電子書籍
脳は、28年ごとに「装置としての性質」が変わる
2024/02/01 02:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:素粒子物理屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく読みやすく、とても楽しい本。「私たちの脳を装置として見立てると、28年ごとに『装置としての性質』が変わる」、という理論が、目からウロコで面白かった。きっとこの著者の他の本にも同様な理論が展開されているのだろう。読みすすんんでいくと、この理論と自分の経験が重なって、とても腑に落ちた。60代の読者はもちろん、若い世代の人にも読んでほしい本である。若い読者にはまだ実感が湧かないかもしれないが、将来の指針としても役立つのではないだろうか。例えば、30代になった時、「失敗を脳の進化に繋げるための三ヶ条」などが役に立ちそうである。
電子書籍
NHKのラジオ放送を聞いて、興味
2023/05/12 08:51
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
60才は、脳にとっておおきな折り返し点、というかハードル。
・・云々のラジオ放送での言葉を聞いて興味を持ち、読みました。
図書館で借りて読み、電子版を購入しようか検討中。
本に書かれている内容より、ラジオでかみ砕いて説明される内容のほうが
分かりやすいし、受け取りやすい気がします。
その人夫々の寿命に沿って脳の老化はプログラムされている
そんな脳の状態、今の状況を受け入れて、無理せず生きる、という姿勢が大事。
そんな脳の折り返し点が、60才の人もいるし、30才で起きるかもしれない人もいる。
人夫々。
壽命にも多様性があるなら、
「60才」に限定したタイトルにしなければよかったのに、と感想。
紙の本
「60歳」をキーワードに、いままでの著作を再構成した本
2023/09/21 09:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的に、いままでの「トリセツ」の内容の一部を、「60歳」をキーワードにして再構成した本だと思います。母親を看取ったときのこと、ラジオのパーソナリティを始めてのことなんかが新しいエピソードなのかなと思いました。安定した内容と書き方なので、新しいことはあまりないかもしれませんけど、安心して読める本でした。
紙の本
あーはい
2023/08/20 17:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:889ヒロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいぶ前に読んだ。内容をよく覚えていないかも。
わりとそう思ったはず。書いてあるのは黒川さんのやったこと、だよね。だからあなたも大丈夫的な。
投稿元:
レビューを見る
●なぜ気になったか
「〜のトリセツ」は出版されすぎで最近は読む気にはなれなかったが、60代になった今、さすがにこれはのぞいてみたくなった。60代をどう生きるか考えるきっかけに読んでみたい
●読了感想
最近は読む気にはなれなかったのはやはり正しかった。内容浅すぎで、男性だからという点はあるものの、なんら得るものはなかった。僕には、ほんとに脳科学・人工知能研究者が書いた本?、と感じさせられた1冊
#60歳のトリセツ
#黒川伊保子
23/4/26出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
https://amzn.to/3Hg2FB0
投稿元:
レビューを見る
「生殖本能」がキーワードになっていた内容と感じた。生殖本能が終わる60代以降について、なるほどなと思う事が多かった。最後に「特に女性に読んで欲しい」と著者が記していた。
投稿元:
レビューを見る
脳は56歳で一応の完成を見せ、その後63歳までかけて成熟する。63歳からの7年間は、ありとあらゆることに気づき、世の中を人生で一番楽しめる年代に当たる。周囲を大目に見よう。明日できることを今日するな。他人の失敗を横取りして、「私も○○すればよかった」と発言する。夫に笑顔。習慣は夫婦の絆になる。夫の言葉を裏読みしない。
投稿元:
レビューを見る
心にひびいた言葉が沢山あった。
親は子に「あなたが生まれてきて、本当に嬉しかった。あなたの親になれて、本当に良かった。生まれてきてくれて、ありがとう」と伝えてほしい。その子の自尊心の核になる。
笑顔とユーモアが人を幸せにできる。愚痴は言わない。
60代は気づきすぎる。明日できる事を今日しない。気づいた事を口にしない配慮をする。
大人の習い事は楽しむためにある。結果が出なくてもいい。
脳は、要らないものから忘れる。固有名詞を忘れ、普通名詞を忘れるようになる。
~したらダメではなく、~してみたら?と言う言い方にする。ネガティブな結果を想像させないよう心がける。
夫婦は互いの気配は感じられるが目に入らない空間の確保をする。笑顔を心がける。何か一緒にする習慣をつくる。
投稿元:
レビューを見る
どちらかというと著者目線で女性向けのコンテンツが目立つ感じでした。
「脳の心配より、体力の維持」 → 確かに!
「60の手習い」 → 何か新しいことを始めたい!
「60代は忘れ放題」 → 嬉しい!
