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英語勉強法の本、完全版、決定版と言っていいと思う。
自分も何年にもわたって英語の勉強をしたいと思いながらどこか手抜きできないかという甘い考えから、効率的な勉強法を探すという言い訳の元、数多くの勉強法の勉強をしてきた。しかしもう他を探す意味はないなと思わせてくれたのは本書が初めて。晴れて勉強を始めない言い訳は卒業して、あとは勉強するだけだ。
教材も学習スケジュールも全て指定されていて、あとはやるだけというお膳立てがすごい。これは分かりやすい。
筆者が理系だと強調されているが、理系文系はともかく合理的な勉強法だとは感じる。
逆にTOEICテスト対策としてのテクニック紹介についてはよく見るものばかりで浅めに感じる。
学習方法については、文法問題で誤答選択肢がなぜダメなのかの理由を説明するというのは初めてみたが重要だと感じた。これまで、見たことある/ない、という判断で感覚的に解いてきた分、正確な文法知識の習得に繋がる気がする。
あとは単語学習。質の高い単語帳はフレーズ単位で文法やコロケーションが自然と身につく。あとはお決まりの忘却曲線を意識するのだか、1日1周の超ハイペースリピートを前提とする勉強法はみたことがない。完璧主義に囚われている自分のようなタイプには慣れるまで時間がかかりそう。
オンライン英会話については金銭的な負担などから手が出ていないが、活用するにはよく復習して挑むことなどの忠告は有名YouTuberのAtsuも話していた。DMM英会話の記事は、記事の内容更新頻度、記事に対する質問や意見を求める質問がいいレベルで用意されていて活用したいと思う。
TOEIC800以上はTOEIC対策よりも本質的な英語力の養成が必要というのは自分も同じ考え。それまで英単語、構文、文法の暗記を中心とした学習だったのが、ここから急に雰囲気が変わる。800から900までの過程が最も難しいとはよく聞く。もちろん900後半から990を目指すのもまた違う難しさがある。
自分流のアレンジとして思い付いた代替案。
・オンライン英会話→瞬間英作文
・VOAの1日1記事→DMM英会話、NHKワールド、CNN
・Learn ebglish via listeningのシャドーイング→速読英単語シリーズのシャドーイング
900以上についてはコスパが悪過ぎるからあまり考えたくない。
英語学習を続けるならSWに挑むか、延長線上の英検か、専門的な工業英検とかに移行するか、趣味に近い形ならば国連英検、そんなところかな。
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TOEICの勉強の仕方をロジカルに教えてくれる本。前提を明確にした上で(例;スコア500点レベルの人が、700点に上げる場合)学習法を細部に落とし込み教えてくれるので、非常に信用できる内容であった。
この本の内容を信じて、ひとまず2ヶ月TOEICの勉強に取り組んでみようと思う。
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本書に基づいた学習はこれから始めるので、実際の効果検証は未了。だが、本書の通りにやればスコアが伸びるかもしれないと読者に思わせる論理的な明瞭さがあった。効果検証の結果また違う評価になるかもしれないが、良書の匂いがする。