紙の本
三人の悪党
2023/05/13 21:03
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投稿者:ずっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑いあり,涙あり読み終えたあとの爽快感.浅田次郎さんの作品はどれも好きですが,この作品はストレス解消.疲れた心に染みわたります.家族の心の機微の表現も温かいです.
紙の本
最初期の作品
2024/02/11 10:07
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎最初期の作品ということで、作者時随分と思い入れがあったのだろうな何度も手を入れている。本作品は「完本」とのこと。作者浅田次郎はこの作品のあと出てくる「蒼穹の昴」や「壬生義士伝」で頂点を極めたのち、最近はその余燼で誤魔化しているような作品が多いが、処女作のこの作品は実にいきいきとしている。後の「歩兵の本領」や「プリズンホテル」につながるストーリーもあり微笑ましい。ストーリーはどれも浅田次郎らしいあざといばかりの技巧と名文句に満ちている。「英霊は戦さの象徴ではない。平和の異名である。」は内容の正否はともかく、この作者の数多い作品の中でも屈指の名文句である。作品ができたのが30年前という割にはあまり時代を感じさせないが、最終章のコンピューターの話はさすが古すぎて作品全体の出来を損なってしまっている。
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これではなく、もうすこし古い文庫で読んだ。
初期作らしく、勢い十分。
これは浅田氏本人の話だよなー、と巨頭ネタでまた笑った。
人間ってかわいいもんだな、と思う。
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3人の悪党という題名とは違っており、悪党は悪党でもそれぞれの正義があって、それぞれのやり方で実行していく3人の物語でした。それをまとめ上げているのが元刑事。型破りなこの刑事の存在があって3人が一つのチームになり、ある人からは悪事、ある人からは正義。とみられる行動を起こしていく。痛快でした。言葉遣いも3人とも違っているのが何とも面白かったです。映画になっても面白いだろうなと感じました。
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Newボスのオススメにて読了。ビジネス書を薦められるかと思ったら小説のド真ん中だったので、意外にも思いながら、読んでみるとお人柄に通ずる部分もあって、読書というのは面白いなとあらためて思いました。
しかし600冊以上本棚に登録してるのに、初・浅田次郎です。避けてた訳ではないのですが、読書の世界は広いですね。
前書きにもあるように、初版1992年、その頃の今を描いた作品であり、時代的にソフトスーツが流行だったりゼロ金利じゃなかったり。登場人物もパワハラとかセクハラとか当然だし、そもそも任侠の世界を描いてたりします。
「時代がかってるけどセリフの言い回しが良い」というご紹介を受けましたが、確かにカッコ良い。軽妙な展開も合わせて、エンタメ小説として楽しくサクッと読めました。
しかし、ボスから本著を薦めていただく、というのはどういうコトなのかなとも同時に思いました。教科書的な正しさではなく、生の人間関係の中での侠気的な正しさを仕事においても追求すべし、ってコトなのかしら。。
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過去にも読んだ事があるこの本。初版は30年余りも前に発行されたとの事で、今なら炎上する内容が満載(笑)
あまりにもバカバカしい場面もあれば、お涙頂戴の場面もあって、そうそう、これが浅田次郎さんだよな〜、と懐かしく思う。
嘘と真実をごちゃ混ぜにした点も浅田さんらしい。特にコンピュータに関わるくだりでは、ツッコミどころ満載だが、小説なのでね。
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なんか世界観に入り込めなくて、めちゃ読むのに時間かかってしまった。背景が全然違う3人が出てくるから、私の頭じゃ追えなかったのかな…
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義母から借りたシリーズ4作品目!
最初は世界観に入り込めなくて苦労したけど、3人の背景が分かるようになってからが面白かった!みんなそれぞれ個性的で良い。
特に1番最後の話が1番好きでした。ずっとパソコンで仕事してる父親もかっこいいけど、やっぱり一緒に遊んでくれる父親が良いよね。スケールが大きすぎるけどね…ってなりました。笑
面白くなってからは、続きが気になって一気に読んでしまいました。続きもゆっくり読んでいこう!
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戦中世代がまだいたりパソコンが激古だったり三島由紀夫が最近だったり任侠道が古いながらまだ生きていたり。一世代前ながら時代は変わっていると思う。