投稿元:
レビューを見る
大好きな黒川伊保子さんの『60歳のトリセツ』今回も、明るくてテンポの良い文章が心地よくて、愉しめました。
『脳は、56歳で一応の完成を見せ、その後63歳までかけて成熟する。63歳からの7年間は、ありとあらゆることに気づき、世の中を人生で一番楽しめる年代に当たる。』
なんとも嬉しい言葉。
また、『明日できることを今日するな』ともあり、" すでに実行中です " と、心の声(笑)
第1章『若さを気にするを捨てる』、第3章『子どもを気をするを捨てる』、第4章『老いと死を気にするを捨てる』、第6章『友を気にするを捨てる』は、それなりに実行できていると想う。
気になっていた第2章『ボケを気にするを捨てる』は、私の想いを覆してくれた。
『脳の心配より、体力の維持』より、『脳が衰えたんじゃなく、脳が身体の衰えに合わせてくれるのである。』
また、『60代は旅と習い事の好機』より、『60代の習い事は、実はめちゃくちゃエクセレントなのである。 なんせ、気づきの天才だから。 若い人の何倍もの気づきが起こり、本質にたどり着くのがとても速いのだ。』
などなど読んでいると、ボケを心配するよりも、こんな素晴らしい時期を楽しむ方が上だなと思えるように!!
さて、難関第5章『夫を気にするを捨てる』ですが・・・・・。
『夫のことばを裏読みしない』は、このまま続けるとして。 夫婦二人の自宅での過ごし方の参考になりました。
『まずは、プライベート時空の確保』(時空・・・時間と空間のこと)
『夫婦は「一緒にいる」に向かない仲』
『夫婦の愛着を養う「暮らしの気配」』
『共感は、恋を永遠にしてくれる』
など、面白く想いながら納得、やってみようと想いました。
これまで頑張ってきたご褒美として、ただ人生を楽しもう。 人に気を遣いすぎず、互いに自由に、でも、主人のことは大目にみて、ちょっと優しくしようと想えたこたが、この上なく嬉しいです。
投稿元:
レビューを見る
伊保子さんの本は「怪獣の名前は、、、」から始まって色々読んでおります。
ので 期待を裏切りらないと思って読みました。
ラジオで執筆中とおっしゃっていた本ですかね。
60目前の私には良きアドバイスのエッセンスが入っていまして 60代を楽しみに迎えられそうです♪
投稿元:
レビューを見る
要約
・28歳までで脳のインプット能力はピークを迎え、その後徐々に落ちる。しかし、アウトプットの能力は50代後半から60代になってピークを迎えるのではないか。
・60代になると、気付きの能力が、処理する能力を超える。こうなると、忘れる能力が必要になる。
・60代になって始める新しい習い事は、気付きが早いが忘れるのも早い。
・30代の子供にアドバイスをしてはいけない。28歳にインプット能力のピークを迎えた脳は、その後失敗を重ねて、処理能力の効率化(無駄な失敗をしないようになる)の時代となる。30代は失敗をすることに寄って学ぶ時代。30代の子供に、失敗をしないようにアドバイスをするのは逆効果。
・親が結婚について口を出して良いのは、すでに恋人がいる20代の若者に対してだけ。30代になると、いろんな心配事が増えるから、結婚するならさっさとしておくほうが良い。
・孫の心配はしてはいけない。
・失敗3か条:失敗を他人のせいにしない。過去の失敗をくよくよ言わない。未来の失敗を不安に思わない。
・夫婦の間で習慣(3時のお茶とか)を作るべし
・男は、帰宅の少し前に予告するべし
投稿元:
レビューを見る
60歳の私が読んで、本当に元気になりました。
「生殖の期間を終えた60歳は、もう正しく生きようとしなくていい」「60歳を過ぎたら、『若いね』という褒め言葉は禁忌にしよう。若さへの憧憬から抜けられなくなるから」「60歳をすぎると、美醜の差がなくなる。誰しも瞼が垂れ下がり、目が小さくなり、頬が弛み顎のラインが下がってくる。若い頃美しかった人は、そうでもなくなり、そうでもなかった人は、あまり変化がない。」
わかる!と連呼し、還暦の同窓会では、この本の話題ばかりをしていました。
投稿元:
レビューを見る
60歳になったら◯◯を気にするのをやめよう!というものをピックアップしている本。
やめようと言う言葉を、捨てると表現しているのも著者流なんだと思う。
この本を読んで早く60代になりたいと思ってくれたらと書いた一冊のようだ。
参考になった部分は
大人の習い事は、結果を急がない、他人と比べない、共に楽しめる仲間がいる。これがコツである。
周囲を多めに見よう。誰かが愚かに見えたら、まずはイライラを止め、口に出すか、本人が失敗して熟成するのを見守るか、冷静に選択すること。
3時までは声をかけないでねと言うのも棘があるから3時に一緒にコーヒーを飲みましょう。それまでは私は編み物に集中しちゃうわねというのが良いのでは
投稿元:
レビューを見る
NHKのふんわりパーソナリティの黒川伊保子先生の一冊。ラジオでお聞きしていて、なんて魅力的で素晴らしい人なんだろうと思っていました。
私たちは、地球というアトラクションに何年間という期限を決めてやってきた。脳はそのことを知っている。60歳まで生きてきたら、あとはいかに卒業を楽に迎えるかが最大のテーマで、老いは死を楽にするための脳が与えたプレゼントだ。
介護を経験してくると、黒川伊保子さんの言われてることがよくわかる。
ひとに薦めたい一冊です。