃ1つも実現できそうにないな。
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ものすごく新しいことやびっくりする発見がある訳ではないが著者の独特の知見や物を見る角度が学べる。過去の講演の記録を書き落とした内容や週刊誌への連載記事が相当程度加わっており最新のメッセージはそれ程ないものの読み易さも手伝ってお勧め。
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<目次>
プロローグ 未来予測は希望となる
序章 第3の波すら超えられない日本
第1章 第4の波とは何か
第2章 将来不安は解消できる
第3章 生き残りのカギはスパイク型
エピローグ 今こそ子供にスマホ構想力を
1980発行、アルビン・トフラー「第3の波」
第1、産業社会
第2、工業化社会
第3、IT社会
これを踏まえて、筆者が唱える「第4の波」、
サイバー社会についての本