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わーーー、続きが気になりすぎる
冬まで待てないなぁ
イレーネには幸せになってほしいので次巻を期待!
戦闘シーンはイレーネがかっこ良すぎて、因縁も晴らせて本当によかった
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久々に続きが気になって買った本。
丁寧に書かれている小説。
ラノベでくくるには惜しい程に面白い。
途中まではラノベでよくありそうな設定で可哀想な主人公なんだけど、よくある下剋上って感じでもなく。
少しずつ惹かれ合ってるっぽいんだけど、結ばれるにはなかなか難しくね?っていうのがたまらない。
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結局5巻発売日まで読む勇気が出ずに積んでいたという。
そして、案の定、とてもとても細い綱の上を渡るような話を読むことになるという。
うん、知ってた。
サルティスのツッコミすら癒しにならないシリアス展開。
寧ろ、サルティスが厳しい現実を突きつけることも多かったような。
勘弁してくれ。
癒しは師弟の粘膜的接触シーン(おい語弊)だったやもしれない。
とんでもないシーンで終わっていた3巻からの続き。
弟子は何とか(上記の凄いシーンはあったものの)回復したが、異界の状況は寧ろ悪化しているという。
大蜘蛛戦だけでもお腹いっぱい(かつ満身創痍)なところに、宿敵四つ目の大蛇まで。
本当に勘弁してくれ!
実際、弟子が食われるという「はわわ」では済まない状況になり、師匠は禁じ手を使う展開に。
それに、禁じ手を使っても危機的状況は完全回避にまで至らず……いやもう読んでいて息苦しい展開が続く続く。
命がけの展開が続く続く。
師弟恋愛ファンタジーなのに命がけですよ。
恋愛とは命がけでするものだったか(哲学)
そんな絶望的な状況に、まさかサルティスを「剣」として使う展開が来るとは。
使ったのは師匠の危機にぶち切れた弟子の方。
驚いたと同時に胸アツ展開に「うおおお!」となるという(語彙力)
ただサルティスを使うには代償が必要で……これが次巻以降の伏線になりそうで今から怖い。
予想外に四つ目の大蛇は呆気なく退場となったが、それでも危機が去らないのがこの作品。
寧ろ厄介な能力を受け継いでしまった次代が登場。
早いんよ、登場が。
しかも、それが二人が元の世界に還る手段になるとは……予想できていなかったよ。
と、異界が凄まじいことになっているので息の詰まる4巻だったが、恋愛面ではきっちりターニングポイントとなった巻でもあったと思う。
前述の接触も勿論だが、一番はアイリーンから贈られた剣が折れたことと、師匠が魔法が使えない状態でぶっ倒れた点。
4巻冒頭とは逆に師匠が弟子に看病してもらう展開になったこの看病シーンが一番のターニングポイント。
師匠の漏れ出た本音と涙で、弟子のこれまでの価値観やら思い込みやら過去やらからの脱却、本当の「恋」を(これまでも多少自覚はしていたものの完全に)知った時の衝撃を、アイリーンの剣が折れた音をもって描いた点に痺れた。
殻が割れて、視界が開けて、彼はようやっと後戻りできないことに気付く。
4巻になってついに、ついに。
やっと「恋愛」濃くなってきたー!
全然安心できる状況ではないけれども。
弟子の過去からの脱却というか離別がアイリーンの剣が折れることに象徴されているのがまた……今回前半で王女の描写もあったのだが、以前彼女の底が知れたこともあって、今では哀れでならない。
もう彼女が選ばれることはなのが分かる。
だって剣はないのだから。
しかも跡形もなく砕け散ってる辺り、何を象徴しているのか自ずと知れようと���うもの。
哀れ。
という訳で、弟子の自覚を伴いつつ、まさかの帰還を果たした二人。
ただ師匠は魔法が使えない、弟子はサルティスの代償がどれだけ影響を及ぼすか分からない状況。
下手したら二人して使い物にならないという展開になりかねない5巻。
また読むのが怖くて積みそうですが、頑張る。
いい加減長くなったけれども、最後にこれだけ。
今回の本編ラストのイラストが見開きで、本文と被らせているのが最高に、もう本当に最高にエモかったです。
細かい所まで考え抜かれて作られているなと感じた次第でございます。