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紙の本
ベール
2023/05/06 18:42
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京大学法学部を卒業し警察に従事した人が著述・インタビューに答えた一書です。公安について組織や内情を紹介してあります。巷間の警察小説に於けるハム(公安)との差異がよく判りました。
警察小説では個人予算が青天井、スパイ捜査、警察外警察みたいな描かれ方があったりします。ところが、実際は違憲・違法にならないように細かく注意を払ったり、検察へ起訴してもらう為に調整を諮ったりと、地味乍ら公(こう)の為の事前的な安(あん)全を守る事を目的にした存在だという事が具にみてとれました。
また警察組織の複雑さも警察法をベースに紹介されていて、非常にややこしかったです。複雑怪奇過ぎます。警察庁についても言及があり、複雑さは古い官僚的体質を想像してしまいました。
本書では奇数章が著者の著述、偶数章が編集者とのインタビューという構成になっています。このインタビューが特に印象的でした。守秘義務があるから仕方の無い事ですが、キャリアだった自身と現在の自身の生存の保身が少し滲み出ている気がします。だからこそというか、ベールに包まれているように思えました。警察小説を書いている作家は元警察人ですし、脚色があるにしても火のない所に煙は立たぬです。とは言え本書の著者が言う「法に逆らった」行為は断絶されているというのも事実でしょうし。全てをさらけ出す事は出来ないものです。
紙の本
事実を知らなくてはいけない
2023/05/11 20:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察小説を読むと、「公安」という言葉はよく目にし、「公安警察」というものは、昔の特高警察のような姿で描かれていることが多い。だから、現実として、そのような組織が日本の警察機構の中にあると思っていた。しかし、元警察官僚である著者が語る事実は、異なる姿を示している。公安というのは。国家の安全・国民の安全を損なう犯罪を起こす可能性のある組織を調査し、様々な法的手段を使って、そのような犯罪行為を防ぐことであった。小説は、ファンタジーであることを改めて認識し、どこまでが事実に即しているのかを知らなくてはいけない。
紙の本
カルト対策?
2023/06/27 16:19
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
摩訶不思議でおどろおどろしい陰謀集団というイメージの払拭のため、重大な関心を払っている公共の安全と秩序としての公安の実態?をできる限り言及しているのかな?
紙の本
組織
2023/09/30 05:24
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
具体的な事件の紹介はなく内部紹介のようなもの。触れる事が出来なことも多く中途半端でもある。対談的回答も魅力なし。得られるは情報少ない。
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