紙の本
沈黙は共犯
2023/05/19 10:02
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジェンダーや人種、性的指向、や、子どもがいるかどうかに関係なく自己実現ができる社会を望む際に、社会正義を考える場面に装具する。渡米し女性医師となった著者の人生の歩みの中に、現実社会との葛藤が記される。付和雷同的性格と、自分から決して意見を言いだそうとしない引っ込み思案的性格の日本人の社会では、社会正義に目を向けることは、つらささえ感じる。無意識に偏見を抱くことは誰であっても同じであり、その無意識の偏見に気づくことが大切だ。意識的に見つめる「再評価」の努力が必要だ。ラジカルアクセプタンスが社旗正義を育てる。
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どんな方か気になっていたら、図書館にちょうどあったので借りて読んでみた
女性としてもやもやと感じていたものが何か、わかりやすく説明している本
内容があっちこっちに飛ぶので、読みにくいところもあったけれど、全体として読んでよかった
社会や、親子関係でも生かせる
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世の中に頻繁に起こる炎上の原因がとてもわかりやすく説明されています。
とてもおすすめの本です。
ひとつ。著者の息子が言った言葉を引用します。
「相手を下げてみたところで、自分は上がらないよ」。
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世の中に蔓延る炎上やジェンダーギャップなどの不公平について脳科学的な視点から語られていてとても理解しやすく、共感できた。
世の中の現象を見れば、人間は動物的であり、動物たらしめる本能が働いていることをメタ認知することが、よりストレスが少なく生きられるヒントになるような気がした。
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最近のマスメディアによる報道やネット上での発信に座り心地の悪さを感じる時がある。
この本を読んでみると、その理由が分かったような気がした。
この表紙の写真が巻き起こした波紋も、その座り心地の悪さなんです。
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プロローグ 妊婦のワクチン啓発で気づいたThemとUs
第1部 炎上はなぜ起きるのか
第2部 差別と分断を乗り越えるために
第3部 女性小児精神科医が考えた日本社会への処方箋
エピローグ ラジカル・アクセプタンス ソーシャルジャスティスを育てるために
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「言っちゃいけないことは、だいたい正しい」とは成田(悠輔)先生の弁。
内田舞さんを知ったのは、あっちゃん(中田敦彦)の番組に出演されていて。そのすぐあとに、pivotチャンネルにも本書のブックトークにご出演されていらっしゃいました。
そんな折に、本ともだちのともえさんから
「親友が上梓したから読んでみてね!」とリコメンドもらって、感じたご縁。前のめりに拝読したよ!
分断とか忖度とか同調圧力多き世の中で、ソーシャルジャスティスを論じるのって、すごく勇気のある行動ですよね。尊敬です。
女性であることによる、日本社会での生きづらさや、そこを曖昧にしないで米国に渡って、結果を出されていらっしゃるのも本当に素敵。
内容が素晴らしくて、付箋だらけになったのだけど、実際に体感してほしいから、今回は内容抜粋でのご紹介はしないけど、生きづらさを感じるビジネスパーソン(特に女性には!)必読です。新書っぽくないティファニーブルーの装丁もかわいかったな♡
核心つけるひとって、重宝されますよね。
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差別や人間関係、など身近に起きている問題をわかりやすい書き口で論じている。
育児についても考えさせられた
思考の幅が広がった気がする
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【ハーバード大学医学部准教授による現代社会への処方箋】炎上の波に乗らず、分断と差別を乗り越えるには――小児精神科医・脳科学者の著者が、激動の時代の問題と処方箋を語る希望の書。
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こびナビで存在を知った内田さんの本ということで、読んでみた。
前半の炎上に関する部分での分類は、凄く興味深い。また、感情的になる前に起きてることを再評価するというのは、意識していきたいなと感じた。
後半で述べられている、女性が苦しい職場は男性にとっても苦しいというのは正にその通りと思うのだが、それが認識できてない人が多いというのは何とも悲しい。ここは引き続き声を出していく必要があると再確認した。
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本当に買ってよかった1冊!
この本に出会ったのは、オリラジの中田敦彦さんと著者の内田舞さんの対談を聞いたことがきっかけでした。
内田さんの丁寧で考えを押し付けない伝え方で、発見が多く、今まで感じていたモヤモヤが言語化されていく感じがしました。
人の性質や、海外から見た日本などに興味をお持ちの方におすすめできると思いました。
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日経テレ東大学で内田さんのことを知り、今もその他メディアでよく拝見しています。
とても読みやすく、再評価やマイクロアグレッション、ラディカルアクセプタンスなど番組内で新しく知った言葉をこの本で復習することができました!
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現実に様々な感情を持ちながら生活をしていく中で、悲しいことや不快なことにぶち当たったときに、「ラジカル・アクセプタンス(自分の管理外で起きたことを良いとも悪いとも評価せずに一旦受容すして前に進むこと)」をすることは、とても難しいことだと思う。それでも、ラジカル・アクセプタンスをしていこう、という方針を持っておけば、そうでない場合と比較して前向きに現実を捉えられることは間違いなさそうだと感じた。
また、ラジカルアクセプタンスや「再評価(過去の経験や感情を、いまの自分の視点や異なった観点から再度評価してみること)」は、ネガティヴケイパビリティとも相性がいい考え方だなと思った。
あとは、より実際的には、「ラジカルアクセプタンス」や「マイクロアグレッション」等のカタカナ語を用いることに表面的な拒否感を示す人たちもいると思うので、ちょうどいい表現の仕方を探っていくのも必須だろうと考えた。
p.142辺りに記載のある、前頭前野の働きが抑制されることで思考が固定化(習慣化)され、反復経験を経た固定観念が形成される、という説明が興味深かった。このような説明がどれくらい妥当かというのはわからないけれど、このようなある種の理論に則った説明が与えられると、「あぁ、あの人はこういう状態だったからそのように考えてしょうがなかったんだな」と、ラジカルアクセプタンスの促進に資することもあるな、と思った。
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密度の濃い、読むのに時間を要する本。流石、オリラジ中田敦彦氏の御学友!!
大幅な時代の先取り“お母様”がとってもステキ!!
ドラえもんの漫画自体は好きだが、しずかちゃんの悪影響、ワタシも感じている一人です。詳細はnote自投稿に書きました!
https://note.com/ruly_yasuka/n/nc47b8fee3c3f
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彼女の発言や考え方に興味があり、
それが込められていると知り、すぐさま手に取りました。とても面白かったです。
中でも印象的だったのは、
「ベトナム帰還兵との対話」の章。
「その質問には答えるけれどどうして知りたいか教えてて」という、この場面で私には想像もつかない返しから始まるやり取りが、本当に深く、分断を乗り越えられるのかも知れないと、私にも希望を感じさせてくれるものでした。
日常的に感じていた様々な違和感から、
この本を読んで解放された気持ちになりました。