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「きりもやびより」最終巻。少々分厚くなっている5巻です。分厚いのは、最終巻だからなんですけど、掲載誌の『イブニング』が休刊になったからですね。
「少女ファイト」「きりもやびより」「創世のタイガ」「賊軍土方」「紫電改343」「銃夢火星戦記」と連載作品を購入していた雑誌なだけに、そのニュースを聞いたときにはびっくりしたものです。とはいえ、雑誌自体は購入していないので、売上に貢献していたかどうかと問われると、?になってしまうのか。コミックの売上だけでは、雑誌のコストをペイできない時代になってきたということですかね。
雑誌は立ち読みで、コミックを購入というスタンスなので、漫画誌の売上には貢献でいていないのだよなぁ。定期購読しているのはジャンプだけ。
極論というか、消費者側の暴論になるかもしれないけれど、立ち読みの広告効果というものが漫画雑誌の大きな役割だと思っているので、それがなくなるのはさびしい限りです。いろんな広告はあるのだけどね、ネット広告や『ダ・ヴィンチ』のような雑誌とか。それでも、昔からの習慣なんだよなあ、漫画雑誌の立ち読みというのは。
読んでいた雑誌がなくなるのは寂しいものです。購入者でなかった自分がいうのはお門違いかなあ、という気持ちもあるけども、率直な感情。
最終巻は、憧れの星すばる先生との合作という形でめでたしめでたしとなりました。
オールキャストでわちゃわちゃしながらの最終回。打ち切り感が強いけども、それはまあ仕方ないか。
漫画の感想よりも、休刊に関しての方が多くなってしまったのはよくないかなあ、と思うけど、そういうこともある。
みずしな孝之という漫画家は好き。しなっちと出会ったことで4コマ漫画を読むようになったきっかけの漫画家さんなので、次回作に期待してます。